月曜日のたわわ同人版ネタバレまとめ【1巻から最新刊の収録話と描き下ろしを徹底解説】

「月曜日の朝が、待ち遠しくなる」――。そんな魔法のような言葉を実現してくれる作品が、比村奇石先生による『月曜日のたわわ』です。Twitter（現X）での毎週月曜日のイラスト投稿から始まり、今やアニメ化、商業コミック化も果たす超人気シリーズとなりました。

この記事では、その全ての原点である「同人版」の魅力に迫ります。1巻から最新刊までの収録内容や、同人版でしか読めない描き下ろし漫画のネタバレを交えながら、キャラクターたちの愛おしい物語を徹底解説します。

※この記事は『月曜日のたわわ』同人版の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

憂鬱な月曜日を吹き飛ばす最高の癒やしを求めるなら、まずはこの同人版から。物語の魅力を知って、ぜひ手元に置きたくなるはずです。

『月曜日のたわわ』同人版とは？商業版との違いを解説

「同人版と商業版（ヤングマガジン連載）って何が違うの？」と疑問に思う方も多いでしょう。二つの違いを簡単に解説します。

同人版：作者である比村奇石先生がTwitterに投稿したイラストを時系列順にまとめ、さらに数十ページに及ぶ「描き下ろし漫画」を追加して刊行している同人誌です。物語の原点であり、独特の青色「比村ブルー」が美しいイラスト集＋漫画という形式です。
商業版：同人版のストーリーをベースに、ヤングマガジンでの連載用にエピソードを再構成し、セリフやコマ割りを加えて漫画として描き直したものです。キャラクターの心情描写がより丁寧になっています。

つまり、全ての始まりであり、毎週の「たわわチャレンジ」の軌跡を追体験できるのが同人版の最大の魅力。特に、各巻の描き下ろし漫画は、本編のイラストだけでは語られないキャラクターたちの日常や関係の進展が描かれており、ファン必読の内容となっています。

物語の源流を味わいたいなら、まずは同人版から読むのが断然おすすめです。

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ここからは、各巻のあらすじと見どころをネタバレありでご紹介します。アイちゃんとお兄さんを中心に、愛すべきキャラクターたちの物語がどのように紡がれていくのか、その軌跡を追っていきましょう。

記念すべき第1巻。満員電車で痴漢に遭っていた女子高生「アイちゃん」を、サラリーマンの「お兄さん」が庇うシーンから物語は始まります。この時、お兄さんは腕を骨折してしまいますが、アイちゃんの豊満な胸がクッションとなり、大事には至りませんでした。

罪悪感を感じるアイちゃんに対し、お兄さんは「君が毎週月曜、この電車で俺のガードマンになってくれればいい」と提案。こうして、二人の奇妙で心温まる月曜日の通勤がスタートします。

描き下ろし漫画では、二人の出会いの裏側や、お兄さんの怪我のお見舞いにアイちゃんが訪れるエピソードが描かれています。まだぎこちない二人の距離感が、たまらなく愛おしい内容です。

アイちゃんとお兄さんの関係は、ただの「ガードマン」から少しずつ変化していきます。お兄さんの家で受験勉強を教わるようになったり、二人で水族館に出かけたりと、その距離は着実に縮まっていきます。

そしてこの巻から、もう一組の人気カップル「後輩ちゃん」と「先輩」の物語も本格的にスタート。天然でグラマラスな後輩ちゃんが、クールな先輩を無自覚に翻弄するオフィスラブコメが展開されます。出張先のホテルで起こるハプニングは必見です！

描き下ろしでは、後輩ちゃんと先輩の休日デート（？）が描かれ、仕事中とは違う二人の表情にドキドキさせられます。

巻が進むにつれて、キャラクターたちの世界はさらに広がっていきます。

アイちゃんの受験と進学：お兄さんのサポートを受け、アイちゃんは無事に大学へ合格。制服姿から私服になり、少し大人びた彼女の姿に、お兄さんも読者もドキッとさせられます。大学生になったことで、二人の関係にも新たなステージが訪れます。
後輩ちゃんと先輩のじれったい関係：会社のプロジェクトを通じて絆を深める二人。お互いを意識しているのは明らかなのに、なかなか一線を越えられない…。そんなもどかしい関係性が、多くの読者の心を掴んで離しません。
魅力的な新キャラクターたち：元気いっぱいの「バレー部ちゃん」と「トレーナー」さん、ミステリアスな「前髪ちゃん」と「先生」、クールな「ジト目ちゃん」と「お兄さんの弟」など、個性豊かなカップルが続々登場し、物語に彩りを加えます。

各巻の描き下ろし漫画では、これらのキャラクターたちの本編では語られないプライベートな一面がたっぷりと描かれています。彼らの日常を覗き見ることで、作品への愛情がさらに深まること間違いなしです。