初恋、ざらり ネタバレ(結末まで)──1巻〜最終巻のあらすじを時系列で追う

初恋、ざらり ネタバレ(結末まで)──1巻〜最終巻のあらすじを時系列で追う 少女/女性漫画
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※この記事は、ざくざくろ先生の漫画『初恋、ざらり』の結末を含むネタバレを徹底解説しています。ドラマから原作に興味を持った方、読む前に物語の全体像を知りたい方はぜひ参考にしてください。

「普通」ってなんだろう? 誰かを好きになる気持ちに、障害なんて関係あるの?

そんな切実な問いを、痛いくらい純粋な恋愛模様を通して描き出す『初恋、ざらり』。2023年には実写ドラマ化もされ、多くの人の心を揺さぶりました。

この記事では、軽度の知的障害を持つ主人公・有紗と、彼女が恋する岡村さんの不器用で、だからこそ愛おしい恋の軌跡を、第1巻から最終巻(完結)まで、時系列に沿って詳しくご紹介します。

ネタバレを読む前の注意

本記事は、漫画『初恋、ざらり』の全3巻(完結済み)のストーリー、特に結末に関する重要な情報を含んでいます。ご自身の判断で読み進めていただくようお願いいたします。

まだ物語の結末を知りたくない方は、まずは試し読みから始めるのがおすすめです。

『初恋、ざらり』とは?作品の基本情報

まずは『初恋、ざらり』の基本的な情報をおさらいしておきましょう。

  • タイトル:初恋、ざらり
  • 作者:ざくざくろ
  • 出版社:KADOKAWA
  • レーベル:コルクスタジオ
  • 巻数:全3巻(完結済み ※2025年9月現在)

SNSでの発表をきっかけに話題となり、そのリアルな心理描写と胸を締め付けるストーリーが多くの読者の共感を呼びました。

主な登場人物

  • 上戸 有紗(かみと ありさ)
    本作の主人公。軽度の知的障害と自閉スペクトラム症を抱えています。自分に自信が持てず、常に「普通」であることに強い憧れを抱いています。人に必要とされると断れない性格が、時に彼女を苦しめます。
  • 岡村 龍二(おかむら りゅうじ)
    有紗が働く配送センターの先輩社員。穏やかで優しい性格の持ち主。有紗の仕事ぶりを気遣い、自然体で接する彼の存在が、有紗の世界を少しずつ変えていきます。
  • 有紗の母
    有紗の障害を理解しつつも、過保護になりがちな面も。娘の幸せを誰よりも願っていますが、その思いが有紗を追い詰めてしまうこともあります。

【ネタバレ】第1巻のあらすじ|不器用な二人の出会い

主人公の上戸有紗は、軽度の知的障害があることを隠しながら、コンパニオンの仕事をしていました。しかし、人との距離感がうまく掴めず、自己肯定感はどんどん低くなるばかり。「自分は誰からも必要とされていない」という孤独感を抱える日々を送っていました。

そんな生活を変えたい一心で、有紗は昼間のアルバイトとして配送センターで働き始めます。そこで出会ったのが、先輩社員の岡村龍二でした。

仕事のミスで落ち込む有紗に、岡村は責めることなく優しく声をかけます。彼の何気ない気遣いや、ありのままの自分を見てくれるような温かさに、有紗の心は少しずつ惹かれていきます。「この人のそばにいたい」――それは、有紗にとって初めての、ざらりとした手触りの恋心の芽生えでした。

【ネタバレ】第2巻のあらすじ|恋人になってからの葛藤

有紗は勇気を振り絞り、岡村に想いを伝えます。戸惑いながらも、岡村は彼女の真っ直ぐな気持ちを受け止め、二人は恋人同士になります。有紗にとって、それは夢のような出来事でした。

