下町育ちの主人公・篠原佐都が、ひょんなことから上流社会の一族「深山家」に嫁ぐことに。しかし、そこは愛憎と策略が渦巻く、まさに”やんごとなき”世界でした。
こやまゆかり先生が描く、現代のシンデレラストーリーでありながら、骨太のヒューマンドラマでもある『やんごとなき一族』。その壮絶な物語は、多くの読者の心を掴んで離しません。
この記事では、第1話の出会いから2025年9月現在の最新話(第80話)までの壮大な物語を、重要なポイントに絞って時系列で徹底解説します。ドラマ版しか知らない方も、これから原作を読もうか迷っている方も、この記事を読めば物語の全体像が掴めるはずです。
※この記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
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『やんごとなき一族』の基本情報
- 作者:こやまゆかり
- 掲載誌:Kiss(講談社)
- 連載状況:連載中(2025年9月現在)
- 単行本:18巻まで発売中
- 最新話:第80話まで配信中
『やんごとなき一族』第1話〜第80話までのネタバレを時系列で一挙解説
佐都が深山家に嫁いでから現在に至るまで、数々の試練が彼女を襲いました。ここでは物語を大きく5つのパートに分け、その壮絶な軌跡を振り返ります。
導入編(第1話〜第10話):庶民から上流階級へ!佐都と健太の波乱の結婚
下町の食堂の娘・篠原佐都は、恋人である深山健太からのプロポーズを受けます。しかし、健太が江戸時代から続く名家「深山家」の次男だと知り、世界が一変。健太の父であり、深山家当主の圭一からは「庶民」という理由で結婚を猛反対されてしまいます。
それでも愛を貫くことを決めた二人は、駆け落ち同然で入籍。しかし、佐都を待ち受けていたのは、上流階級の奇妙な風習と、義母・久美や義姉たちからの冷たい視線でした。たった一人、夫の健太だけを頼りに、佐都の孤独な戦いがここから始まります。
序盤〜中盤編(第11話〜第30話):深まる家内抗争と健太を巡る策略
深山家での生活に少しずつ慣れ始めた佐都でしたが、一族の闇は想像以上に深いものでした。当主・圭一の絶対的な権力、後継者の座を狙う兄弟たちの思惑、そして利権に群がる親族たち。佐都は、健太を支えようと奮闘するものの、次々と仕掛けられる罠に翻弄されてしまいます。
特に、健太の元に見合い相手として現れた女性・泉の存在は、二人の間に大きな亀裂を生むきっかけに。家の事業を舞台に繰り広げられる策略の数々に、佐都は心身ともに追い詰められていきます。
中盤編(第31話〜第50話):後継者争い本格化!妊娠と出産のプレッシャー
深山家の後継者問題はさらに深刻化。佐都は「跡取りを産む」という、一族からの強烈なプレッシャーに晒されます。妊娠、そして出産という女性にとって尊い経験さえも、深山家では権力争いの道具でしかありませんでした。
「男の子を産まなければならない」という無言の圧力と、義姉たちからの嫉妬の嵐。佐都は、個人の幸せと家の体面という理不尽な天秤にかけられ、苦悩します。この時期の佐都の葛藤と成長は、物語の大きな見どころの一つです。
重要展開編(第51話〜第70話):激震のDNA騒動と一族からの追放
物語は、ある家族メンバーの子どもを巡るDNA鑑定騒動で大きく揺れ動きます。この事件は、これまで水面下で燻っていた深山家の歪んだ関係性を白日の下に晒し、一族の亀裂を決定的なものにしました。
当主・圭一の非情な采配と、それに反発する健太。夫婦の絆が試される中、ついに佐都と健太は深山家を追放されるという最大の危機に直面します。すべてを失い、家を出た二人が見つけた新たな道とは…?この絶望的な状況からの再起が、物語を新たなステージへと導きます。
最新章編(第71話〜第80話):遺産相続で再起!新たな対立の幕開け
物語のキーパーソンであった八寿子おばあさまの逝去。彼女が遺した遺言が、膠着していた状況を一変させます。佐都と健太は、その遺産を元手に、追放された先で始めた民泊事業の再建に乗り出し、ついに深山家からの経済的・精神的な自立を果たします。
しかし、平穏は長くは続きません。彼らの成功を妬む深山家の面々、特に長男・明人や弟・大介らが新たな火種となり、再び対立が激化。最新話では、深山家の権力構造が再編され、佐都と健太を中心とした新たな戦いの幕が上がろうとしています。彼らが次に打つ一手は一体何なのか、目が離せない展開が続いています。
『やんごとなき一族』主要登場人物と相関図
複雑な人間模様が魅力の本作。ここでは主要な登場人物の関係性を簡単にご紹介します。
- 篠原 佐都(しのはら さと):主人公。下町の食堂で育った芯の強い女性。深山家の理不尽な慣習に真っ向から立ち向かう。
- 深山 健太(みやま けんた):佐都の夫。深山家の次男。優しく誠実だが、家族と妻との間で板挟みになり苦悩する。
- 深山 圭一(みやま けいいち):深山家当主で健太の父。家の名誉と存続を第一に考える冷徹な策士。
- 深山 久美(みやま くみ):健太の母。圭一に従順だが、心の内には複雑な感情を秘めている。
- 深山 明人(みやま あきひと):深山家長男。後継者の座を狙い、健太や佐都を敵視する。
- 深山 美保子(みやま みほこ):明人の妻。プライドが高く、庶民出身の佐都を見下している。
物語の読みどころは?深まる謎と伏線を考察!
『やんごとなき一族』の魅力は、単なる嫁姑バトルだけではありません。物語の随所に散りばめられた伏線や謎が、読者を惹きつけます。
- 当主・圭一の真の目的とは?:常に冷徹で非情に見える圭一。しかし、彼の行動の裏には、深山家を守るための壮大な計画が隠されているのかもしれません。彼の真意が明らかになるとき、物語は大きく動くでしょう。
- 八寿子おばあさまの遺言の謎:なぜ彼女は佐都と健太に莫大な遺産を遺したのか。その遺言に込められた本当の意味とは?今後の展開を左右する重要な鍵となりそうです。
- 佐都は深山家を変えられるのか?:庶民の常識で、旧態依然とした一族に風穴を開けようとする佐都。彼女の存在は、深山家にとって毒となるのか、それとも薬となるのか。最終的に彼女がどのような影響を与えるのかが、この物語最大のテーマです。
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よくある質問
Q. ドラマ版と原作の違いは?
A. ドラマ版は、原作のストーリーをベースにしながらも、よりエンターテインメント性を高めた演出や、一部キャラクター設定の変更があります。一方、原作漫画では、各キャラクターの心情がより深く、丁寧に描かれています。特に、深山家の複雑な人間関係や佐都の細やかな心理描写は、漫画ならではの魅力です。ドラマを楽しんだ方こそ、原作を読むことで新たな発見があるはずです。
Q. 最新刊(18巻)には何話まで収録されていますか?
A. 2025年5月に発売された単行本18巻には、第72話から第75話あたりまでが収録されています。最新の展開に追いつくには、単行本の続きを分冊版で読むのがおすすめです。
まとめ:佐都と健太の戦いはまだ終わらない!
今回は、『やんごとなき一族』の第1話から最新第80話までのあらすじとネタバレを解説しました。
理不尽な仕打ちに耐えながらも、決して希望を捨てず、愛する夫と共に未来を切り開こうとする佐都。彼女たちの物語は、私たちに勇気と感動を与えてくれます。
深山家との新たな対立、そして佐都と健太が目指す未来とは――?物語はこれからクライマックスに向けてさらに加速していきます。
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