最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従えるネタバレまとめ（第1話〜最新話まで）

【注意】この記事は、漫画『最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える』の重大なネタバレを含みます。まだ作品を読んでいない方、ご自身で物語を楽しみたい方は、ここでブラウザを閉じることを強くおすすめします。

「最強」を目指したはずが、与えられたのは戦闘力ゼロの支援職【話術士】――。そんな絶望的なスタートから、知略と悪魔的な策略を武器に、最強の猛者たちを駒のように従えて頂点へと駆け上がる主人公ノエル・シュトーレン。

この記事では、そんな彼の壮大な成り上がり物語の第1話から最新話までのあらすじと、物語の核心に迫るネタバレを徹底解説します。ノエルがいかにして無力な少年から世界最強クランの支配者へと変貌を遂げたのか、その軌跡を一緒に追いかけましょう！

『最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える』とは？

本作は、原作・じゃき先生、漫画・やもりちゃん先生による異色のダークファンタジーです。小説投稿サイト「小説家になろう」で絶大な人気を博し、オーバーラップ社の「コミックガルド」にてコミカライズ連載が開始されました。

単なる「なろう系」の成り上がり物語とは一線を画し、主人公ノエルが持つ冷徹なまでの合理主義と、目的のためなら手段を選ばない非情な策略が魅力。読者の倫理観を揺さぶるような展開の連続で、多くのファンを獲得しています。

ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。ノエルの策略の全貌、仲間たちとの出会い、そして彼が目指す頂点までの道のりを、物語の区切りごとに解説していきます。

伝説の探索者「不滅の悪鬼」を祖父に持つノエル・シュトーレン。誰もが彼の強大な才能を期待していましたが、10歳で発現した職能（ジョブ）は、戦闘能力が皆無の支援職【話術士】でした。周囲から蔑まれ、失意の底にいたノエルですが、彼は諦めませんでした。

「直接戦えないなら、最強の駒を従えればいい」

祖父が遺した「絶対に勝てる戦い以外するな」という教えを胸に、彼は己の頭脳と言葉だけを武器に、最強への道を歩み始めることを決意します。この瞬間こそ、後に帝国を震撼させる「最凶の司令塔」が誕生した瞬間でした。

ノエルはまず、自身の戦闘力不足を補うため、強力な仲間（＝駒）を探し始めます。彼の最初のターゲットとなったのは、伝説の暗殺者の血を引く少女・アルマでした。ノエルは彼女が抱える弱みや境遇を巧みに利用し、心身ともに支配下におさめます。

さらに、極東最強と謳われる剣士・コウガを奴隷商人から救い出すという名目で仲間に引き入れます。ここでもノエルは単なる人助けではなく、相手の忠誠心を確実なものにするための計算し尽くされた策略を巡らせるのでした。

彼の仲間集めは、友情や信頼といった甘いものではありません。すべては「最強になる」という目的のための、冷徹な布石なのです。

最強の駒を手に入れたノエルは、自身のクラン『嵐翼の蛇（ストーム・サーペント）』を創設します。しかし、実績のない新興クランが認められるほど探索者の世界は甘くありません。彼はBランク最強と名高いクランとの魔物討伐競争に挑みます。

正面から戦えば勝ち目のない相手に対し、ノエルは情報戦や心理戦を駆使。相手の裏をかき、敵の力を利用して勝利をもぎ取るという離れ業をやってのけます。この一連の戦いで、ノエルの「話術士」としての真の恐ろしさが、初めて世に知られることになります。

クランの名声が高まるにつれ、ノエルはより大きな舞台へと駒を進めます。彼の次なる目標は、帝国最高の探索者集団『七星（レガリア）』に名を連ねること。そのために必要な莫大な資金と実績、そして民衆の支持を得るため、彼は傀儡師ヒューゴがかけられた冤罪事件を利用することを画策します。

正義のためではなく、すべては自らの野望のため。彼は公開討論会という舞台を用意し、帝国の権力者たちを相手に、言葉だけで民衆を扇動し、世論を味方につけていくのです。この「討論会編」は、物理的な戦闘を一切行わず、知略と弁舌だけで巨大な敵を打ち破る、本作の真骨頂ともいえるパートです。

ノエル・シュトーレン: 本作の主人公。【話術士】という最弱職ながら、卓越した知略と冷徹な判断力で最強を目指す。目的のためなら悪魔に魂を売ることも厭わない。
アルマ・ユーディカス: 伝説の暗殺者の孫。高い戦闘能力を持つが精神的に脆い部分があり、ノエルに心酔し、彼の忠実な駒として働く。
コウガ・ミナカタ: 極東出身の凄腕の剣士。義理堅く実直な性格だが、そのためにノエルの策略に利用されることも。クランの最強戦力。