とつくにの少女 ネタバレまとめ【1話から最終11巻】あらすじ・結末・伏線を徹底解説

とつくにの少女 ネタバレまとめ【1話から最終11巻】あらすじ・結末・伏線を徹底解説 少女/女性漫画
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【ご注意】この記事には、ながべ先生の漫画『とつくにの少女』の第1話から最終11巻までの重大なネタバレが含まれています。結末を知りたくない方は、この先を読み進めないようご注意ください。

絵本のような繊細なタッチで描かれる、呪われた異形と純真な少女の物語『とつくにの少女』。その静かで美しい世界観と、心を締め付けるような切ないストーリーは、多くの読者を魅了し続けています。

2021年に全11巻で堂々の完結を迎えた本作ですが、「結末はどうなったの?」「せんせとシーヴァは幸せになれた?」と、その後の物語が気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、『とつくにの少女』の物語を第1巻から最終巻まで、あらすじや重要伏線を交えながら徹底的にネタバレ解説していきます。物語の核心に触れる内容となりますので、心してご覧ください。

『とつくにの少女』の結末は?物語の終着点を簡潔に解説

物語の結末から知りたい方のために、まず結論からお伝えします。

『とつくにの少女』の結末は、「せんせ」と「シーヴァ」、二人の関係性がひとつの完成形を迎え、新たな旅立ちを迎える形で締めくくられます。呪いの根源や「内つ国」と「外つ国」を隔てる境界の謎が解き明かされる中で、二人は究極の選択を迫られます。

その結末は、ハッピーエンドかバッドエンドか、単純に分けられるものではありません。まるで古い寓話の最後のページをめくるような、静かで、どこか物悲しくも温かい余韻を残すエンディングとなっています。二人が最後にたどり着いた場所とはどこだったのか、ぜひ物語を追って確かめてみてください。

【巻別】とつくにの少女のネタバレあらすじ|1巻から最終11巻まで

ここからは、物語の始まりから終わりまで、各巻のあらすじを追いながらネタバレ解説していきます。

第1巻:出会いと禁忌、静かな日々の始まり

物語は、呪われた者たちが棲む「外つ国」から始まります。そこに暮らす異形の者「せんせ」は、森の中で見つけた人間の少女「シーヴァ」と共に暮らしていました。「外の者」であるせんせが触れると、人間は呪いを受けてしまう。そのため、二人は決して触れ合うことのできない、もどかしい距離感を保ちながらも、穏やかな日々を送っていました。

シーヴァはせんせを心から慕い、せんせもまたシーヴァを大切に想う。しかし、この静かな日常の裏には、「内つ国」の存在や、シーヴァがなぜ外つ国にいるのかという謎が横たわっていました。

第2巻~第6巻:深まる謎と世界の亀裂

二人の平穏な生活は、「内つ国」からの干渉によって少しずつ崩れ始めます。シーヴァを探す兵士たちの出現、そしてシーヴァの過去を知る人物との接触により、物語は大きく動き出します。せんせは、シーヴァを守るために、自身の過去や呪いの正体と向き合うことを決意。

この中盤では、「呪い」が単なる病ではなく、もっと根源的な魂に関わるものであることが示唆されます。なぜ世界は「内」と「外」に分かたれてしまったのか。せんせは何者なのか。シーヴァに隠された秘密とは何か。物語の核心に迫る伏線が次々と張られていきます。

第7巻~第9巻:明かされる真実と残酷な運命

物語は核心へと迫り、シーヴァの出生の秘密と、呪いの正体が衝撃的な形で明かされます。シーヴァはただの少女ではなく、この世界の理そのものに関わる重要な存在でした。そして、せんせの過去もまた、その運命と深く結びついていたのです。

愛しいシーヴァを守りたいと願うせんせの想いとは裏腹に、運命は二人を過酷な選択へと導いていきます。シーヴァの身に起こる異変、そしてせんせの苦悩。絵本のような優しい世界は影を潜め、ダークファンタジーとしての側面が色濃くなっていきます。

第10巻~第11巻(最終巻):二人の選択、そして物語の終わり

全ての真実が明らかになり、世界が終焉に向かう中、せんせとシーヴァは最後の選択を迫られます。それは、世界を救うための選択であり、二人の関係そのものを問う選択でした。

最終局面で描かれるのは、壮大な戦いではありません。ただひたすらに、お互いを想い合う二人の魂の対話です。せんせが下した決断、そしてシーヴァがそれを受け入れた先にある未来とは…?

具体的な結末の描写はここでは控えますが、ラストシーンは多くの読者の心に深く刻まれることでしょう。それは別れであり、始まりでもある、まさに『とつくにの少女』という物語にふさわしい、詩的で美しい幕引きとなっています。

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物語の鍵を握る主要キャラクター

『とつくにの少女』の物語は、この二人の関係性なくして語れません。

  • シーヴァ
    純粋無垢で心優しい人間の少女。せんせを「せんせ」と呼び、心から慕っている。彼女の出生と存在そのものが、物語最大の謎となっています。
  • せんせ
    黒く、異形の姿をした「外の者」。シーヴァの保護者であり、彼女を守ることを自らの使命としています。感情表現は乏しいですが、その行動の全てがシーヴァへの深い愛情からくるものです。

『とつくにの少女』の伏線とテーマを考察

本作は、ただのファンタジー漫画ではありません。物語の随所に、現代社会にも通じる深いテーマが隠されています。

  • 「内」と「外」の境界線
    世界を分かつ「内」と「外」は、差別や偏見、異文化との断絶のメタファーとして読み解けます。見えない壁によって隔てられた者たちの悲劇が描かれます。
  • 「触れる」という禁忌
    せんせがシーヴァに触れられないという設定は、他者との物理的・精神的な接触の難しさや、それゆえに募る愛情の切実さを象徴しています。
  • 魂と記憶の物語
    呪いの正体は、魂の在り方と深く関わっています。物語の終盤では、魂がどのように受け継がれ、記憶がどう影響するのかという、壮大なテーマが浮かび上がります。

よくある質問(FAQ)

Q. 『とつくにの少女』は何巻で完結していますか?

A. 全11巻で完結しています。番外編『とつくにの少女 dear.』も刊行されています。

Q. アニメ化はされていますか?

A. WIT STUDIO制作による長編アニメーション(OAD)が制作されています。原作の雰囲気を忠実に再現した映像美は必見です。

まとめ:ネタバレを知った上で読む『とつくにの少女』は格別!

ここまで、『とつくにの少女』の結末までのネタバレあらすじを解説してきました。

物語の結末を知ることで、序盤に散りばめられた何気ない会話やシーンの一つ一つが、全く違う意味を持って見えてくるはずです。せんせの優しさ、シーヴァの無邪気な言葉、その全てが切なく胸に響きます。

この物語は、一度読んで終わりではなく、何度も読み返すことで新たな発見と感動を与えてくれる、まさに珠玉の作品です。

ネタバレを読んで興味が湧いた方も、もう一度あの世界に浸りたい方も、ぜひこの機会に『とつくにの少女』を手に取ってみてください。二人が紡いだ、儚くも美しい物語の全てを、その目で見届けてみてはいかがでしょうか。

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