【ご注意】この記事には、漫画『だって私は空っぽだから』の第1話から最新話までの重大なネタバレが含まれています。
まだ物語の結末を知りたくない方は、先に作品を読んでからお楽しみいただくことを強くおすすめします。
SNSのキラキラした世界に憧れる、ごく普通の女子大生。彼女が足を踏み入れたのは、華やかさと危険が隣り合わせの「港区」という迷宮でした…。
タナカトモ先生（原作）とらんこくみ先生（作画）が描く『だって私は空っぽだから』は、現代社会の闇と、承認欲求に揺れる若者のリアルを抉り出す衝撃作です。
この記事では、主人公・さちこの運命を追いながら、第1話から最新話までの詳細なあらすじと、気になる結末について徹底的にネタバレ・考察していきます。
『だって私は空っぽだから』はどこで読める？お得で安全な方法を紹介
『だって私は空っぽだから』は、現在「文春オンライン」で連載されており、コミックシーモアなどの電子書籍ストアで配信中です。
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『だって私は空っぽだから』の主な登場人物
物語を深く理解するために、まずは主要な登場人物たちをおさらいしておきましょう。
- 清川さちこ：本作の主人公。神奈川のいちご農家出身の地味な女子大生。SNSで見る華やかな世界に憧れ、港区の夜の世界に足を踏み入れる。
- 要リオナ：さちこの同級生。SNSで絶大な影響力を持つインフルエンサー。さちこをラウンジの世界へと誘うキーパーソン。
- 進藤：さちこが働くラウンジの経営者。紳士的な仮面の下に、女性たちを巧みに利用しようとする冷酷な一面を隠している。
- 名越（奏）：さちこが大学で好意を寄せる男性。彼の存在が、さちこの行動や心理に大きな影響を与えることになる。
【全話ネタバレ】『だって私は空っぽだから』のあらすじを時系列で解説
ここからは、さちこがたどる運命を、物語の時系列に沿って詳しく解説していきます。
序章：空っぽな私と「港区」への憧れ
神奈川のいちご農家で育った清川さちこ。上京し大学生活を始めたものの、周囲に馴染めず、SNSで同級生・要リオナのキラキラした投稿を眺めるだけの空虚な毎日を送っていました。
そんなある日、高額バイトの詐欺に遭いかけたところをリオナに助けられます。この出会いをきっかけに、さちこはリオナから「ラウンジ」での仕事を紹介され、憧れていた華やかな世界への扉を開くことになります。
転落の始まり：ラウンジ嬢としての葛藤と甘い罠
ラウンジで働き始めたさちこは、これまで経験したことのない煌びやかな世界に高揚感を覚えます。しかし、そこは見た目の価値が全てであり、客からの評価に一喜一憂する過酷な場所でした。
オーナーの進藤をはじめ、優しく接してくる男性たちの裏の顔に、さちこは気づいていません。高価なプレゼントや甘い言葉に心を許していくうちに、彼女は危険な罠へと少しずつ誘い込まれていきます。
加速する欲望：美容整形、借金、そしてパパ活へ
「もっと綺麗になれば、もっと稼げる」——同僚たちの言葉に煽られ、さちこは高額なエステや美容医療に手を出し始めます。外見を磨くことで一時的な自信を得ますが、その費用はあっという間に彼女の生活を圧迫。
金銭的に追い詰められたさちこは、ついに「パパ活」という禁断の領域に足を踏み入れてしまいます。進藤らに巧みに操られ、心も身体も蝕まれていくさちこ。彼女の中の「空っぽ」な部分は、埋まるどころか、さらに大きな闇を呼び込んでいくのでした。
心と体の崩壊：失われる光と深まる孤独
夜の世界にのめり込むほど、さちこは大学での居場所を失い、友人たちとの溝も深まっていきます。想いを寄せていた名越にもラウンジで働いていることを知られ、軽蔑の眼差しを向けられてしまいます。
信じていた人々に裏切られ、心身ともに限界を迎えるさちこ。薬物、暴力、そして盗撮の恐怖…。次々と襲いかかる絶望的な状況に、彼女の精神は少しずつ壊れていきます。
【結末考察】さちこの運命は？最終回に待ち受けるものとは
物語は現在も「文春オンライン」で連載が続いており、確定した最終回はまだ描かれていません（2025年9月現在）。
さちこを待ち受ける結末については、様々な憶測が飛び交っています。「実家に帰り、全てをリセットする」「精神的に完全に崩壊してしまう」、あるいは「最悪の選択をしてしまう」など、読者の間では衝撃的な展開を予想する声も少なくありません。
また、港区編の後の「投資編」では、また別の女性が現代社会の罠にはまっていく様子が描かれており、物語の世界はさらに広がりを見せています。
果たして、空っぽだったさちこが最後に手にするものは何なのでしょうか。救いはあるのか、それとも…。彼女が下す最後の決断は、ぜひご自身の目で見届けてください。
『だって私は空っぽだから』の感想・見どころ
本作の最大の魅力は、その圧倒的なリアリティです。SNSの普及によって誰もが「見られる」側になった現代。承認欲求を満たすために自分を見失っていくさちこの姿は、決して他人事とは思えません。
「自分も、一歩間違えればこうなっていたかもしれない…」
そんな風に読者の胸を抉る鋭い描写は、現代社会に潜む格差や搾取といった問題を浮き彫りにします。ただの転落劇ではなく、社会派ドラマとしての深みも持っているのが、多くの読者を惹きつける理由でしょう。
読み進めるのが辛くなるほどの展開もありますが、だからこそ目が離せない。この物語が問いかけるテーマについて、ぜひ考えてみてください。
まとめ：衝撃の物語をその目で確かめて
『だって私は空っぽだから』のネタバレ・あらすじを最新話までご紹介しました。
憧れから始まったさちこの転落劇は、私たちに多くのことを問いかけます。彼女がたどり着く結末は、まだ誰にもわかりません。
少しでも気になった方は、ぜひコミックシーモアで第1話から読んでみてください。息をのむ展開の連続に、ページをめくる手が止まらなくなるはずです。
