【注意】この記事は、板倉梓先生の漫画『瓜を破る』の最新話(12巻・第84話)までの重大なネタバレを含みます。まだ読み進めていない方は、ブラウザバックを推奨します。
30代のリアルな悩みや恋愛模様を描き、多くの読者の共感を呼んでいる『瓜を破る』。2024年にはドラマ化もされ、さらに注目を集めています。
主人公・香坂まい子と、どこか影のある鍵谷千里。不器用な二人の恋の行方や、周囲のキャラクターたちが織りなす群像劇がどう展開していくのか、気になって仕方がない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな『瓜を破る』の第1話から最新12巻までのあらすじを、重要なポイントを押さえながら徹底的にネタバレ解説します。物語の全体像を掴みたい方、過去の話を振り返りたい方はぜひご覧ください。
『瓜を破る』の作品概要
『瓜を破る』は、板倉梓先生による漫画作品です。『週刊漫画TIMES』(芳文社)で連載されており、現代社会を生きる人々の繊細な心の動きを丁寧に描いたヒューマンドラマとして高い評価を得ています。
物語の主軸は、30歳を過ぎても性的経験がないことにコンプレックスを抱えるOL・香坂まい子。彼女が様々な出会いを通して自分自身と向き合い、少しずつ「自分の殻」を破っていく姿が描かれています。
単なる恋愛漫画にとどまらず、登場人物それぞれが抱える仕事、人間関係、将来への不安といった普遍的な悩みがリアルに描写されており、読者が自分を重ね合わせてしまう魅力を持った作品です。
最新刊は12巻!物語はまだ完結していない
2025年9月現在、『瓜を破る』のコミックスは12巻まで発売されています。収録話は単話版の第84話あたりに相当します。
物語はまだ続いており、完結はしていません。まい子と鍵谷の関係が新たな局面を迎えるなど、まだまだ見逃せない展開が続いています。
最新の物語をいち早くチェックしたい方は、コミックシーモアなどの電子書籍サイトでの単話先行配信がおすすめです。
【ネタバレ】『瓜を破る』第1話から最新話までのあらすじ
それでは、ここから物語の核心に触れていきます。第1話の始まりから、最新12巻までの流れを追っていきましょう。
物語の始まり:まい子のコンプレックスと鍵谷との出会い(1巻~)
主人公の香坂まい子は、32歳の会社員。真面目で仕事もできますが、誰にも言えない大きなコンプレックスを抱えていました。それは、「この年齢まで一度も男性と性的経験がない」こと。
焦りを感じる日々の中、会社のコピー機のメンテナンスで訪れた鍵谷千里と出会います。無口でどこかミステリアスな雰囲気を持つ鍵谷。初めはただの業者と顧客の関係でしたが、あるトラブルをきっかけに、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。
まい子は経験がない自分への劣等感から、元カレと関係を持とうとしたり、思い切って風俗店の利用を考えたりと、必死にもがきます。しかし、そんなまい子の純粋さや不器用さに、鍵谷は次第に惹かれていくのでした。
中盤の展開:すれ違う想いと深まる群像劇
物語は、まい子と鍵谷の関係を中心にしつつも、同僚や友人たちのエピソードが並行して描かれる群像劇へと発展していきます。
- 事実婚を続ける同僚・味園とそのパートナー・真のすれ違い
- ルッキズムに悩み、自分を変えようと奮闘する派遣社員・染井
- ノンセクシャルであることをカミングアウトする後輩・小平蓮
それぞれが抱える「普通」とは何かという問いや、社会の中で感じる生きづらさ。彼らの物語が、まい子自身の悩みと共鳴し、物語に深みを与えていきます。
一方、まい子と鍵谷の関係は一進一退。鍵谷が抱える過去のトラウマや経済的な問題が、二人の間に見えない壁を作ります。お互いに好意を抱きながらも、素直になれずすれ違う日々。読者としては、もどかしくてたまらない展開が続きます。
最新の展開:二人で乗り越える現実の壁(~12巻)
長いすれ違いの末、ようやく恋人として歩み始めたまい子と鍵谷。最新刊である12巻では、二人の初めての旅行が描かれます。
鍵谷の誕生日を祝うために計画されたこの旅行は、二人にとって幸せな時間になるはずでした。しかし、そこで浮き彫りになるのは、金銭感覚や価値観の違いという、恋人たちが避けては通れない現実的な問題です。
これまで感情面でのすれ違いが多かった二人ですが、ここへ来て「生活」というリアルな課題に直面します。この壁を二人はどう乗り越えていくのか?ただ好きという気持ちだけでは進めない、大人の恋愛の難しさと尊さが描かれています。
二人の関係は、まだ始まったばかり。これからどんな未来を築いていくのか、今後の展開から目が離せません。
ドラマ『瓜を破る~一線を越えた、その先には』も話題に
『瓜を破る』は、2024年1月にTBS系「ドラマストリーム」枠で実写ドラマ化されました。主演は久住小春さんと佐藤大樹さん(EXILE / FANTASTICS)が務め、原作の繊細な世界観を見事に表現し話題となりました。
ドラマは2024年3月に最終回を迎えましたが、現在もNetflixなどの動画配信サービスで視聴可能です。
原作の重要なエピソードを軸に、ドラマならではの構成でまとめられています。漫画とは少し違った結末を迎える部分もあり、原作ファンも新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。漫画を読んでからドラマを観るか、ドラマを観てから漫画を読むか、どちらもおすすめです。
『瓜を破る』はどこで読める?お得な電子書籍サービスを紹介
「ネタバレを読んだら、やっぱり原作が気になってきた!」という方も多いのではないでしょうか。『瓜を破る』は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で読むのがおすすめです。
コミックシーモアなら、1巻まるごと試し読みができたり、新規会員登録で70%OFFクーポンがもらえたりと、お得に漫画を読み始めることができます。また、最新話がどこよりも早く読める「単話先行配信」も充実しています。
まい子と鍵谷のじれったい恋の行方を、ぜひご自身の目で見届けてください!
『瓜を破る』に関するよくある質問
- Q. 漫画『瓜を破る』は完結していますか?
- A. 2025年9月現在、完結していません。週刊漫画TIMESで連載が続いています。
- Q. 最新刊は何巻ですか?
- A. コミックスは12巻まで発売されています。
- Q. ドラマは何話までありますか?
- A. ドラマは全9話で完結しています。Netflixなどで配信中です。
まとめ:リアルな描写が胸に刺さる、大人のための物語
この記事では、漫画『瓜を破る』の第1話から最新12巻までのネタバレあらすじをご紹介しました。
主人公まい子のコンプレックスから始まる物語は、鍵谷との出会いを経て、自分自身と、そして他者と向き合う物語へと深化していきます。登場人物たちが抱える悩みは、どれも私たちの日常に転がっているものばかり。だからこそ、彼らが一歩踏み出す姿に勇気をもらえます。
ネタバレを読んで興味が湧いた方は、ぜひ原作の漫画を手に取ってみてください。文字だけでは伝えきれない、繊細な表情や空気感が、あなたの心をさらに揺さぶるはずです。