伝説の漫画『ドラゴンボール』。その興奮と感動は、世代を超えて多くのファンの心を掴んで離しません。そして、その正統な続編として描かれているのが『ドラゴンボール超』です。魔人ブウとの激闘から続く物語は、宇宙規模の壮大なスケールへと進化し、私たちを新たな冒険へと誘います。
この記事では、『ドラゴンボール超』の物語を深く知りたいあなたのために、各ストーリーのネタバレを含むあらすじから、キャラクターたちの成長、そして今後の展開予想までを徹底的に解説します。
「最新話の内容が気になるけど、いきなり読むのは不安…」「これまでの話をまとめておさらいしたい！」そんな方にも楽しんでいただけるよう、物語の全体像が掴めるように構成しました。
※当記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。ネタバレを避けたい方はご注意ください。
『ドラゴンボール超』とは？初心者向け概要
『ドラゴンボール超』は、原作者である鳥山明先生がストーリー原案を手がけ、とよたろう先生が作画を担当する、『ドラゴンボール』の公式な続編です。物語は、原作の最終回、魔人ブウとの戦いが終わり平和を取り戻した地球から始まります。
『ドラゴンボールZ』までとの大きな違いは、その舞台が地球やナメック星を飛び越え、全12の宇宙を巻き込む壮大なスケールに広がったこと。破壊神や天使、さらには全宇宙の頂点に立つ全王様といった、規格外の力を持つ新キャラクターが次々と登場し、悟空たちの前に立ちはだかります。
「強さのインフレ」が魅力の一つであり、悟空やベジータが「超サイヤ人ゴッド」や「超サイヤ人ブルー」、さらには「身勝手の極意」といった新たな境地へと至る姿は、ファンならずとも胸が熱くなること間違いなしです。
『ドラゴンボール超』各編のネタバレあらすじ（ネタバレ注意）
ここからは、『ドラゴンボール超』の物語を各編ごとに振り返っていきます。悟空たちの前に現れた強敵と、繰り広げられた激闘の軌跡をたどりましょう。
破壊神ビルス編：新たな「神」との遭遇
魔人ブウとの戦いから数年後。平和な日常を過ごす悟空たちの前に、宇宙のバランスを司る「破壊神ビルス」とその付き人「ウイス」が現れます。ビルスは、予知夢で見たという強敵「超サイヤ人ゴッド」を求めて地球に来訪。地球の存亡を賭け、悟空は仲間たちの力を借りて「超サイヤ人ゴッド」へと覚醒し、ビルスに挑みます。この戦いを経て、悟空たちは自分たちのいる宇宙が12あるうちの「第7宇宙」に過ぎないこと、そして世界にはまだ見ぬ強敵が数多く存在することを知るのでした。
フリーザ復活編：最凶の帝王、再臨
かつて悟空に倒された宇宙の帝王・フリーザが、部下の策略によって復活。悟空への復讐を誓ったフリーザは、わずか数ヶ月のトレーニングで「ゴールデンフリーザ」という驚異的な進化を遂げ、大軍を率いて地球に襲来します。ビルスの星で修行を積んでいた悟空とベジータは、新たな力「超サイヤ人ブルー」を駆使して迎え撃ちます。宿敵との再戦は、互いの意地とプライドがぶつかり合う、熾烈な戦いへと発展します。
第6宇宙編：宇宙対抗の格闘試合！
第7宇宙の破壊神ビルスには、双子の兄弟である第6宇宙の破壊神シャンパがいました。あることをきっかけに、二つの宇宙の威信を賭けた「格闘試合」が開催されることに。悟空たちは第7宇宙の代表として、第6宇宙から選りすぐられた強者たちと戦います。時を止める暗殺者ヒットなど、個性的な能力を持つライバルとの出会いは、悟空の戦闘センスをさらに研ぎ澄ませていきます。
未来トランクス編：絶望の未来と謎の敵「ゴクウブラック」
平和を取り戻したはずの未来の世界から、再びトランクスが助けを求めにやってきます。彼の世界は、悟空と瓜二つの姿をした謎の敵「ゴクウブラック」によって、人類滅亡の危機に瀕していました。悟空とベジータは、ゴクウブラックの謎を解明し、未来を救うためにタイムマシンで駆けつけます。衝撃的なゴクウブラックの正体、そしてその背後に潜む神の存在。時空を超えた戦いは、シリーズ屈指のシリアスで感動的なドラマを生み出しました。
力の大会編：宇宙存亡を賭けたバトルロイヤル
全宇宙の神々の頂点に立つ全王様の提案により、8つの宇宙から各10名の選手が参加する、宇宙存亡を賭けた「力の大会」が開催されることに。負けた宇宙は、その場で消滅させられるという過酷なルールのもと、悟空は第7宇宙の仲間たち、そしてまさかの宿敵フリーザをもメンバーに加え、究極のバトルロイヤルに挑みます。この戦いの中で、悟空は意識と肉体が分離した究極の領域「身勝手の極意」へと覚醒。仲間との絆を力に変え、絶望的な状況を覆していきます。
銀河パトロール囚人編（モロ編）：魔法を操る最悪の脱獄囚
