『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』で知られる少女漫画の名手、咲坂伊緒先生が描く最新作『ユメかウツツか』。人見知りの少女と、彼女だけが知る“先輩”との不思議で切ない恋物語は、早くも多くの読者の心を掴んでいます。
「二人の関係はどうなるの？」「阿久津くんの秘密って？」
そんな疑問をお持ちの方へ、この記事では『ユメかウツツか』の第1話から最新話（単行本3巻収録の第12話）までのネタバレを、物語の核心に触れながら徹底解説します。各話のあらすじから重要な伏線、そして今後の展開予想まで、この記事を読めばすべてがわかります。
※この記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
ネタバレを読んで原作が気になった方は、ぜひコミックシーモアで繊細な心の動きを確かめてみてくださいね。
『ユメかウツツか』作品概要
『ユメかウツツか』は、咲坂伊緒先生が「別冊マーガレット」で連載中の作品です。人と話すのが苦手な主人公・いろはが、心の支えである“先輩”・阿久津想と現実世界で再会したことから、物語は静かに動き出します。
- 作者：咲坂伊緒
- 連載誌：別冊マーガレット（集英社）
- 単行本：既刊3巻（2025年8月時点）
コミックシーモアの配信状況
電子書籍サイト「コミックシーモア」では、『ユメかウツツか』が好評配信中です。最新刊の3巻は2025年8月25日に配信が予定されています。お得なキャンペーンを利用して、一気に読み進めるのもおすすめです。
- コミックシーモア商品ID：316805
主要な登場人物
物語を彩る魅力的なキャラクターたちを紹介します。
- 宝生 いろは（ほうしょう いろは）：本作の主人公。極度の人見知りで、クラスに馴染めずにいる高校1年生。中学時代に出会った阿久津くんを心の支えにしており、彼と話すときだけは素直になれます。
- 阿久津 想（あくつ そう）：いろはが「先輩」と慕う少年。中学時代に図書館でいろはと出会いました。病気で留年したため、高校ではいろはと同級生になります。どこか影があり、感情の起伏が少ないミステリアスな存在です。
- 神山（かみやま）：いろはのクラスメイト。物静かないろはのことを気にかけており、何かと声をかけてくれます。
- 五十嵐（いがらし）：いろはのクラスメイトの女子。明るい性格で、いろはにとって初めての友達となります。
【ネタバレ】第1話から最新話までのあらすじを徹底解説
ここからは、各話のあらすじを追いながら、物語の重要なポイントを解説していきます。いろはと阿久津くんの関係はどのように変化していくのでしょうか。
第1話：幻の先輩との出会い
高校に入学したものの、人と話すのが苦手ないろはは、教室で孤立していました。彼女の唯一の心の支えは、中学の図書館で出会った“阿久津先輩”。休み時間になると旧校舎へ向かい、そこにいるはずの阿久津先輩と会話するのが日課でした。しかし、その姿はクラスメイトには見えておらず、いろはは「変な子」だと思われてしまいます。彼女にとって、阿久津くんは夢の中の存在、あるいは自分だけに見える幻のような存在だったのです。
第2話：夢から現実へ…目の前に現れた阿久津くん
ある日、いろはのクラスに転校生がやってきます。その顔を見て、いろはは息をのみます。それは、ずっと心の中で会話してきた阿久津想、その人でした。しかし、彼は「先輩」ではなく、同い年のクラスメイト。実は阿久津くんは病気で1年留年していたため、いろはと同じ学年になったのでした。「幻」だと思っていた存在が「現実」になった瞬間、いろはの世界は大きく揺らぎ始めます。
第3話〜第4話：少しずつ変わる日常
現実の阿久津くんと同じクラスになったことで、いろはの日常に変化が訪れます。彼と話すことをきっかけに、クラスメイトの神山くんや五十嵐さんと少しずつ言葉を交わせるようになります。今まで自分の殻に閉じこもっていたいろはが、外の世界へと一歩踏み出す様子が丁寧に描かれます。しかし、同時に阿久津くんが抱える「病気」や「留年」という影が、二人の関係に静かに横たわっていることも示唆されます。
第5話〜第6話：縮まる距離と芽生える恋心
現実の阿久津くんと接する時間が増えるにつれ、いろはの中に淡い恋心が芽生え始めます。感情をあまり表に出さない阿久津くんですが、時折見せる優しさに、いろははどんどん惹かれていきます。しかし、感情表現が乏しいのは、病気の後遺症なのか、それとも彼の心に何か深い傷があるのか…。謎めいた彼の姿が、いろはの心をさらにかき乱します。
