「武道館に立つ」というキラキラした夢の裏側で、アイドルたちは何を犠牲にしているのか？ 多田基生先生が描く『君は武道館に立てない』は、地下アイドルの壮絶な現実と、夢を追いかける少女たちの心の闇をえぐる衝撃作です。
この記事では、第1話から最新話（Stage30）までの物語の核心に触れるネタバレを、時系列に沿って徹底解説します。あまりにリアルで過酷な展開に、読む手が止まらなくなること間違いなしです。
【ネタバレ注意】
この記事には、『君は武道館に立てない』の重要な展開や結末に関する情報が含まれています。まだ読みたくない方は、ブラウザを閉じてください。まずは作品を読んでみたいという方は、お得なコミックシーモアでの試し読みがおすすめです。
『君は武道館に立てない』の作品概要と最新情報
『君は武道館に立てない』は、WEBマンガサイト「ゼノン編集部」にて連載中の、アイドル業界の暗部をリアルに描いた話題作です。
- 作者: 多田基生
- 出版社: コアミックス
- 連載媒体: ゼノン編集部
- 単行本: 最新5巻が2025年7月18日に発売
- Web連載: 最新話Stage30まで公開中（2025年7月時点）
2025年7月9日からは、ショートドラマアプリ「BUMP」にて実写ドラマも独占配信が開始され、ますます注目を集めています。
物語を彩る主要な登場人物たち
本作の物語は、夢と絶望の間でもがくアイドルたちの視点で描かれます。ここでは物語の中心となる3人のキャラクターを紹介します。
成島咲也加（なるしま さやか）
25歳の元地下アイドル。7年間の活動も実らずグループが解散し、年齢的な焦りから新グループ「SPLENDIDA!!」のオーディションに参加。「武道館」という最後の夢を追いかけるが、業界の汚い現実に心を蝕まれていきます。
岩田聖華（いわた せいか）
咲也加と同じ「SPLENDIDA!!」のメンバー。承認欲求が強く、美しさを保つために整形を繰り返しています。その費用を稼ぐため、パパ活や危険な仕事に手を染めてしまい、心身ともに追い詰められていくキャラクターです。
百々夢衣（もも ゆめい）
物語の中盤から登場する、別のグループ「Momiracle」のメンバー。家族の問題を抱えながらも、天性のアイドル性で人気を獲得していきます。しかし、その人気の裏では、過去のトラブルが彼女を脅かそうとしていました。
【ネタバレ】第1話から最新話までのあらすじを時系列で解説
ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。各章ごとに、彼女たちがどのように夢を追い、そして絶望の淵に立たされていくのかを追っていきましょう。
第1話〜Stage10：咲也加編「夢の始まりと絶望への入り口」
物語は、25歳の成島咲也加が所属していた地下アイドルグループの解散から始まります。これが最後のチャンスと信じ、敏腕プロデューサーが手がける新グループ「SPLENDIDA!!」に加入。しかし、そこは夢見ていたステージとは程遠い場所でした。
「売れるためなら何でもする」という運営の方針のもと、ギャラ飲みや枕営業といった汚い仕事が横行。咲也加は「武道館に立つ」という夢を人質に取られ、抗いながらも徐々に業界の闇に染まっていきます。純粋な夢は搾取され、メンバー間の信頼関係も崩壊。希望を胸に飛び込んだ世界で、咲也加の心は少しずつ壊れていくのでした。
Stage11〜Stage20：聖華編「美貌の代償と転落」
物語の視点は、メンバーの岩田聖華へと移ります。彼女は、ファンからの人気を得るために多額の費用をかけて整形を繰り返していました。その費用を捻出するためにパパ活に手を染め、さらにはノルマ達成のためにチケットを自腹で大量購入するなど、破滅的な行動に走ります。
借金は膨れ上がり、ついには同人AVへの出演といった、アイドルとして決して踏み越えてはならない一線を考え始めるまでに追い詰められます。「夢を叶えるための自己投資」が、いつしか彼女自身を破壊する行為へと変わっていく様は、読んでいて胸が苦しくなるほどです。
Stage21〜Stage30：夢衣編「新たな光と忍び寄る影」
グループ内の人間関係が悪化し、メンバーの脱退が相次ぐ中、物語は新たな局面を迎えます。百々夢衣（もも・ゆめい）を中心とした3人組「Momiracle」が結成され、SNSを駆使した戦略で一気に人気を獲得。ついに武道館への道筋が見え始めます。
しかし、光が強ければ影もまた濃くなるもの。夢衣の過去や家族のトラブルが週刊誌にすっぱ抜かれ、グループは最大の危機に直面します。最新話であるStage30のタイトルは「軋轢」。ようやく掴みかけた夢の前で、メンバー間の信頼関係に深い亀裂が生じ始めます。彼女たちはこの危機を乗り越え、武道館のステージに立つことができるのでしょうか…？
物語の結末は？今後の展開を考察
2025年7月時点で、物語はまだ完結していません。咲也加は、自分を搾取した業界への「復讐」を胸に秘めているようにも見えます。一方、人気絶頂の「Momiracle」は内部崩壊の危機に瀕しています。
果たして、誰かが武道館に立つことができるのか、それとも全員が夢半ばで散っていくのか。物語はまだ誰も予測できない結末に向かって進んでいます。このヒリヒリするような展開こそが、本作最大の魅力と言えるでしょう。
彼女たちの運命がどうなるのか、その行く末をぜひ本編で確かめてみてください。
実写ドラマ化！視聴方法について
『君は武道館に立てない』は、2025年7月9日より実写ドラマ化されています。視聴できるのは、ショートドラマアプリ「BUMP」のみの独占配信です。1話約3分で構成されており、サクサクと物語を楽しめます。
- 配信サービス: ショートドラマアプリ「BUMP」
- 配信形式: 独占配信
- 話数: 全30話
※2025年7月現在、DMM TVやNetflixなど、他の動画配信サービスでの配信は確認されていません。
よくある質問（FAQ）
Q. 漫画『君は武道館に立てない』は何巻まで発売されていますか？
A. 2025年7月18日に単行本第5巻が発売されました。Web連載はStage30まで進んでいます。
Q. ドラマはどこで見ることができますか？
A. ショートドラマアプリ「BUMP」での独占配信です。他のプラットフォームでは視聴できません。
まとめ：夢の代償を描く、心をえぐる物語
『君は武道館に立てない』は、単なるアイドル漫画ではありません。夢を追うことの尊さと、その裏に潜む残酷な現実を容赦なく描いた社会派ドラマです。
この記事であらすじを知って「もっと深く知りたい」「絵で読むとどうなるんだろう？」と感じた方は、ぜひ原作を手に取ってみてください。彼女たちの表情や息遣いから伝わる絶望と葛藤は、文字だけでは味わえない迫力があります。
コミックシーモアなら、無料の試し読みも可能です。この壮絶な物語の始まりを、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
