森下suu先生が描く、音のない世界で始まるピュアなラブストーリー『ゆびさきと恋々』。聴覚に障がいのある女子大生・雪と、世界を旅する先輩・逸臣が織りなす、あまりにも優しく、そして心ときめく物語は、多くの読者の心を掴んで離しません。
この記事では、2025年9月現在、単行本12巻と雑誌「デザート」で連載中の最新話(第49話)までのネタバレを、物語の流れがわかるように丁寧に解説します。
【ご注意】この記事は、物語の核心に触れるネタバレを含みます。まだ読み進めていない方は、先に本編を楽しまれることを強くおすすめします。
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『ゆびさきと恋々』最新の配信状況(2025年9月現在)
まずは、現在の連載状況と単行本の情報を整理しておきましょう。
- 雑誌連載(最新話):第49話が「デザート」2025年4月号(2025年2月21日頃発売)に掲載済みです。こちらはまだ単行本には収録されていません。
- 単行本:最新刊は12巻(2025年2月13日発売)で、第45話から第48話までが収録されています。
雑誌で最新話を追いかけるか、単行本でじっくり物語を味わうか、楽しみ方が選べるのも魅力ですね。
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【全話ネタバレ】『ゆびさきと恋々』第1話から最新話までのあらすじ
ここからは、雪と逸臣の物語の軌跡を、各エピソードのポイントと共に振り返っていきます。
物語の始まり:静かな世界に現れた、新しい世界(第1話〜第4話)
主人公の糸瀬雪(いとせ ゆき)は、生まれつき耳が聞こえない女子大生。彼女の世界は、手話や筆談、スマートフォンの文字で成り立っています。ある日、困っているところを助けてくれたのが、同じ大学の先輩・波岐逸臣(なぎ いつおみ)でした。
バックパッカーとして世界中を旅している逸臣は、物怖じせず自然に雪の世界に足を踏み入れます。英語やドイツ語など複数の言語を話す彼にとって、手話もまた一つの「言語」。彼のそのフラットな姿勢に、雪は今まで感じたことのない感情を抱き始めます。連絡先を交換し、少しずつ交流を深める中で、雪の静かだった世界が、逸臣の存在によって鮮やかに色づき始めるのでした。
芽生える想い:縮まる距離と、動き出す周囲の心(第5話〜第16話)
逸臣への恋心を自覚した雪。逸臣もまた、雪の使う手話に興味を持ち、彼女の世界をもっと知りたいと積極的に関わってきます。二人の距離がゆっくりと、しかし確実に縮まっていく様子は、読んでいるこちらの胸まで温かくします。
一方で、雪の幼なじみである芦沖桜志(あしおき おうし)は、雪に特別な想いを寄せながらも素直になれず、逸臣の登場に心中穏やかではありません。さらに、逸臣の高校からの友人であるエマや心(しん)など、魅力的なキャラクターたちが登場し、物語に深みを与えていきます。
深まる絆:同棲の提案と、明かされる過去の輪郭(第17話〜第32話)
逸臣の「世界を見て回りたい」という夢、そして雪が抱える聴覚障がいという現実。二人はお互いのことをもっと深く理解しようと向き合います。そんな中、逸臣から雪へ、なんと「一緒に住まない?」という提案が。
この提案は、二人の関係を大きく前進させるきっかけとなります。逸臣の真剣な想いに触れ、雪は不安を乗り越え、一歩踏み出す決意を固めます。この頃から、ミステリアスだった逸臣の過去や、彼が何を大切にしているのかが、少しずつ明らかになっていきます。
確かな愛へ:逸臣が背負うものと、桜志の決意(第33話〜第44話)
物語は核心へ。逸臣が抱えていた幼少期の経験と、それが彼の生き方にどう影響しているのかが語られます。彼の過去を知った雪は、逸臣への理解と信頼をさらに深め、二人の絆は誰にも壊せないほど確かなものへと変わっていきます。
その一方で、ずっと雪を見守ってきた桜志も、自分の想いと向き合い、一つの決断を下します。彼の切ない恋の行方も、この物語の大きな見どころの一つです。
新しい日常:始まった同棲生活(第45話〜第48話)
