【ネタバレ注意】この記事は、漫画『君の全てを奪いたい』の第1話から最新話（244話）までの重大なネタバレを含みます。まだ読み進めていない方はご注意ください。壮大な復讐劇の全貌を、結末の考察まで含めて徹底的に解説していきます。（※2025年8月29日時点の情報です）
皇太子の婚約者の座を奪われた公女メーデイア。しかし、運命のいたずらか、彼女は自分から全てを奪った令嬢プシュケーと体が入れ替わってしまいます。
「君の全てを奪いたい」――その強烈なタイトルが示す通り、本作は愛憎、裏切り、権謀術数が渦巻く、息もつかせぬダークファンタジーです。
この記事を読めば、複雑に絡み合った物語の全貌、登場人物たちの思惑、そして衝撃的な結末への道のりがすべてわかります。
『君の全てを奪いたい』の基本情報
『君の全てを奪いたい』は、韓国のウェブトゥーンが原作のフルカラー縦読み漫画です。日本ではLINEマンガなどで配信され、その重厚なストーリーと美麗な作画で多くのファンを魅了しています。
- 作品名: 君の全てを奪いたい
- 原作: SAM
- 原作（韓国）: 하루만 네가 되고 싶어 (Your Throne)
- ジャンル: ファンタジー、復讐、宮廷ロマンス
緻密に練られたストーリーと、善悪では割り切れないキャラクターたちの魅力に引き込まれること間違いなし。まだ読んだことがない方は、まずはこちらから試し読みしてみてください。
物語を彩る主要登場人物
『君の全てを奪いたい』の魅力を語る上で欠かせないのが、複雑な人間関係を織りなす登場人物たちです。ここでは物語の中心となる4人を紹介します。
メーデイア・ベリアード
ベリアード公爵家の才色兼備の公女。次期皇太子妃の座を確実視されていましたが、プシュケーにその座を奪われ、復讐を誓います。頭脳明晰で目的のためなら手段を選ばない冷徹さを持っていますが、その内には深い孤独と信念を秘めています。
プシュケー・ポリー
ポリー伯爵家の令嬢で、誰からも愛される天使のような少女。皇太子イアロスの婚約者に選ばれますが、メーデイアと体が入れ替わってしまいます。当初は無力で純真なだけに見えましたが、物語が進むにつれて、彼女の中に眠る「神聖な力」と強い意志が覚醒していきます。
イアロス・オロ・エペラント
エペラント帝国の皇太子。完璧な王子に見えますが、その本性は計算高く冷酷。メーデイアとプシュケー、二人を手玉に取り、自らの野望のために利用しようと画策する、物語最大の黒幕の一人です。
ヘリオ・トロピウム
トロピウム侯爵家の若き当主で、メーデイアの幼馴染。メーデイアに絶対的な忠誠を誓い、彼女のためならばどんな汚い仕事も厭わない騎士です。メーデイアへの複雑な想いを抱えながら、彼女の最も信頼できる剣として暗躍します。
【時系列ネタバレ】1話から最新話までのあらすじを完全解説
ここからは、物語の核心に迫るネタバレ解説です。壮大な物語を4つのパートに分けて、時系列で追いかけていきましょう。
復讐の幕開け！全てを奪われた公女の逆転劇（1話～20話）
物語は、ベリアード公爵家の公女メーデイアが、皇太子イアロスの婚約者の座をプシュケーに奪われる衝撃的なシーンから始まります。全てを失い、絶望の淵に立たされたメーデイアは、プシュケーへの復讐を決意。
しかし、神のいたずらか、祈りを捧げたメーデイアは、なんと宿敵プシュケーと体が入れ替わってしまいます。
メーデイアはプシュケーの身体を手に入れたことを好機と捉え、天使の仮面を被りながら、皇太子の寵愛を受ける立場を利用して復讐計画を水面下で進め始めます。一方、突然メーデイアの身体になったプシュケーは、戸惑いながらも過酷な運命に立ち向かうことになります。
偽りの仮面と新たな同盟！権謀術数が渦巻く宮廷（21話～100話）
プシュケーとして振る舞うメーデイアは、その卓越した知略で宮廷内の権力構造を巧みに操り、イアロスや他の貴族たちを翻弄します。彼女は、城壁崩壊事件や暗殺未遂といった数々の危機を利用し、自身の立場を盤石なものにしていきます。
この過程で、メーデイアの忠実な騎士ヘリオとの関係もより深く描かれます。彼は入れ替わりに気づきながらも、メーデイアへの忠誠を貫き、彼女の計画を支える重要な駒となります。
