※注意：この記事は、漫画『レッドブルー』の重大なネタバレを含みます。単行本未読の方、結末を知りたくない方はご注意ください。
「あいつを、一発殴りたい」——その歪んだ初期衝動から、すべてが始まった。
週刊少年サンデーで絶賛連載中の本格MMA（総合格闘技）漫画『レッドブルー』。病弱でいじめられっ子だった主人公・鈴木青葉が、唯一の目標のために己のすべてを懸けて強くなる姿は、多くの読者の胸を熱くさせています。
この記事では、そんな『レッドブルー』の第1話から最新刊14巻までの壮大な物語を、重要なポイントに絞って徹底的にネタバレ解説します。実写ドラマ版との違いや、気になる今後の展開の考察まで、作品の魅力を余すところなくお届けします。
漫画『レッドブルー』とは？作品の基本情報
『レッドブルー』は、『今際の国のアリス』の作画で知られる波切敦先生が描く、本格MMA漫画です。2022年から「週刊少年サンデー」にて連載が開始され、2025年9月現在、単行本は14巻まで発売されています。
強さへの純粋な憧れではなく、嫉妬と憎しみを原動力にする主人公という異色の設定と、リアルで緻密な格闘描写が話題を呼び、格闘技ファンから漫画好きまで幅広い層に支持されています。
実写ドラマ化も話題！配信はどこで見れる？
『レッドブルー』は2024年12月からMBS/TBS系で実写ドラマが放送され、大きな反響を呼びました。物語の重要なエッセンスはそのままに、実写ならではの迫力あるファイトシーンが魅力です。
現在、ドラマ版はNetflixで見放題独占配信中です。原作のあのシーンがどう映像化されたのか、ぜひその目で確かめてみてください。
物語を彩る主要登場人物
- 鈴木 青葉（すずき あおば）：本作の主人公。病弱で根暗ないじめられっ子だったが、赤沢拳心を「一発殴る」ためだけにMMAの世界へ。驚異的な観察眼と記憶力を武器に、寝技（グラップリング）を極めていく。
- 赤沢 拳心（あかざわ けんしん）：青葉の同級生で、MMAジムの御曹司。天性の才能を持つ「神童」で、青葉が執着するすべての原因。
– 岩瀬 三之助（いわせ さんのすけ）：元々は青葉をいじめていたが、彼をMMAジムに誘うきっかけを作った人物。今では青葉の成長を見守る仲間に。
– 時和 珠（ときわ しゅ）：青葉が所属する「シャークジム」の代表。現役を退いた伝説的な選手で、青葉の才能を見抜く。
– 雨地（あまち）：シャークジム所属の寝技の達人。青葉にグラップリングの基礎と奥深さを叩き込む師匠的存在。
【時系列】レッドブルーのネタバレあらすじ！1話から最新刊まで
物語は大きく分けて「序盤」「MMA甲子園編」「プロ編」の3つで構成されています。ここからは、青葉の成長の軌跡を時系列で追っていきましょう。
序盤：衝動と覚醒（単行本1〜2巻）
物語は、主人公・鈴木青葉が同級生の赤沢拳心に抱く強烈なコンプレックスから始まります。人気者で才能にも恵まれた拳心の「お前、空っぽじゃん」という一言が、青葉の心に深い傷と歪んだ目標を刻み込みました。
「あいつを、俺の手で殴りたい」
その一心で、青葉はいじめっ子だった岩瀬の紹介でMMAジム「シャークジム」の門を叩きます。そこで彼は、代表の時和や寝技のスペシャリスト・雨地と出会い、才能ではなく「観察力」と「執念」を武器に、グラップラーとしての道を歩み始めます。身体能力で劣る青葉が、まるでパズルのように相手を組み伏せていく姿は、まさに圧巻です。
MMA甲子園編：ライバルとの死闘（単行本3〜9巻）
高校生格闘家の頂点を決める「MMA甲子園」。青葉は、自らの力を証明するためにこの舞台に挑みます。
