【注意】この記事は、マツダミノル先生の漫画『兄だったモノ』の重大なネタバレを含みます。未読の方は、物語の楽しみを損なう可能性があるためご注意ください。
歪で、おぞましく、それでいてどこか美しい。死んだ兄、その元恋人、そして妹である主人公。この奇妙な三角関係を描く『兄だったモノ』は、多くの読者をその沼に引きずり込む魅力を持っています。
「結末はどうなるの?」「あの伏線の意味は?」「聖って結局何者?」
そんなあなたの疑問に答えるべく、この記事では第1話から最新話までのあらすじと重要なネタバレを徹底解説。物語の核心に迫る考察もお届けします。
『兄だったモノ』結末は?一言でわかるネタバレ要約
物語の核心は、主人公・鹿ノ子が、亡き兄・騎一郎の元恋人・聖を奪うため、兄の「代替」になろうとすることです。しかし、聖の背後には異形の「兄だったモノ」が憑いており、3人の関係は常軌を逸した領域へと踏み込んでいきます。聖は穏やかな見た目とは裏腹に、他者を破滅させる危うさを秘めた人物。物語は「執着」「代替」「記憶」をテーマに、恋愛ドラマの皮を被ったサイコホラーとして展開し、誰も予測できない結末へと向かっていきます。
『兄だったモノ』の作品情報と配信状況
まずは『兄だったモノ』の基本的な情報をおさらいしましょう。
- 作者:マツダミノル
- 掲載誌:GANMA!(隔週更新)
- 単行本:既刊7巻(2025年9月時点)
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アニメ化・実写化はしてる?
2025年9月現在、『兄だったモノ』のアニメ化や実写ドラマ化に関する公式発表はありません。この独特な空気感と心理描写は原作漫画でしか味わえません。今後のメディア展開に期待しましょう。
物語を彩る主要登場人物
この物語は、主に3人の歪な関係性を軸に進んでいきます。
- 鹿ノ子(かのこ):本作の主人公。病死した兄・騎一郎の元恋人である聖に、禁断の恋心を抱く少女。聖を手に入れるため、危うい賭けに身を投じます。
- 中眞 聖(なかま ひじり):騎一郎の元恋人。物腰が柔らかく、儚げな美女ですが、関わる人間を惹きつけ、堕としてしまう魔性の一面を持っています。騎一郎の遺骨を手放さずにいます。
- 騎一郎(きいちろう):鹿ノ子の兄で故人。生前は聖と恋人関係にありました。死後、鹿ノ子にしか見えない異形の存在「兄だったモノ」として聖の背後に現れます。
【ネタバレ】『兄だったモノ』の時系列あらすじを完全解説
ここからは、物語の核心に触れるネタバレ解説です。第1話から最新話までの流れを、章ごとに追っていきましょう。
序盤(第1話〜第8話):鹿ノ子と聖、そして「兄だったモノ」との賭け
物語は、主人公・鹿ノ子が、亡き兄・騎一郎の墓参りで、兄の元恋人・聖と出会う場面から始まります。聖が今も兄の遺骨を手元に置いていることを知った鹿ノ子は、彼女に強く惹かれていきます。
しかし、鹿ノ子には聖の背後にまとわりつく、おぞましい「何か」が見えていました。それは、兄の面影を持つ異形の存在――「兄だったモノ」。
鹿ノ子はその存在を前に、大胆な賭けを持ちかけます。「聖さんが私を女として見てくれたら、私の勝ち」。こうして、死者と生者による、一人の女性を巡る歪な三角関係の幕が上がるのです。
過去編(第9話〜第23話):聖が抱える“毒”と騎一郎との関係
物語は過去へと遡り、聖と騎一郎の関係性が描かれます。一見、理想のカップルに見えた二人。しかし、聖には人を惹きつけては破滅させる「毒」のような性質があることが示唆されます。彼女の周りでは、なぜか人がいなくなったり、忘れられたりする……。
聖は、他者から「代替」を求められ続け、それに応えることでしか自己を保てなかった悲しい過去を抱えていました。彼女は純粋な被害者なのか、それとも人を狂わせる悪女なのか。読者はここで、聖というキャラクターの底知れない魅力と恐ろしさに引き込まれていきます。
中盤(第24話〜第54話):騎一郎の“代替”となる鹿ノ子と変化する関係