第7話〜第8話：文化祭準備で急接近！
物語の大きな転機となるのが文化祭です。クラスの展示でリーダーを任されたいろはは、戸惑いながらも、クラスメイトと協力する経験を通して大きく成長します。特に、準備期間中に阿久津くんと二人きりになる時間が増え、二人の距離は急速に縮まっていきます。いろはのひたむきな努力が、少しずつ阿久津くんの心を溶かしていく様子は、まさに王道の青春ラブストーリーです。
第9話：ライバルの登場？揺れる心
順調に見えた二人の関係に、波乱の予感が訪れます。阿久津くんに好意を寄せる女子生徒・ゆあが登場し、いろはは初めて「嫉妬」という感情を覚えます。さらに、いろはを気にかける神山くんの存在も加わり、物語は甘酸っぱい三角関係の様相を呈してきます。自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさと、阿久津くんを想う切ない気持ちが交錯します。
第10話：文化祭当日、二人の特別な時間
文化祭当日、準備の最中に阿久津くんがいろはの頬に黒猫のフェイスペイントをするシーンは、読者の心をときめかせた名場面の一つです。この小さなスキンシップをきっかけに、いろはは「ただ待っているだけじゃダメだ」と、自ら行動を起こすことを決意します。彼の心を動かしたい――その一心で、いろはは勇気を振り絞ります。
第11話：明かされる阿久津くんの過去の断片
文化祭にやってきた阿久津くんの「過去の同級生」によって、彼の秘密が少しだけ明らかになります。彼がなぜ留年したのか、どんな病気を患っていたのか。その断片的な情報が、彼の感情の乏しさの理由に関係していることが示唆されます。彼の心の傷に触れたいろはは、彼を支えたいという想いを強くします。
第12話（最新話）：新たな始まりの予感
文化祭が終わり、いろはと阿久津くんの関係は新たなステージへと進もうとしています。いろはの行動によって、阿久津くんの心にも確かな変化が芽生え始めていました。しかし、彼の過去の全貌はまだ謎に包まれたまま。そして、神山くんや友人たちとの関係も複雑に絡み合い、物語はさらに深みを増していきます。この先に待っているのは甘い恋の成就か、それとも切ない試練か。読者の想像を掻き立てる、まさに次章への序曲となる回です。
物語の核心と伏線回収
『ユメかウツツか』の最大の謎は、「阿久津くんがなぜ感情を表に出さないのか」という点です。彼の病気や過去の出来事が、彼の心を閉ざしてしまった原因であることは間違いありません。
物語は、人見知りだったいろはが「行動」することで阿久津くんの心を開いていく、という構図で進んでいます。文化祭というイベントを通して、いろはは自信をつけ、阿久津くんは少しずつ感情を取り戻していく。この二人の成長と変化が、物語の最大の魅力と言えるでしょう。
今後の展開予想
最新話までの流れを踏まえると、今後の展開は以下のように予想されます。
- 阿久津くんの過去の本格的な解明：彼の病気や人間関係の全貌が明らかになり、それが二人の関係を試す大きな壁となる可能性があります。
- いろはの告白と阿久津くんの答え：いろはが自分の言葉で想いを伝え、阿久津くんがそれに対してどう向き合うのかが、物語のクライマックスになるでしょう。
- 神山くんとの関係：いろはを支える神山くんの想いが、物語にどのような影響を与えるのかも見逃せません。
咲坂伊緒先生が描く物語ですから、一筋縄ではいかない、切なくてリアルな心の機微が描かれることは間違いないでしょう。
よくある質問（FAQ）
Q. 最新話は何話まで読めますか？
A. 2025年8月時点で、単行本3巻に収録されている第12話までが公開されています。続きは連載誌「別冊マーガレット」で読むことができます。
Q. どこで読むのがおすすめですか？
A. 単行本をまとめて読みたい方は、電子書籍サイト「コミックシーモア」がおすすめです。1巻から最新巻まで配信されており、お得なクーポンやキャンペーンも頻繁に実施されています。
『ユメかウツツか』ネタバレまとめ
この記事では、『ユメかウツツか』の第1話から最新12話までのネタバレあらすじと考察をお届けしました。
“幻”から始まった恋が、現実の世界で少しずつ形になっていく様子は、もどかしくも応援したくなります。心を閉ざした少年と、彼のために勇気を出す少女。二人の恋の行方を、ぜひあなた自身の目で見届けてください。
ネタバレを読んで少しでも気になった方は、ぜひコミックシーモアで原作を読んで、咲坂伊緒先生が描く繊細な世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
