【注意】この記事は、渡瀬悠宇先生の漫画『ふしぎ遊戯 白虎仙記』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
伝説の少女漫画『ふしぎ遊戯』シリーズ、その最終章を飾る『ふしぎ遊戯 白虎仙記』。約6年もの時を経て、2024年5月に待望の連載が再開され、多くのファンが歓喜に沸きました。
2025年9月現在、単行本は4巻まで発売され、物語はますます深みを増しています。白虎の巫女・大杉鈴乃の過酷で切ない運命は、どこへ向かうのでしょうか?
この記事では、第1話から最新刊4巻に収録されている第14話までのあらすじを時系列で完全に解説します。物語の展開をいち早く知りたい方、過去の話を復習したい方は、ぜひ最後までお付き合いください。
壮大な四神の物語、最終章へ!『ふしぎ遊戯 白虎仙記』とは
『ふしぎ遊戯 白虎仙記』は、四神(朱雀・青龍・玄武・白虎)の巫女たちの物語を描く『ふしぎ遊戯』シリーズの、最後のピースを埋める作品です。これまで謎に包まれてきた「白虎の巫女」の物語が、ついに紐解かれます。
あらすじと世界観
舞台は大正12年の日本。主人公の大杉鈴乃(おおすぎ すずの)は、父が持つ書物『四神天地書』に吸い込まれ、異世界「西廊国(さいろうこく)」へ迷い込みます。そこで彼女は、自分が西廊国を守護する神獣「白虎」を召喚する力を持つ「白虎の巫女」であると告げられます。
巫女は、自らの願いを叶える代償に、神獣に喰われるという宿命を背負っていました。現実世界と本の中の世界、二つの場所で揺れ動く鈴乃の心。彼女を待ち受けるのは、愛と裏切り、そして仲間との絆が試される壮絶な旅でした。
主要登場人物紹介
- 大杉鈴乃(おおすぎ すずの):本作の主人公。心優しく芯の強い少女。白虎の巫女としての運命に翻弄されます。
- 婁宿(たたら)/カルム:白虎七星士の一人。鈴乃を守る青年。兄のカサルを深く敬愛しています。
- ネイラン(寧蘭):宮廷で「白虎の巫女」を名乗る謎の虎人(フウイン)。鈴乃の前に立ちはだかります。
- カサル:カルムの兄。鈴乃が最初に西廊国で出会った人物で、彼女の心の支えとなります。
- ニルシャ:ネイランに仕える謎多き呪術師。その目的は一体…?
【ネタバレ】『ふしぎ遊戯 白虎仙記』第1話から最新話までのあらすじを徹底解説
ここからは、単行本4巻(第14話)までの物語の流れを、各巻ごとに詳しくご紹介します。
【1巻】運命の始まりと再会(第1話~第4話)
大正12年。幼い鈴乃は、父の書斎にあった『四神天地書』に吸い込まれ、西廊国の砂漠で虎人の兄弟カサルとカルムに出会います。自分が「白虎の巫女」だと知らされた矢先、謎の虎人ネイランに襲われ、命からがら現実世界へ帰還。しかし、その記憶は曖昧なものとなっていました。
時が流れ、高校生になった鈴乃。平穏な日々を送る彼女の前に、再び『四神天地書』が現れます。幼き日の記憶と「巫女は神獣に喰われる」という恐ろしい宿命が、彼女の心をかき乱します。
【2巻】再び本の中へ――偽りの巫女との対峙(第5話~第7話)
現実世界での幸せと、本の中の世界への想いの間で葛藤する鈴乃。しかし、運命に導かれるように、彼女は再び西廊国へと足を踏み入れます。
そこで鈴乃が目にしたのは、なんとネイランが「白虎の巫女」として宮廷に君臨している衝撃的な光景でした。本物の巫女である鈴乃と、偽りの巫女ネイラン。二人の出会いが、西廊国に渦巻く大きな陰謀の幕開けを告げます。
【3巻】悲劇と覚醒――白虎七星士、集結へ(第8話~第11話)