聖を振り向かせるため、鹿ノ子は驚くべき行動に出ます。それは、兄・騎一郎の言動や仕草を完璧に真似て、聖に近づくことでした。兄の「代替」となることで、聖の心に入り込もうとしたのです。
この危険な試みは、確かに聖の心を揺さぶります。しかし同時に、鹿ノ子自身のアイデンティティをも揺るがし始めます。一方、「兄だったモノ」は、時に鹿ノ子を脅し、時に守るような不可解な行動を見せ、その正体はますます謎に包まれていきます。
クライマックスへ(第55話〜第76話):新たな登場人物と深まる謎
物語は新たな局面へ。聖の過去を知る人物や、彼女に異常な執着を見せる鬼頭(きとう)といった新キャラクターが登場し、3人の関係はさらに複雑化・暴走していきます。
特に鬼頭の登場は、物語に新たな緊張感をもたらし、聖の持つ危うさを一層際立たせます。作中には『星の王子さま』や『山椒魚』といった文学作品が引用され、「愛とは何か」「執着とは何か」というテーマがより深く掘り下げられていきます。
最新話までの展開(第77話〜):加速する物語とそれぞれの思惑
物語は最終章に向けて一気に加速。聖、鹿ノ子、鬼頭、そして「兄だったモノ」の思惑が複雑に絡み合い、息もつかせぬ展開が続きます。
聖が本当に求めているものは何なのか。鹿ノ子は「代替」から抜け出し、自分自身として聖と向き合えるのか。そして、「兄だったモノ」の正体とは…?
多くの謎と伏線が収束に向かう中、物語は誰もが予想しなかった地点へと突き進んでいきます。結末がどうなるのか、その衝撃的な答えは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
【考察】『兄だったモノ』の伏線と謎を深掘り
『兄だったモノ』は、多くの謎と伏線が散りばめられており、読者の考察を誘います。ここでは特に重要な2つの謎について深掘りしてみましょう。
謎1:「兄だったモノ」の正体は本当に騎一郎なのか?
作中で「アレ」は騎一郎の姿をしていますが、その言動は生前の彼とはかけ離れているようにも見えます。果たして「アレ」は、騎一郎の幽霊なのでしょうか? それとも、鹿ノ子や聖の執着が生み出した幻覚、あるいは全く別の怪異なのでしょうか。この曖昧さが、物語に得体の知れない恐怖を与えています。
謎2:聖の「毒」の正体とは?
聖は、家族に問題を抱える人間を無意識に惹きつけ、彼らを依存させ、最終的に破滅に導く性質を持っています。彼女自身が意図しているのか、それとも無自覚なのか。彼女の過去に何があったのか。聖の持つ「毒」の正体は、この物語最大の謎の一つと言えるでしょう。
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『兄だったモノ』に関するQ&A
- Q. 『兄だったモノ』は完結していますか?
- A. 2025年9月現在、GANMA!にて連載中です。物語はクライマックスに近づいており、今後の展開から目が離せません。
- Q. グロい描写はありますか?
- A. 直接的なゴア表現は少ないですが、精神的に追い詰められるような心理的ホラー要素が強い作品です。おぞましい異形のデザインなど、人によっては不気味に感じる描写が含まれます。
- Q. どんな人におすすめですか?
- A. 単純な恋愛漫画では物足りない方、人間の執着や狂気を描いたサイコホラー、百合要素のある作品が好きな方、考察が捗るミステリアスな物語を求めている方におすすめです。
まとめ:歪な愛の物語『兄だったモノ』のネタバレと考察
この記事では、マツダミノル先生の『兄だったモノ』について、第1話から最新話までのネタバレあらすじと考察をお届けしました。
死んだ兄の「代替」になろうとする妹・鹿ノ子と、魔性の元恋人・聖、そして謎の存在「兄だったモノ」。彼らが織りなす物語は、読者の倫理観を静かに揺さぶります。
果たして彼らの関係はどこに行き着くのか。その結末を見届けるためにも、ぜひ原作を手に取ってみてください。コミックシーモアなら、お得にこの沼にどっぷり浸かることができますよ。