力の大会の後、銀河刑務所から最悪の囚人「モロ」が脱獄します。モロは星々の生命エネルギーを喰らい、さらには相手の気を吸収する魔法を使う恐ろしい敵でした。悟空とベジータは気を吸い取られ、かつてない窮地に立たされます。悟空は「身勝手の極意」の完成を目指し、ベジータは己の罪と向き合うため新たな修行の道へ。力だけでなく、精神的な成長が試される戦いが描かれます。
生残者グラノラ編：宇宙一の戦士とサイヤ人の因縁
かつてフリーザ軍に故郷を滅ぼされたシリアル人・グラノラ。彼はドラゴンボールを使って「宇宙一の戦士」となり、サイヤ人への復讐を誓います。悟空とベジータは、復讐に燃えるグラノラと対峙することに。しかし、戦いの裏には、サイヤ人の過去や悟空の父・バーダックの知られざる真実が隠されていました。敵と味方、復讐と赦しが交錯する、深いドラマが展開されます。
スーパーヒーロー編：主役は悟飯とピッコロ！
悟空とベジータがビルスの星で修行に励む一方、地球ではかつて壊滅したはずの「レッドリボン軍」が復活。新たな人造人間「ガンマ1号・2号」、そして最凶の兵器を擁し、再び世界征服を企てます。この危機に立ち向かうのは、学者として平和な日々を送っていた孫悟飯と、彼の師匠であるピッコロ。師弟の絆、そして父から受け継いだ潜在能力が、ついに爆発します。悟飯が新たな覚醒を遂げる「ビースト」の姿は必見です。
キャラクターの成長と深層心理を分析
『ドラゴンボール超』の魅力は、壮大なバトルだけではありません。キャラクターたちの心の成長や変化も大きな見どころです。
孫悟空：強さへの純粋な探求心
常に「もっと強いヤツと戦いてえ」という純粋な欲求で動く悟空。しかし、破壊神ビルスや全王様といった、力の次元が違う存在と出会うことで、彼の「強さ」への価値観は変化していきます。「身勝手の極意」は、力任せではなく、心の平穏と肉体の極致から生まれる境地。強さを求める純粋さはそのままに、精神的な成熟を遂げていく姿が描かれています。
ベジータ：誇り高きサイヤ人の王子、そして父として
永遠のライバル・カカロットを追い続けるベジータ。当初は悟空を追い越すことだけが目的でしたが、物語が進むにつれて彼の内面は大きく変化します。未来トランクス編で見せた父親としての覚悟、力の大会での仲間との共闘、そしてモロ編でヤードラット星での修行を通して見つけた「自分だけの強さ」。プライドの高さはそのままに、守るべきもののために戦う彼の姿は、多くのファンの心を打ちました。
孫悟飯とピッコロ：復活した師弟の絆
スーパーヒーロー編で再び主役として輝いたのが悟飯とピッコロです。学者として戦いから遠ざかっていた悟飯ですが、師匠ピッコロの檄と家族を想う強い気持ちが、彼に眠る規格外のポテンシャルを再び覚醒させました。ピッコロもまた、悟飯の娘パンを孫のように可愛がり、師として、そして保護者として悟飯一家を支えます。この二人の揺るぎない師弟の絆は、物語に温かい感動を与えてくれます。
今後の展開予想と考察
スーパーヒーロー編が終わり、物語は新たな局面を迎えようとしています。悟空とベジータはビルスをもしのぐ強さを手に入れつつありますが、フリーザが「ブラックフリーザ」という衝撃的な進化を遂げ、二人の前に再び立ちはだかりました。
今後の展開としては、
- ブラックフリーザとの全面対決
- まだ見ぬ未知の宇宙や強敵の登場
- 悟飯やピッコロ、トランクスや悟天など次世代のさらなる活躍
などが予想されます。特に、ブラックフリーザは悟空たちの「身勝手の極意」や「我儘の極意」を一撃で破るほどの力を見せており、次の戦いはこれまで以上に苛烈なものになることは間違いないでしょう。物語の伏線はどのように回収され、悟空たちはどこまで強くなっていくのでしょうか。ファンの間でも考察が飛び交い、今後の展開から目が離せません。
『ドラゴンボール超』を楽しむための電子書籍情報
「物語の続きが気になってきた！」「最初から読み返したい！」
そう思った方は、電子書籍で『ドラゴンボール超』の世界に飛び込むのがおすすめです。スマホやタブレットがあれば、いつでもどこでも悟空たちの冒険を楽しめます。
以下のサイトで配信されているので、ぜひチェックしてみてください。
漫画は月刊誌「Vジャンプ」で連載中ですので、最新話を追いかけたい方はそちらも要チェックです！
まとめ
『ドラゴンボール超』は、かつてのファンを熱狂させ、新たなファンを魅了する、まさに「進化し続ける伝説」です。この記事で紹介したネタバレやあらすじは、広大な物語のほんの一部に過ぎません。
キャラクターたちの細かな感情の動き、息をのむ戦闘シーンの迫力、そして予想を超えるストーリー展開は、実際に漫画を読むことでしか味わえない感動があります。ぜひこの機会に『ドラゴンボール超』を手に取って、悟空たちと一緒にまだ見ぬ強敵との戦いに胸を躍らせてみませんか？
