愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれませんネタバレ（第1話〜最新話まとめ）

※この記事は、漫画「愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれません」の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

「僕には、愛する人がいる」――契約結婚のはずだったのに、冷たいはずの夫の独占欲が止まらない…！

すれ違う二人のもどかしい恋模様を描いた大人気コミック『愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれません』。

この記事では、第1話から最新話までの気になる展開を、ネタバレありで徹底解説します。夫メイナードの言う「愛する人」の正体とは？二人の契約結婚の行方はどうなるのでしょうか？

物語の核心に迫っていきますので、結末が気になる方はぜひ読み進めてみてくださいね。

作品の基本情報

まずは『愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれません』の基本情報からご紹介します。

原作は春日部こみと先生による小説で、武桐千先生の美麗な作画によってコミカライズされ、多くのファンを魅了しています。切なくも甘い、極上のすれ違いラブストーリーです。

『愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれません』は、コミックシーモアをはじめとする主要な電子書籍ストアで配信中です。

2025年9月時点で、コミック版は5巻まで配信されています。物語も中盤に差し掛かり、二人の関係が大きく動き出す見逃せない展開が続いています。

「今すぐ読みたい！」という方は、コミックシーモアがおすすめです。無料の試し読みもできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

幼くして両親を亡くし、大切な弟と領地を守るため、感情を押し殺して生きてきた伯爵令嬢セラフィーナ。その毅然とした姿から、社交界では「鉄の伯爵令嬢」と呼ばれていました。

ある夜会で、彼女は公爵であるメイナードが何者かの罠にはめられているところを助けます。しかし、その出来事がきっかけで二人の間にあらぬ噂が立ち、セラフィーナは窮地に立たされてしまいます。

そんな彼女にメイナードが提案したのは、互いの利益のための「契約結婚」。
しかし、彼は結婚の条件としてこう言い放ちます。
「僕には愛する人がいる。だから君を愛することはない」と。

愛のない結婚を受け入れたセラフィーナ。しかし、共に暮らすうち、冷たいはずの夫の態度が少しずつ変化していき…。これは、長年のすれ違いと誤解から始まる、不器用な二人の溺愛ラブロマンスです。

ここからは、物語の核心に触れるネタバレ解説です。第1話からの流れを追っていきましょう。

物語は、セラフィーナが夜会で媚薬を盛られた公爵メイナードを助ける場面から始まります。この一件で「二人は親密な関係だ」という噂が社交界に広まり、セラフィーナの立場は危ういものに。彼女と領地を守るため、メイナードは責任を取る形で「契約結婚」を提案します。

しかし、彼はセラフィーナに「愛する人が別にいる」と告げ、これはあくまで利害の一致による「白い結婚」だと釘を刺すのでした。弟と領民を守るため、セラフィーナはその屈辱的な条件を飲み、二人の奇妙な結婚生活がスタートします。

結婚後もメイナードはセラフィーナに冷たい態度を取り続けます。しかし、セラフィーナは時折見せる彼の不器用な優しさや、寂しげな表情に気づき始めます。一方のメイナードも、毅然と振る舞いながらも領地や弟を深く愛するセラフィーナの姿に、次第に心を動かされていきます。

彼は婚外子として孤独な幼少期を過ごした過去があり、その時に出会った「忘れられない少女」をずっと想い続けていました。その少女こそが、彼が言う「愛する人」だったのです。

物語が大きく動くのは、セラフィーナが抱える「重大な秘密」が明らかになる場面です。実は彼女は心臓に病を抱えており、長くは生きられないかもしれないという運命を背負っていました。彼女が「鉄の伯爵令嬢」として感情を殺してきたのは、弟に心配をかけたくないという想いからだったのです。

ある日、無理がたたって倒れてしまったセラフィーナ。彼女の秘密を知ったメイナードは激しく動揺し、彼女を守りたいという強い想いを自覚します。この出来事をきっかけに、二人の関係は「契約」から「本物の愛情」へと変化していくのです。

メイナードがずっと探し続けていた「忘れられない少女」。そして、セラフィーナの記憶の片隅にも、幼い頃に出会った優しい少年の面影がありました。

すれ違い続けた二人の記憶が繋がるとき、12年越しの初恋の真実が明らかになります。メイナードが言っていた「愛する人」の正体を知ったとき、セラフィーナの心は…。

二人の恋の行方、そしてセラフィーナの病の運命は、ぜひご自身の目でお確かめください。感動のクライマックスがあなたを待っています。

セラフィーナ・ラングハイム: 本作のヒロイン。「鉄の伯爵令嬢」と呼ばれるほど気丈だが、心優しく、弟と領地を深く愛している。心臓に病を抱えるという秘密を持つ。
メイナード・アシュフォード: セラフィーナの契約夫で公爵。婚外子という出自から心に傷を負っている。一見冷徹だが、実は情に厚く独占欲が強い。
アスベル・ラングハイム: セラフィーナの最愛の弟。姉を心から慕っており、彼女の幸せを願っている。