煩悩まみれの罰当たりラブコメディ、吉岡公威先生が描く『てんぷる』。その魅力は、個性豊かなヒロインたちと主人公・赤神明光が繰り広げる、笑いあり、お色気あり、そして時折キュンとくる真剣な恋愛模様にあります。
この記事では、そんな『てんぷる』の第1話から最新話(第119話)までの壮大な物語を、重要なポイントを押さえながら徹底的にネタバレ解説します!
「これまでの話を振り返りたい」「気になっていたあのシーンはどうなった?」そんなあなたの疑問にすべてお答えします。物語の核心に触れますので、未読の方はご注意ください。
【ご注意】この記事には『てんぷる』第1話から最新話までの重大なネタバレが含まれています。ご自身の判断でお読みください。
『てんぷる』とは?作品の基本情報
『てんぷる』は、漫画家・吉岡公威先生による作品で、2018年から講談社の漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載がスタートしました。女たらしの家系に生まれた主人公が、ストイックに生きるため出家した先が、なんと美少女だらけの尼寺だった…という斬新な設定で人気を博しています。
2023年にはTVアニメ化もされ、その人気はさらに加速。単行本は2025年9月現在、第13巻まで発売されており、ドタバタコメディと真剣な恋愛模様が絶妙なバランスで描かれるストーリーから目が離せません。
主要キャラクターと複雑な関係性
『てんぷる』の魅力は、なんといっても個性あふれるキャラクターたち。物語を彩る主要な登場人物をご紹介します。
- 赤神 明光(あかがみ あけみつ):本作の主人公。女好きの父に嫌気がさし、煩悩を断ち切るため出家を決意。しかし、入った三日月寺で美少女たちに囲まれ、日々煩悩と格闘することに。根は真面目で誠実な青年です。
- 蒼葉 結月(あおば ゆづき):本作のメインヒロイン。三日月寺に住む三姉妹の次女。真面目で責任感が強いが、少しツンデレな一面も。明光とは反発しあいながらも、次第に惹かれていきます。
- 蒼葉 月夜(あおば つくよ):三姉妹の長女。おっとりとした性格で、妹たちを見守る優しいお姉さん。かなりのシスコンで、特に結月のことを溺愛しています。
- 蒼葉 海月(あおば くらげ):三姉妹の三女。元気で明るいムードメーカー。思ったことをストレートに口にするタイプで、明光をからかって楽しんでいます。
- ミア・クリストフ:ドイツからやってきた留学生。金髪ツインテールが特徴で、明光に積極的にアプローチを仕掛ける恋のライバル的存在。
- カグラ・ボールドウィン:ミアと同じく海外から来た、お嬢様育ちの少女。プライドが高いですが、根は素直で仲間思いな一面も持っています。
【時系列】てんぷるの物語をネタバレ解説!
ここからは、第1話から最新話まで、物語がどのように進んでいったのかを時系列で振り返ります。大きな流れを掴んで、物語の世界に没入しましょう!
導入編:女難の相から逃れて尼寺へ!波乱の同居生活スタート
物語は、主人公・赤神明光が「女たらしの血」から逃れるために出家を決意するところから始まります。彼がたどり着いたのは、由緒正しき尼寺…のはずが、そこは蒼葉三姉妹をはじめとする美少女たちが暮らす「三日月寺」でした。
住職の計らいで寺に居候することになった明光ですが、待っていたのは煩悩を刺激するハプニングの連続!結月との衝突、月夜の過剰なスキンシップ、海月の無邪気ないたずら…。さらにはミアやカグラといった個性的な海外組も加わり、明光のストイックな修行生活は初日から崩壊の危機に瀕します。
この序盤では、各キャラクターの紹介と共に、「煩悩を断ちたい男 VS 煩悩を刺激する美少女たち」という作品の基本構造が確立されていきます。
中盤編:深まる絆と恋の攻防!イベント盛りだくさんの日々
共同生活に慣れてきた頃、物語は学園祭、お見合い騒動、夏祭り、修行合宿といったイベントを通して、キャラクターたちの内面を深く掘り下げていきます。
特に重要なのが、結月に持ち上がったお見合いの話。寺の財政難を救うための政略結婚だと知りつつも、明光は言いようのない焦燥感を覚えます。この一件をきっかけに、明光と結月はお互いを異性として強く意識し始めるのです。
また、ミアやカグラも負けじと明光に猛アタックを開始。ヒロインたちの恋の火花が散る中、明光は誰か一人を選ぶのではなく、「みんな」との関係を大切にしようと奮闘します。ギャグとシリアスが交錯しながら、少しずつ、しかし確実に恋愛模様は進展していきます。
