「ただの本好き」だったはずが、いつしか国の運命を背負っていた――。大人気ビブリオ・ファンタジー『虫かぶり姫』。この記事では、侯爵令嬢エリアーナと王太子クリストファーの恋模様と宮廷の陰謀を、第1話から最新話まで、物語の核心に触れるネタバレを含めて徹底的に解説します。
「これから読もうか迷っている」「アニメの続きが気になる！」という方は、ぜひ参考にしてください。ただし、物語の重要な展開を多数含みますので、まっさらな状態で楽しみたい方はご注意を！
物語の魅力を知った後は、きっとあなたもページをめくる手が止まらなくなるはずです。
『虫かぶり姫』最新の配信状況と単行本情報
まず、現在の『虫かぶり姫』の配信状況をチェックしておきましょう。
- 分冊版（雑誌掲載分）：第62話まで配信中
- 単行本：第10巻まで発売中
物語はまだまだ続いており、これからますます目が離せない展開が待っています。アニメで描かれたのは物語の序盤。原作漫画では、さらに深く壮大な物語が広がっていますよ。
物語を彩る主要キャラクター紹介
壮大な物語を動かす、魅力的な登場人物たちを簡単にご紹介します。
- エリアーナ・ベルンシュタイン：本作の主人公。本をこよなく愛し「虫かぶり姫」のあだ名を持つ侯爵令嬢。王太子との婚約も、王宮書庫室への出入りのためと割り切っていましたが…。
- クリストファー・セルカーク・アッシェラルド：次期国王である王太子。エリアーナに「名ばかりの婚約」を持ちかけますが、その胸の内には深い愛情とある計画を秘めています。
この二人を中心に、侍従のアレクセイやグレン、謎多き青年アーヴィン、そして様々な思惑を抱えた貴族たちが登場し、物語に深みを与えています。
【序盤ネタバレ】偽りの婚約とすれ違う想い（第1話～第12話）
物語は、エリアーナがクリストファー王太子から「名ばかりの婚約者」になることを提案される場面から始まります。彼女の目的はただ一つ、王宮の書庫室で心ゆくまで本を読むこと。政治や恋に興味のないエリアーナは、その申し出を快く受け入れます。
しかし、穏やかな日々は長くは続きません。成長したクリストファーが、子爵令嬢アイリーンと親密にしている姿を立て続けに目撃。「ついに婚約解消の時が来た」と安堵するエリアーナですが、その心にはなぜかチクリとした痛みが走ります。実はこれこそ、アイリーンが仕掛けた巧妙な罠でした。
クリストファーへの恋心を自覚しないまま、エリアーナは宮廷の陰謀に巻き込まれていきます。クリストファーは彼女を守るために奔走しますが、その真意はなかなか伝わりません。この「誤解」と「すれ違い」が、二人の関係をただの契約から本物の絆へと変えていく、最初のきっかけとなるのです。
【中盤ネタバレ①】新たな出会いと深まる宮廷の陰謀（第13話～第33話）
宮廷内の騒動が一段落したのも束の間、エリアーナは狩猟祭で再び事件に巻き込まれます。そこで彼女を助けたのが、野性的な魅力を持つ謎の青年アーヴィンでした。
彼の登場は、物語に新たな風を吹き込みます。隣国との関係や王家の複雑な事情が絡み合い、エリアーナはこれまで以上に大きな政治の渦中へと身を投じることになります。クリストファーの知らないところでエリアーナを助けるアーヴィンの存在は、二人の関係に新たなスパイスを加えます。
同時に、宮廷内ではオーディン公爵をはじめとする反対勢力の陰謀が本格化。エリアーナの命が狙われるなど、事態はさらに深刻に。もはや彼女は「ただ本を読んでいるだけの令嬢」ではなく、国の未来を左右するキーパーソンとなっていたのです。
【中盤ネタバレ②】知識が国を救う！「灰色の悪夢」との戦い（第34話～第50話）
物語の大きな転換点となるのが、王国を襲った致死率の高い疫病「灰色の悪夢」の蔓延です。治療法が見つからず、多くの民が命を落としていく絶望的な状況の中、希望の光となったのはエリアーナの膨大な知識でした。
彼女は書庫室で読んだ数多の文献から、治療法のヒントとなる記述を発見。医師たちと協力し、ついに特効薬開発への道を切り開きます。これまで「世間知らずの本の虫」と揶揄されることもあった彼女の個性が、国を救う最大の力となった瞬間です。
この一件を通じて、エリアーナは民衆からの絶大な支持を得ると同時に、クリストファーも彼女が唯一無二のパートナーであることを再確認します。二人の絆は、公私ともに誰にも揺るがすことのできない、確かなものへと昇華されていくのでした。
【後半～最新話】明かされる過去と、二人の未来（第51話～最新話）
国を救った英雄となったエリアーナですが、物語はまだ終わりません。ここからは、彼女自身のルーツであるベルンシュタイン家の過去や、叔父アンドリューといった家族の物語が深く掘り下げられていきます。
クリストファーとの関係もより甘く、深まっていきますが、ちょっとした誤解からすれ違いが生まれるなど、恋愛模様からも目が離せません。穏やかな日常と、水面下でうごめく次なる陰謀の影。そのコントラストが読者を惹きつけます。
そして最新話では、シャロンやミレーユといった新たな令嬢たちの思惑が交錯し、国家間の取引や秘密が絡む、新たな波乱が幕を開けようとしています。盤石になったかに見えた二人の未来に、一体どんな試練が待ち受けているのでしょうか…？物語の続きは、ぜひご自身の目でお確かめください。
アニメはどこまで？原作漫画との違い
2022年に放送されたアニメ版『虫かぶり姫』は、原作コミックの3巻あたり、物語の序盤から中盤にかけての「偽りの婚約」から「アイリーンとの対決」までを丁寧に描いています。
そのため、アーヴィンの本格的な登場や、物語の核心に迫る「灰色の悪夢」編、そしてそれ以降の政治的な駆け引きやキャラクターの深掘りは、原作漫画でしか楽しめません。
アニメで『虫かぶり姫』の世界に魅了された方こそ、原作を読むことでキャラクターたちの細やかな心情や、より壮大な物語のスケールを体感できるはずです。ぜひ、漫画も手に取ってみてください。
『虫かぶり姫』ネタバレに関するよくある質問
Q：漫画の最新話は何話まで出ていますか？
A：雑誌掲載分の分冊版では第62話まで配信されています。単行本は第10巻まで発売中です。
Q：最終回はいつですか？完結していますか？
A：いいえ、物語はまだ完結しておらず、月刊コミックZERO-SUMにて連載中です。エリアーナとクリストファーの物語はまだまだ続きます。
Q：お得に漫画を読む方法はありますか？
A：電子書籍ストア「コミックシーモア」では、無料の試し読みやお得なクーポンを利用して作品を購入できます。下のリンクからぜひチェックしてみてください。
まとめ：誤解から始まる壮大な愛の物語を漫画で読もう！
『虫かぶり姫』は、単なるシンデレラストーリーではありません。エリアーナが「本が好き」という自分の個性を武器に、困難を乗り越え、国を動かし、真実の愛を育んでいく成長物語です。
最初は誤解とすれ違いから始まったクリストファーとの関係が、数々の事件を経て「信頼」と「愛情」に変わっていく過程は、読者の胸を熱くさせます。
アニメの続きが気になる方も、壮大なファンタジーを求めている方も、きっと満足できるはず。この機会に、エリアーナたちの物語を第1話からじっくりと追いかけてみませんか？
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