【注意】この記事は、漫画『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
原作・中西鼎先生、作画・enem先生が描く、壮絶な復讐劇『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』。閉鎖的な田舎町を舞台に、いじめによって姉を失った少女の復讐が、静かに、しかし確実に進んでいきます。
その胸が抉られるようなストーリー展開と、少女たちの危うい関係性に、心を掴まれた読者も多いのではないでしょうか。
この記事では、『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』の第1話から最新話までのあらすじと、気になる結末について、ネタバレありで徹底解説していきます。
「どんな話か知りたい」「読む前に結末が気になる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』の作品概要
『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』は、スクウェア・エニックスの漫画アプリ「マンガUP!」にて連載中のサスペンス作品です。原作は中西鼎先生、コミカライズはenem先生が担当しています。
- タイトル:さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
- 原作:中西鼎
- 作画:enem
- 出版社:スクウェア・エニックス
- 掲載誌:マンガUP!
- レーベル:ガンガンコミックスUP!
閉鎖的な田舎町で起こる陰湿ないじめと、そこから生まれる凄惨な復讐劇。そして、復讐を通して結びつく二人の少女の関係性を描いた、心を揺さぶる物語です。
【ネタバレ】『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』のあらすじ・結末
それでは、本作の物語の流れを核心に触れながら解説していきます。息をのむ展開の連続なので、心して読み進めてください。
物語の始まり:復讐を誓う少女・冥との出会い
舞台は山々に囲まれた田舎町・阿加田町。主人公の中川栞(なかがわ しおり)は、いじめが原因で不登校になっていました。彼の前に現れたのは、父の知人の娘だという佐藤冥(さとう めい)。彼女は栞の家に同居することになります。
心を閉ざしたミステリアスな少女・冥。彼女は栞に、この町に来た衝撃的な目的を告げます。
「3年前にこの町で自殺した姉・明里の復讐のため、姉を死に追いやった7人全員を殺す」
静かな瞳の奥に宿る、燃えるような憎悪。栞の日常は、この日を境に非日常へと塗り替えられていくのでした。
中盤:儀式と冷徹な復讐の幕開け
冥は、町に古くから伝わる「オカカシツツミ」という不気味な儀式を行います。蛇神をその身に宿すというその儀式は成功し、冥は人知を超えた力を手に入れます。その力を使って、冥は1日に1人ずつ、姉をいじめていた者たちへの復讐を冷徹に実行していきます。
自身もいじめの被害者である栞は、冥の境遇に共感し、いつしか彼女の共犯者となっていきます。しかし、次々と人が消えていく町の異様な雰囲気と、罪を重ねていく罪悪感に苛まれていくのでした。
復讐が進むにつれ、加害者たちの背景や町の住民たちの醜い隠蔽体質が暴かれていきます。この物語は、単純な勧善懲悪では終わりません。
クライマックス:復讐の代償と明かされる真実
物語はクライマックスに向けて一気に加速します。冥が手にした「オカカシツツミ」の力には、大きな代償が伴うことが示唆されます。それは、彼女の命そのものに関わるものでした。
さらに、冥が隠していた秘密や、復讐計画の裏に隠された本当の真実が明らかになります。復讐は、もはや二人の少女だけではコントロールできないほどエスカレートし、町全体を巻き込む大事件へと発展。復讐の果てに、彼女たちを待ち受ける運命とは一体…?
結末:二人の少女が選んだ最後の選択
すべての復讐を終えたとき、二人の少女は何を思うのでしょうか。
本作の結末は、読者の間で様々な解釈を呼んでいます。冥が儀式の代償を払い、栞もまた、ある選択をすることになります。それは、見る者によっては悲劇的なバッドエンドかもしれません。しかし、別の視点から見れば、いじめという地獄からようやく解放された、二人だけの救いのある結末と捉えることもできるでしょう。
彼女たちが迎える最期が「幸せ」だったのか、それとも「不幸」だったのか。その答えは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。読後、深く重い問いが心に残ることは間違いありません。
主要キャラクター紹介
本作の物語を動かす、二人の中心人物を紹介します。
中川 栞(なかがわ しおり)
本作の主人公。いじめが原因で不登校になっている男子高校生。気弱な性格でしたが、冥と出会い、彼女の復讐に協力する中で大きく変化していきます。冥に共感し、次第に特別な感情を抱くようになります。
佐藤 冥(さとう めい)
栞の家にやってきた謎の美少女。3年前に自殺した姉の復讐を果たすため、町にやってきました。冷静沈着で目的のためなら手段を選ばない冷酷さを持っていますが、栞と過ごすうちに人間らしい感情を見せるようになります。
本作の魅力と考察:いじめと復讐の果てにあるもの
『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』の魅力は、ただの復讐譚にとどまらない、そのテーマの深さにあります。
陰湿ないじめ、見て見ぬふりをする大人たち、閉鎖的なコミュニティの同調圧力。現代社会が抱える闇を、本作は容赦なく描き出します。復讐という行為は決して許されるものではありませんが、冥の行動にどこかカタルシスを感じてしまう読者も少なくないはずです。
「正義とは何か?」「許しとは何か?」
この物語は、私たちに重い問いを投げかけます。そして、いじめの被害者である栞と冥が、共犯関係を通して依存し合い、互いを唯一の救いとしていく姿は、痛々しくも美しいものです。過激な描写の中に描かれる、二人の少女の繊細な心の交流こそが、本作の最大の魅力と言えるでしょう。
『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』はどこで読める?
『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』は、各電子書籍サイトで配信中です。
特に、国内最大級の品揃えを誇るコミックシーモアなら、お得に購入できるキャンペーンが豊富なためおすすめです。今なら無料の会員登録で70%OFFクーポンがもらえるチャンスも!
もちろん、1巻の試し読みも可能です。まずは無料分を読んで、作品の雰囲気を確かめてみてはいかがでしょうか?
>>コミックシーモアで『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』を試し読みする
よくある質問
アニメ化やドラマ化はされていますか?
2025年現在、アニメ化やドラマ化などの映像化に関する公式発表はありません。今後の展開に期待しましょう。
漫画は全何巻ですか?完結していますか?
本作は現在「マンガUP!」で連載中であり、まだ完結していません。単行本は1巻まで発売されています。(2025年時点)
まとめ:胸糞注意!でも読む手が止まらない衝撃作
この記事では、『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』のあらすじや結末について、ネタバレありで解説しました。
いじめ、復讐、殺人…と、非常に重く「胸糞」なテーマを扱っていますが、それ以上に読者を引き込む強い力を持った作品です。二人の少女がたどり着く運命を、ぜひあなた自身の目で見届けてください。
少しでも気になった方は、ぜひコミックシーモアで試し読みから始めてみてください。きっと、あなたもこの物語の世界に引き込まれるはずです。