転換期:それぞれの想いが交錯する山場へ
物語が大きく動くのが、卒業式を控えたエピソード。高校生活という一つの区切りを前に、キャラクターたちは自身の将来や恋愛について真剣に向き合うことになります。
これまで誤解やすれ違いを繰り返してきた明光と結月の関係にも、大きな変化が訪れます。自分の本当の気持ちに気づき始める結月。彼女の揺れる心を知り、戸惑いながらも真摯に向き合おうとする明光。二人の距離は、これまでになく近づいていきます。
他のヒロインたちも、ただ待っているだけではありません。それぞれのやり方で明光への想いを伝えようと行動を起こし、物語は予測不能な多角関係ラブコメディとして、さらなる盛り上がりを見せていきます。
最新話までの展開:新たな波乱の予感と未来への選択
卒業という節目を越え、登場人物たちは新たなステージへと進みます。平穏な日常が戻ったかのように見えましたが、クリストフ家など海外の外部勢力が本格的に物語に関わり始め、三日月寺に新たな波乱を呼び込みます。
最新話である第119話「クリストフの主」周辺では、この外部からの影響が色濃く描かれています。それは、ヒロインたちの恋の行方だけでなく、三日月寺そのものの未来をも左右するかもしれない大きな事件の予兆を感じさせます。
明光は、そしてヒロインたちは、この新たな試練にどう立ち向かうのか? そして、複雑に絡み合った恋の糸の先に待つ結末とは…? 物語は今、クライマックスに向けて大きく動き出しているのです。
ヒロインレースの行方は?明光との恋愛模様をネタバレ考察
『てんぷる』最大の魅力は、やはりヒロインレースの行方でしょう。ここでは、各ヒロインと明光の関係性を考察します。
- 本命?:蒼葉 結月
物語の中心にいるのは、やはり結月でしょう。最初は犬猿の仲でしたが、数々の困難を共に乗り越えるうち、誰よりも強い絆で結ばれていきます。お互いの気持ちに気づきながらも、素直になれないもどかしい関係が続いていますが、最終的に結ばれる可能性が最も高いヒロインと言えます。 - 積極派:ミア・クリストフ
「好き」という気持ちをストレートにぶつけてくるミア。その積極的なアプローチは、時に明光をタジタジにさせますが、彼女の一途な想いは物語の良いスパイスになっています。彼女の行動が、停滞しがちな明光と結月の関係を動かすきっかけになることも少なくありません。 - ダークホース:蒼葉 月夜 & 海月
当初は姉妹として明光を見守っていた月夜と海月。しかし、物語が進むにつれて、彼女たちも明光に特別な感情を抱いているような描写が増えてきました。特に月夜の秘めた想いは、今後の展開に大きな影響を与えるかもしれません。
今後の見どころと伏線!最終回はどうなる?
最新話まで読み進めても、まだまだ謎や伏線が残されています。今後の『てんぷる』で注目したいポイントをまとめました。
- 明光と結月の関係の決着:二人が正式に結ばれるのか、それとも別の結末を迎えるのか。最終回に向けて最大の注目ポイントです。
- 外部勢力の目的:クリストフ家をはじめとする海外勢力は、三日月寺に何を求めているのか。彼らの動きが、物語の鍵を握ることは間違いありません。
- 明光自身の選択:最終的に明光は「煩悩」とどう向き合い、誰か一人を選ぶのか、あるいは全く別の道を選ぶのか。彼の人間的成長と決断が見どころです。
罰当たりな状況から始まった物語は、今や壮大な人間ドラマと恋愛模様を描く作品へと進化しています。彼らがどんな未来を選ぶのか、最後まで温かく見守りたいですね。
ネタバレを読んで続きが気になったら…『てんぷる』をお得に読む方法
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『てんぷる』に関するQ&A
- Q. アニメの続きは原作漫画の何巻から?
- A. 2023年に放送されたTVアニメ(全12話)は、原作コミックスのおおよそ第5巻の途中までの内容を描いています。アニメの続きが気になる方は、第5巻から読み始めるのがおすすめです。
- Q. 『てんぷる』は完結してる?
- A. 2025年9月現在、『てんぷる』は「コミックDAYS」で連載中です。物語はクライマックスに向けて盛り上がっていますが、まだ完結はしていません。今後の展開から目が離せません!