空手の天才・羽鶴、規格外のパンチ力を持つ鵺路、頭脳で戦う策略家・柊、そして圧倒的なフィジカルを誇る鉢屋――。次々と現れる強敵たちとの死闘を通じ、青葉は技術的にも精神的にも大きく成長を遂げます。
特に決勝での鉢屋との一戦は、互いのすべてを削り合う壮絶な展開に。己のスタイルを貫き通した青葉は、激闘の末に甲子園の頂点に立ちます。この勝利が、彼をプロの世界へと導く大きな一歩となるのでした。
プロ編：本物の世界へ（単行本10巻〜）
甲子園王者となった青葉は、ついにプロのリング「BOOST」へと戦いの舞台を移します。アマチュアとは比較にならない猛者たちがひしめくプロの世界で、青葉の寝技は通用するのか。
プロデビュー戦から、老獪なグラップラーや予測不能なストライカーとの厳しい戦いが続きます。青葉はこれまで以上に緻密な戦略と、新たなる武器を手に、一戦一戦、確実にその存在感を高めていきます。
この編では、シャークジム代表・時和の現役復帰や、甲子園で鎬を削ったライバルたちのプロでの活躍も描かれ、物語はさらに重層的でスリリングな展開を見せていきます。
最新刊14巻までの展開と今後の見どころ
最新14巻では、プロの舞台「BOOST」での戦いがさらに激化！甲子園のライバルだった鵺路と鉢屋による、意地とプライドがぶつかり合う再戦は、まさに魂の削り合い。その衝撃的な結末は、多くの読者に衝撃を与えました。
一方、青葉もまた、プロのリングで己の限界を超える戦いに身を投じています。彼の次なる相手は一体誰なのか？そして、物語の根幹にある「赤沢拳心との対決」はいつ、どのような形で実現するのか？物語は最高潮の熱気を保ったまま、核心へと突き進んでいます。青葉の執念がどこへ辿り着くのか、一瞬たりとも目が離せません！
ドラマ版と原作漫画の違いは？
実写ドラマ版は、原作のストーリーをリスペクトしつつも、全8話という構成に合わせて展開がスピーディーになっています。
- 心理描写：原作の魅力である青葉のモノローグや細かい心理描写は、ドラマでは表情や演出で表現されています。原作を読むと、彼の内面の葛藤や思考がより深く理解できます。
– サブキャラクター：一部のサブキャラクターのエピソードが凝縮されていたり、ドラマオリジナルの描写が加えられたりしています。
ドラマを観てハマった方こそ、原作漫画を読むことを強くおすすめします。キャラクターたちのバックボーンや、より詳細な格闘技術の解説など、新たな発見が満載です！
よくある質問（FAQ）
Q. レッドブルーは何巻で完結するの？
A. 2025年9月現在、完結しておらず「週刊少年サンデー」で連載中です。単行本は14巻まで発売されています。
Q. アニメ化はしてる？
A. 2025年9月現在、アニメ化の発表はありません。実写ドラマが放送・配信されています。
Q. 漫画『レッドブルー』はどこで読める？
A. 全国の書店や電子書籍ストアで購入できます。特におすすめなのが、お得なキャンペーンが豊富な「コミックシーモア」です。
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『レッドブルー』の今後の展開を考察！青葉と拳心の対決は？
物語の最大の焦点は、やはり鈴木青葉と赤沢拳心の直接対決です。
プロの舞台で着実に実績を積み上げる青葉。一方、神童・拳心もまた、圧倒的な強さで格闘界に君臨し続けています。二人が同じリングに上がる時、そこにはどんなドラマが待っているのでしょうか。
青葉の歪んだ執念は、拳心に届くのか。それとも、新たな感情へと昇華されるのか。『レッドブルー』というタイトルが示す「青コーナー」と「赤コーナー」、その意味が明らかになる瞬間まで、彼らの戦いから目が離せません！