単行本12巻に収録されているこのパートでは、ついに雪と逸臣の同棲生活がスタートします。同じ家で暮らし、朝起きてから夜眠るまで、何気ない日常を共有する二人。お互いの生活リズムや、これまで見えなかった一面を知ることで、愛おしさはますます募っていきます。遊園地デートなど、甘いイベントも満載で、幸せな空気に満ちたエピソードが続きます。
また、エマと心の関係にも大きな進展があり、サブカップルの恋模様からも目が離せません。
最新話の展開:もっと、その先に(第49話)
そして、雑誌「デザート」で掲載された最新話。穏やかで幸せな同棲生活を送る中で、雪の心には「逸臣さんともっと先に進みたい」という新たな想いが芽生え始めます。
その純粋で少し大胆な願いは、果たして逸臣に届くのでしょうか。二人の関係が新たなステージに進むことを予感させる、息をのむような一夜が描かれます。さらに、もう一つの恋にも決定的な瞬間が訪れるなど、今後の展開から目が離せない、非常に重要な回となっています。この続きは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
『ゆびさきと恋々』の主要キャラクター
物語を彩る魅力的な登場人物たちを簡単にご紹介します。
- 糸瀬 雪(いとせ ゆき)
- 本作の主人公。生まれつき耳が聞こえない女子大生。キュートなものが大好きで、まっすぐな心を持つ。逸臣と出会い、世界が広がっていく。
- 波岐 逸臣(なぎ いつおみ)
- 雪と同じ大学の先輩。世界中を旅するのが好きで、複数の言語を操る。雪の手話にも自然に興味を持つ、懐の深い青年。
- 芦沖 桜志(あしおき おうし)
- 雪の幼なじみ。雪に想いを寄せているが、口が悪く素直になれない。手話も堪能で、誰よりも雪のことを気にかけている。
- 藤白 りん(ふじしろ りん)
- 雪の親友で一番の理解者。ファッション好きでおしゃれ。雪と逸臣の関係を温かく見守る。
- 中園 エマ(なかその えま)
- 逸臣の高校時代からの友人。逸臣に片想いしていたが…。はっきりした物言いの美人。
- 伊柳 心(いりゅう しん)
- 逸臣やエマの友人で美容師。洞察力が鋭く、仲間たちの恋の相談役になることも多い。
作品の見どころと考察:手話が繋ぐ心のコミュニケーション
『ゆびさきと恋々』の最大の魅力は、「手話」を通じたコミュニケーションが非常に美しく、丁寧に描かれている点です。
雪にとって手話は日常の言語ですが、逸臣にとっては未知の言語。彼が雪の「ゆびさき」が紡ぐ言葉を一つひとつ覚え、理解しようとする姿は、単なる恋愛感情だけでなく、相手の世界そのものへの深いリスペクトを感じさせます。言葉がなくても、視線や手の動き、表情で伝わる想いの温かさが、この作品の感動の核となっています。
障がいを「乗り越えるべき壁」としてではなく、一人の人間の「個性」として描き、その上で育まれるピュアな愛情に、多くの読者が心を揺さぶられています。
『ゆびさきと恋々』に関するよくある質問(FAQ)
- 単行本は何巻まで発売されていますか?
- 2025年9月現在、12巻まで発売されています。12巻は2025年2月13日に発売されました。
- 最新話はどこで読めますか?
- 最新話は、講談社の月刊漫画雑誌「デザート」で連載されています。電子版の「デザート」でも読むことが可能です。
- アニメは漫画のどこまで映像化されましたか?
- 2024年に放送されたTVアニメは、原作コミックスのおよそ6巻あたりまでの内容が描かれました。二人の関係が深まっていく、物語の序盤から中盤にかけての美しいエピソードが映像化されています。
まとめ:優しい世界に、あなたも触れてみませんか?
『ゆびさきと恋々』は、雪と逸臣のゆっくりと、しかし着実に育まれる愛情を描いた、心温まるラブストーリーです。二人の純粋な想いはもちろん、彼らを取り巻く友人たちの人間模様も丁寧に描かれており、読むたびに優しい気持ちになれます。
この記事で紹介したあらすじは、物語のほんの一部にすぎません。キャラクターたちの繊細な表情や、美しい手話の描写、心に響くモノローグなど、原作でしか味わえない感動がたくさん詰まっています。
まだ読んだことがない方も、途中で止まっている方も、ぜひこの機会に『ゆびさきと恋々』の世界に触れてみてください。
この記事は2025年9月現在の情報に基づいています。
最終更新日: 2025年9月1日