愛して病まないまといちゃん｜全話ネタバレまとめ（第1話〜最新話）

※この記事は、漫画『愛して病まないまといちゃん』の重大なネタバレを含みます。まだ読み進めていない方は、物語の楽しみを損なう可能性があるためご注意ください。

「あなたの全部、私のものにしてあげる――」

ちより先生が描く、歪で切ないラブ・サスペンス『愛して病まないまといちゃん』。主人公・纏（まとい）の異常なまでの執着心と、彼女を取り巻く謎多き青年たちとの関係が、多くの読者の心を掴んで離しません。

この記事では、第1話の衝撃的な始まりから、謎が謎を呼ぶ最新話までの展開を、時系列に沿って徹底的に解説します。物語の核心に迫るネタバレが満載ですので、読了済みの方や、どうしても続きが気になる方だけお進みください。

『愛して病まないまといちゃん』の作品概要

『愛して病まないまといちゃん』は、小学館の『ベツコミ』で連載中の、ちより先生による人気漫画です。純粋な恋愛物語かと思いきや、メンヘラ、依存、ミステリーといったダークな要素が絡み合い、一度読んだら抜け出せない独特の世界観が魅力です。

『愛して病まないまといちゃん』は、各電子書籍ストアで配信中です。特に、品揃えが豊富でキャンペーンも充実しているコミックシーモアがおすすめです。

今なら無料の試し読みもできるので、まずは物語の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか？

2025年現在、マイクロ（分冊版）が最新話まで配信されています。物語の核心に触れる前に、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

ここから先は、『愛して病まないまといちゃん』の物語の核心に触れるネタバレ解説が始まります。

登場人物たちの運命、衝撃的な展開、そして最新話までの流れをすべて明かしています。

「まだ結末を知りたくない」「自分のペースで読みたい」という方は、この先へ進むのをお控えください。

準備はよろしいですか？それでは、まといの歪んだ愛の物語を紐解いていきましょう。

物語は、主人公・纏（まとい）の異常なまでの執着から始まります。彼女の愛はどこへ向かい、どんな真実が待ち受けているのでしょうか。

物語の冒頭、主人公の纏（まとい）は、愛する星乃（ほしの）にヤリ捨てされた過去から、彼に異常なほど依存していました。「星乃くんがいないと生きていけない」――そんな彼女の日常は、常に不安定で危ういものでした。

しかしある日、彼女の前に現れたのは、まるで“少年時代の星乃”のような別の存在。この出会いをきっかけに、今まで自分が愛していた星乃が「ニセモノ」だったのではないかという、恐ろしい疑惑が浮上します。物語は冒頭から、先の読めないミステリーの様相を呈し始めるのです。

物語が進むにつれ、まといはもう一人の重要な男性・彼方（かなた）と心を通わせていきます。しかし、まといの幸せを阻むかのように、「ニセモノの星乃」が二人の間に介入。星乃は未来を予見するような言動を見せ、彼方の記憶や家族、人生そのものを「奪われたもの」として苦しめます。

まといは彼方を支えようとしますが、星乃の執着はエスカレートし、狂気を帯びていきます。愛と憎しみが渦巻く三角関係はますます深刻化し、読者は息をのむ展開に引き込まれていきます。

星乃の介入により精神的に追い詰められたまといは、ついに自らの部屋に火を放つという絶望的な行動に出てしまいます。炎の中で意識を失うまとい。そんな彼女を命がけで救い出したのは、彼方でした。

この事件をきっかけに、二人はすべてを捨て、誰も知らない土地で新しい生活を始めることを決意します。過去から逃れるように始まった二人だけの穏やかな日々。しかし、その幸せは長くは続きませんでした。

二人だけの静かな生活にも、過去の影は静かに、しかし確実に忍び寄ります。最新話では、二人が暮らす家の玄関に現れる不穏な人影…。それは、決して逃れることのできない星乃の執着なのでしょうか。

物語はクライマックスに向けて加速していきます。「彼方の正体」や「星乃の謎」、「時間の歪み」といった散りばめられた伏線が、これからどのように回収されていくのか。読者の想像力を掻き立てる、緊迫した展開が続いています。

この物語を動かす3人のキャラクターの関係性は、非常に複雑で危ういものです。

纏（まとい）：本作の主人公。星乃への強い依存と執着を抱えるメンヘラ気質の少女。彼方と出会い、本当の愛を知っていくが、過去の呪縛に苦しめられる。
星乃（ほしの）：まといが執着する謎多き青年。大人びた「ニセモノ」と、純粋な「少年」の二つの側面を持つ。彼の正体と目的が物語最大の鍵を握る。
彼方（かなた）：まといの前に現れたもう一人の青年。優しく誠実な性格で、まといを深く愛し、彼女を星乃の呪縛から救おうと奮闘する。しかし、彼自身もまた、奪われた過去という重荷を背負っている。