西廊国でカサル、カルムと再会を果たした鈴乃。しかし、安堵も束の間、彼女を狙う刺客の魔の手が迫ります。鈴乃を守るため、身を挺したカサルが命を落とすという、あまりにも残酷な悲劇が起こってしまうのです。
兄の死という耐え難い悲しみを乗り越え、カルムは白虎七星士「婁宿(たたら)」として覚醒。鈴乃もまた、巫女としての覚悟を固め、仲間たちと共に運命に立ち向かうことを決意します。この巻で物語は一気にシリアスな局面へと突入し、読者の心を強く揺さぶります。
【4巻】深まる謎と新たな仲間たち(第12話~第14話)
婁宿と共に旅を続ける鈴乃の前に、新たな白虎七星士である奎宿(とかき)や觜宿(ほとほり)たちが姿を現します。仲間が増える一方で、ネイランと呪術師ニルシャが巡らす陰謀はより複雑さを増し、宮廷内の権力争いも激化していきます。
さらに、時間を操る能力を持つ昴宿(すばる)が登場。「太陽の紋」とは何か?過去の巫女たちの物語との関連は?数々の謎と伏線が散りばめられ、物語は新たなステージへ。鈴乃たちの旅が、一筋縄ではいかないことを予感させる展開で、次巻への期待が最高潮に達します。
『白虎仙記』3つの重要ポイントと今後の展開予想
最新話までで描かれた物語には、今後の展開を読み解く上で重要なポイントがいくつも隠されています。
ポイント1:カサルの死がもたらした物語の深化
序盤におけるカサルの死は、単なる悲劇ではありません。この出来事によって、鈴乃は守られるだけの少女から「自ら戦う巫女」へと成長し、カルムは七星士「婁宿」として覚醒しました。二人の絆を強固にし、物語に深みと切なさを与える重要なターニングポイントと言えるでしょう。
ポイント2:偽りの巫女ネイランと西廊国の陰謀
なぜネイランは巫女を騙るのか?彼女を操るニルシャの真の目的は?西廊国の皇帝や法王の思惑も絡み合い、宮廷内の陰謀は底が見えません。彼女たちの過去に、この物語の核心に迫る秘密が隠されていることは間違いないでしょう。
ポイント3:シリーズファン必見!『玄武開伝』との繋がり
作中では、初代巫女である『玄武開伝』の奥田多喜子の名前や出来事が語られる場面があります。これはシリーズを追い続けてきたファンにとって、胸が熱くなる展開です。すべての物語が繋がり、一つの大きな歴史を紡いでいることを実感させてくれます。
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『ふしぎ遊戯 白虎仙記』に関するよくある質問
- Q. 今、何巻まで発売されていますか?
- A. 2025年9月現在、単行本は4巻まで発売されています。4巻には第14話までが収録されています。
- Q. 連載は再開されたのですか?
- A. はい。約6年間の休載期間を経て、2024年5月発売の「月刊flowers」7月号より連載が再開されました。
- Q. 最終回は近いですか?
- A. 4巻の時点では多くの謎が残されており、物語はまだ序盤から中盤に差し掛かった段階と考えられます。これから七星士が全員集結し、ネイランたちとの対決が本格化していくと思われ、完結まではまだ時間がかかりそうです。
まとめ:白虎の物語はここからが本番!
『ふしぎ遊戯 白虎仙記』は、待望の連載再開を経て、物語が大きく動き出しました。悲しい別れと新たな出会いを繰り返し、巫女として成長していく鈴乃の姿から目が離せません。
シリーズ最終章にふさわしい、壮大でドラマチックな展開がこれからも待っているはずです。まだ読んでいない方も、この記事であらすじを追った方も、ぜひコミックシーモアで原作を手に取り、鈴乃たちの運命を一緒に見届けていきましょう!