一方、メーデイアの身体で生きるプシュケーもただ無力なだけではありませんでした。彼女の中に眠っていた「治癒」などの神聖な力が徐々に覚醒し、メーデイアとは違う形で人々を惹きつけ、独自の味方を増やしていくのです。二人のヒロインは、敵対しながらも、見えざる大きな陰謀に立ち向かうために、奇妙な協力関係を築き始めます。
暴かれる陰謀！皇太子イアロスの真の顔とは？（101話～180話）
物語が中盤に差し掛かると、皇太子イアロスの恐ろしい本性が徐々に明らかになります。彼の優しく完璧な仮面の下には、帝国そのものを支配しようとする冷酷な野望が隠されていました。彼は皇帝の病状を悪化させ、教会と対立し、邪魔者を次々と排除していきます。
メーデイアとプシュケーは、イアロスという共通の敵を打倒するため、本格的に協力。メーデイアは政治的な駆け引きや武闘会でその才覚を発揮し、プシュケーは神聖な力で民衆の支持を得ていきます。
しかし、イカロスの策略は巧妙で、二人は何度も窮地に立たされます。信頼していた仲間からの裏切り、暴走するプシュケーの力、そして明らかになるそれぞれの過去の因縁。物語はより複雑に、そしてよりダークに展開していきます。
頂点への道！女帝誕生か？物語は最終局面へ（181話～最新244話）
長きにわたる権力闘争は、ついに最終局面に突入します。皇帝の死、教皇の暗躍、そしてイアロスの陰謀が頂点に達する中、メーデイアは帝国を救うため、そして自らの野望を果たすために、驚くべき一手を打ちます。
それは、自らが帝国の頂点に立つという、誰も予想しなかった道でした。
最新話に至る展開では、メーデイアが実権を掌握し、戴冠式を思わせる重要な局面が描かれます。彼女は果たして女帝となれるのか？イアロスとの最後の戦いの行方は？そして、元の身体に戻ることはできるのか？物語は息をのむクライマックスへと向かっており、一瞬たりとも目が離せません。
物語の重要伏線と今後の結末考察
『君の全てを奪いたい』には、多くの伏線が散りばめられています。ここでは特に重要なポイントと、そこから考えられる結末を考察します。
- 身体の入れ替わりの謎: なぜ二人は入れ替わったのか？これは単なる偶然なのか、それとも神や何者かの意図が介在しているのか。この謎の解明が、元の身体に戻る鍵となるでしょう。
- プシュケーの神聖な力の正体: 彼女の力はどこから来るのか？そして、力を使うことによる代償とは何か？この力が、最終決戦で重要な役割を果たすことは間違いありません。
- イアロスの真の目的: なぜ彼はそこまでして権力に執着するのか。彼の過去に何があったのか。彼の動機が完全に明らかになった時、物語は本当の結末を迎えるはずです。
- メーデイアとヘリオの関係: 主従を超えた強い絆で結ばれている二人。メーデイアが帝国の頂点に立った時、ヘリオとの関係はどうなるのか。恋愛に発展するのか、それとも最後まで忠実な騎士であり続けるのか、ファンの注目が集まっています。
最終的な結末として考えられるのは、メーデイアが女帝として帝国を統治し、イアロスを断罪する未来です。しかし、その過程で大きな犠牲が伴う可能性も否定できません。あるいは、プシュケーと共に新たな国の形を築くという、予想を超えた結末も待っているかもしれません。
『君の全てを奪いたい』ネタバレまとめ
この記事では、『君の全てを奪いたい』の第1話から最新話までの壮大なストーリーをネタバレありで解説しました。
- 序盤: メーデイアとプシュケーの体が入れ替わり、復讐劇が始まる。
- 中盤: 偽りの仮面の下で、二人は協力関係を築き、皇太子イアロスの陰謀に立ち向かう。
- 最新話: メーデイアが帝国の頂点を目指し、物語は最終決戦へ。
ただの復讐劇に留まらない、緻密なストーリーとキャラクターたちの心理描写が本作の最大の魅力です。悪女メーデイアが見せる人間味、聖女プシュケーの成長、そして彼らを取り巻く人々の思惑が複雑に絡み合い、読者を飽きさせません。
文字で読むだけでは伝わらない、美麗なアートとキャラクターたちの繊細な表情の変化は、実際に漫画を読んでこそ味わえるもの。この壮大な物語の結末を、ぜひあなた自身の目で見届けてください。
『君の全てを奪いたい』は、コミックシーモアでお得に読むことができます。無料試し読みも充実しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください！
