少年マンガ

薬屋のひとりごと小説版八巻のネタバレ。壬氏が、やりすぎた

壬氏が自分の腹に焼き印を押します。読んだとき「やりすぎだろ」と思いました。その後しばらくして「でもこの人ならやるな」とも思いました。この二つが同時に成立するのが壬氏というキャラクターで、八巻はその真骨頂です。碁が宮廷で流行る変人軍師・羅漢が...
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薬屋のひとりごと小説版七巻のネタバレ。「俺は、おまえを妻にする」

壬氏が猫猫にプロポーズをします。台詞は「俺は、おまえを妻にする」。「してください」でも「してほしい」でもなく「する」。断言です。これが壬氏のやり方で、読んでいて笑ってしまいました。ロマンティックなのかどうかよくわからないのですが、この人らし...
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薬屋のひとりごと小説版六巻のネタバレ。鳳仙が、死ぬ

六巻は三組の恋が同時に動く巻です。壬氏と猫猫、羅漢と鳳仙、里樹妃と馬閃。全部違う状況にある三組の、それぞれの決着と未決着が一冊に詰まっています。読み終えてずっと頭に残るのは、羅漢と鳳仙のことでした。鳳仙が亡くなる二巻で描かれた羅漢と鳳仙のす...
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薬屋のひとりごと小説版五巻のネタバレ。壬氏は皇弟じゃなかった

四巻で「壬氏は皇弟だった」という答えが出ました。五巻でその答えがひっくり返ります。これをやるか、という気持ちになります。一巻から積み上げてきた「謎が解けた」の足元を、次の巻でもう一段深く掘る。続きを読みたくなるのは当然で、この構造を作った人...
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薬屋のひとりごと小説版四巻のネタバレ。さよなら、子翠

作者の日向夏先生が「ここで終わらせるつもりだった」と話したことがある四巻です。読んでみると確かにわかる。一・二・三巻で積み上げてきたものが、この巻で一気に動く。でも読み終えた後に一番頭に残るのは、謎でも政変でもなく、子翠のことでした。子翠の...
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薬屋のひとりごと小説版三巻のネタバレ。壬氏は本当に宦官なのか問題、決着

漫画版の三巻は花街の心中騒ぎが中心でしたが、小説版の三巻はまったく別の話をしています。漫画版と小説版は同じ原作を元にしながら、テンポと編集が大きく異なります。小説は情報量が多く、漫画一冊に相当するような出来事が、小説では数章分に圧縮されてい...
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薬屋のひとりごと小説版二巻のネタバレ。猫猫の両親は、すれ違いすぎた二人

二巻の副題に「涙なしでは読めない」をつけるとしたら、それは猫猫の謎解きではなく、猫猫の両親の話のせいです。一巻は「猫猫が後宮で謎を解く」という構造でした。二巻もその構造は続きますが、並行して大きな縦糸が動き始めます。猫猫のルーツ、つまり彼女...
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薬屋のひとりごと小説版一巻のネタバレ。主人公は宮廷一、毒が好きな女

「薬屋のひとりごと」は、ライトノベル作家・日向夏さんが書いた中華風ファンタジーで、漫画版も二種類出ており、アニメ化もされています。累計発行部数は4500万部を超えています。そのくらい読まれている作品です。「後宮もの」「恋愛もの」のような棚に...