※注意:この記事には、漫画『忘却聖女』の最終巻までの重大なネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。
ある日突然、世界から自分の存在だけが忘れられてしまったら…?
そんな絶望的な状況から始まる物語『忘却聖女』は、その衝撃的な設定と緻密に張り巡らされた伏線で、多くの読者を魅了しました。孤独な聖女マリヴェルが、唯一自分を覚えていた神官エーレと共に自身の存在を取り戻すために奮闘する姿は、目が離せません。
この記事では、『忘却聖女』の第1話から感動の最終巻(6巻)までのあらすじを、物語の核心に触れる結末まで含めて詳しく解説していきます。「結末が気になる!」「物語の伏線を整理したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
『忘却聖女』とは?作品の基本情報
『忘却聖女』は、原作・守野伊音先生、漫画・秋ひさほ先生によるファンタジーミステリー作品です。スクウェア・エニックスの「ガンガンONLINE」にて連載され、コミックスは全6巻で完結しています。
聖女でありながら、ある朝突然”国中の人々から忘れられる”という呪いのような現象に見舞われた主人公マリヴェル。父親のように慕っていた神官長にさえ見捨てられ、孤独のどん底に突き落とされます。そんな彼女の前に現れたのは、なぜか彼女を覚えていた神官エーレでした。二人は失われた記憶と聖女の地位を取り戻すため、神殿に渦巻く陰謀と謎に立ち向かっていきます。
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【ネタバレ】『忘却聖女』最終巻までのあらすじ
ここからは、『忘却聖女』の物語を「序盤」「中盤」「終盤」に分けて、あらすじを詳しく解説していきます。物語の核心に迫る内容ですので、改めてご注意ください。
序盤:失われた存在と唯一の希望
第十三代聖女マリヴェルは、ある朝目覚めると世界が一変していることに気づきます。昨日まで自分を敬い、慕ってくれていた神殿の人々が、誰一人として彼女を覚えていないのです。聖女の座は奪われ、スラム出身の彼女は居場所を失いかけます。
絶望するマリヴェルの前に現れたのが、神官のエーレでした。彼はなぜかマリヴェルのことをはっきりと覚えており、彼女に救いの手を差し伸べます。「もう一度、聖女になってみせます」と決意を固めたマリヴェルは、エーレの助けを借りて、次期聖女を選び直す「選定の儀式」に挑むことに。
しかし、儀式の最中には不可解な妨害が相次ぎ、マリヴェルは周囲からさらなる疑いの目を向けられます。なぜ自分だけが忘れられたのか? 誰が、何のために? 物語は大きな謎を抱えたまま、緊迫の展開を迎えます。
中盤:深まる謎と”先代聖女”の影
マリヴェルとエーレは、忘却現象の原因を探る中で、すでに亡くなったとされる「先代聖女エイネ・ロイアー」の存在に行き着きます。神殿内には今なお先代聖女を盲信する勢力が存在し、彼らがマリヴェルを陥れようとしていることが徐々に明らかになっていきました。
真相に近づくため、貴族の夜会に潜入したり、王城に忍び込んだりと、二人は危険な調査を進めます。そんな中、マリヴェルは自身の身体に異変を感じ始めます。まるで何者かに身体を乗っ取られるかのような感覚…。さらに、頼みの綱であるエーレとの間にも、記憶の食い違いが生じ始め、二人の関係にも不穏な影が差し始めます。
信じられるのはお互いだけのはずなのに、その記憶すらも揺らぎ始める…。この息詰まるサスペンス展開は、本作の大きな見どころです。
終盤:明かされる真相と感動の結末
物語は終盤、ついに全ての謎が明らかになります。マリヴェルを襲った「忘却」の真相は、神殿が長年隠し続けてきた、歴代聖女にまつわる衝撃的な秘密と深く関わっていました。
すべての陰謀と謎が解き明かされたとき、マリヴェルとエーレを隔てていた”重なった忘却”も解き放たれます。二人が取り戻すのは、失われた記憶だけではありません。これまで無意識のうちに封じ込めていた、お互いへの秘めた想いもまた、鮮やかに蘇るのです。
全てが完全に元通りになるわけではない、少しだけ切なく、けれど確かな希望に満ちたラストシーンは必見です。二人が最後に手にする“ささやかな幸せ”が、温かい感動を呼びます。この結末がどのようなものか、ぜひご自身の目で見届けてください。
主要キャラクター紹介
マリヴェル
本作の主人公で、第十三代聖女。スラム出身という過去を持ちながらも、心優しく芯の強い少女。突然世界から忘れられるという過酷な運命に翻弄されながらも、真実を求めて戦います。
エーレ
神殿に仕える神官。なぜかマリヴェルのことを忘れず、彼女の唯一の協力者となります。冷静沈着で頭脳明晰ですが、どこか謎めいた雰囲気も持つ人物。彼の存在そのものが、物語の大きな鍵を握っています。
散りばめられた伏線と回収が見事!
『忘却聖女』の魅力は、物語の随所に散りばめられた伏線の巧みさにもあります。
- たびたび起こる「化け物の襲撃」の正体
- マリヴェルの顔に起こる異変
- 先代聖女を信奉する者たちの真の目的
これら一つ一つの謎が、終盤に向けて見事に一本の線に繋がっていく様は圧巻です。読み返すごとに新たな発見があり、物語の奥深さを感じさせてくれます。
『忘却聖女』に関するよくある質問
Q. 漫画は何巻で完結?
A. 『忘却聖女』は、コミックス全6巻で完結しています。
Q. アニメ化はしてる?
A. 2025年9月現在、アニメ化や実写ドラマ化の情報はありません。今後の展開に期待したいですね。
まとめ:記憶と愛を取り戻す感動のファンタジーミステリー
この記事では、漫画『忘却聖女』の最終巻までのネタバレあらすじや結末について解説しました。
ただの異世界ファンタジーではなく、記憶と存在をテーマにした深いミステリー要素が絡み合う、読み応え抜群の作品です。絶望的な状況から立ち上がるマリヴェルの強さと、彼女を支えるエーレとの絆の物語は、きっとあなたの心に残るはずです。
ネタバレを読んで興味が湧いた方は、ぜひコミックスを手に取って、緻密なストーリーと感動の結末を味わってみてください。