しかし、幸せな時間の中で、新たな壁が立ちはだかります。それは、「自分の障害を、岡村さんにいつ、どうやって伝えるか」という大きな問題でした。

「もし知られたら、嫌われてしまうかもしれない」「普通じゃない自分は、彼の隣にいてはいけないのではないか」――そんな不安が、有紗の心を蝕んでいきます。

一方の岡村も、有紗を守りたいという気持ちとは裏腹に、彼女の心の繊細さに気づけず、無意識に傷つけてしまうことがあります。好きだからこそ生まれるすれ違いが、二人の関係に少しずつ影を落とし始めるのです。

【ネタバレ】第3巻(最終巻)のあらすじと結末|別れ、そして未来へ

関係を深める中で、有紗はついに岡村に自分の障害を打ち明けます。岡村はそれを受け入れ、彼女を家族に紹介しようとしますが、ある出来事をきっかけに二人の関係は大きく揺らぎます。

「普通」になれない自分に絶望した有紗は、自ら岡村に別れを告げ、彼の前から姿を消してしまいます。

時は流れ、二人は一度、完全に離れ離れになってしまいます。有紗は自分自身と向き合い、岡村もまた、有紗という存在の大きさを痛感する日々を過ごします。このまま終わってしまうかに見えた二人の物語ですが、運命は再び彼らを引き合わせます。

再会した二人が選んだ未来とは――。

最終巻では、一度は壊れてしまった関係を乗り越え、本当の意味でお互いを理解し、支え合っていくことを決意する二人の姿が描かれます。その結末は、涙なしには読めません。電子書籍版には、その後の二人の幸せな日々を描いた描き下ろしエピソードも収録されており、ファン必見の内容となっています。

原作漫画とドラマ版の主な違い

2023年に放送されたドラマ版も大きな話題となりましたが、原作漫画とはいくつか異なる点があります。

比較項目 原作漫画 ドラマ版
心理描写 有紗のモノローグが多く、内面の葛藤や思考が非常に細かく描かれる。 俳優の表情や行動、演出によって心理を表現。より客観的な視点になっている。
ストーリー展開 テンポよく進む部分と、じっくり描く部分の緩急が特徴。 連続ドラマとして、各話に見せ場を作るためのオリジナル展開やエピソードが追加されている。
結末の描き方 描き下ろしで、その後の幸せなエピソード(プロポーズなど)が描かれている。 二人が再び歩み始める希望に満ちた形で幕を閉じる。

ドラマで感動した方も、原作ならではの繊細な心の動きや、より深い物語に触れることで、新たな発見があるはずです。

『初恋、ざらり』はどこで読める?お得な電子書籍情報

『初恋、ざらり』は全3巻で完結しており、紙の書籍はもちろん、電子書籍でも読むことができます。特におすすめなのが、国内最大級の電子書籍ストア「コミックシーモア」です。

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まだ読んだことがない方は、ぜひこの機会にコミックシーモアで『初恋、ざらり』の世界に触れてみてください。

『初恋、ざらり』に関するよくある質問

Q. 漫画は完結していますか?何巻まで出ていますか?
A. はい、全3巻で完結しています。2025年9月現在、続編などの情報はありません。
Q. ドラマの続きは漫画で読めますか?
A. ドラマは原作の最終巻までを描いています。しかし、漫画にはドラマでは描ききれなかった細かな心理描写や、最終巻の描き下ろしエピソードなど、原作ならではの魅力があります。

まとめ:『初恋、ざらり』はただの恋愛漫画じゃない!

『初恋、ざらり』は、単なる恋愛物語ではありません。「普通とは何か」「人を愛するとはどういうことか」といった、誰もが一度は抱えるであろう問いに、真摯に向き合った作品です。

有紗と岡村の不器用な恋を通して、私たちは優しさの意味や、人を想うことの尊さを改めて教えられます。読み終えた後、きっとあなたの心にも温かい何かが残るはずです。

まだこの感動を味わっていない方は、ぜひ原作漫画を手に取ってみてください。