【ネタバレ注意】この記事は、漫画『朝食会』の第1話から最新刊である9巻(2025年9月現在)までの重要な展開やあらすじをまとめています。物語の核心に触れる内容を含みますので、未読の方はご注意ください。
この記事でわかること
- 『朝食会』第1話から最新9巻までの物語の流れ
- 主要登場人物の関係性と目的
- 物語の重要な伏線と今後の展開
- お得に漫画を読む方法
法で裁けない悪を、被害者に代わって断罪するーー。『善悪の屑』『外道の歌』の世界線で描かれる、もう一つの復讐劇『朝食会』。その壮絶な物語は、どこへ向かうのでしょうか。この記事では、主人公・榎加世子の運命と、彼女を取り巻く人々の戦いを、最新9巻までのネタバレを含めて徹底解説します。
漫画『朝食会』の作品概要と最新刊情報
『朝食会』は、原案を渡邊ダイスケ先生、作画を小林拓己先生が担当するクライム・サスペンス漫画です。人気シリーズ『外道の歌』のスピンオフ作品として、被害者救済組織「朝食会」の活動を、新たな主人公の視点から描いています。
2025年9月現在、コミックスは9巻まで発売されています。電子書籍サイト「コミックシーモア」をはじめ、各プラットフォームで配信中です。
- 原案: 渡邊ダイスケ
- 作画: 小林拓己
- 出版社: 少年画報社
- 掲載誌: ヤングキング
- 最新刊: 9巻 (2025年2月25日発売)
美しい絵柄とは裏腹に、目を背けたくなるような過激な暴力描写や性犯罪を扱っているため、心に深い傷を負う可能性のある作品です。読む際は、ご自身の心と相談しながら読み進めることをお勧めします。
物語の全貌が気になった方は、まずはこちらから試し読みしてみてください。
『朝食会』の主な登場人物
物語を動かす中心人物たちを紹介します。彼らの複雑な関係性が、物語に深みを与えています。
榎加世子(えのき かよこ)
本作の主人公。8歳の時に拉致監禁され、性的暴行を受けたという壮絶な過去を持つ少女。心に深い傷を負いながらも、復讐代行組織「朝食会」と関わることで、自身の運命と向き合っていきます。
尾藤(びとう)
加世子が通う学校の教師。一見、生徒思いの優しい先生ですが、その裏では「朝食会」のメンバーとして活動しています。加世子を組織へと導く、物語のキーパーソンです。
榊(さかき)・不破(ふわ)
「乗っ取り屋一家」と呼ばれる、本作における主な敵対勢力。企業の乗っ取りや詐欺など、あらゆる非合法な手段で私腹を肥やす冷酷非道な一族で、「朝食会」と激しく対立します。
三上(みかみ)・国木八重子(くにき やえこ)
物語が進行するにつれて登場する、政治的な背景を持つ人物たち。三上の父の死の謎を追う中で、現職大臣である国木八重子の巨大な闇が浮かび上がり、物語はより大きなスケールへと発展していきます。
【巻別】『朝食会』1巻から最新9巻までのネタバレあらすじ
ここからは、各巻のあらすじをネタバレありで解説していきます。壮絶な復讐劇の流れを、順を追って見ていきましょう。
1巻:絶望の淵から「朝食会」へ
主人公・榎加世子の悲惨な過去が描かれる導入部。幼い頃に受けた性的暴行のトラウマは、彼女の心を深く蝕み、学校では孤立していました。そんな彼女に手を差し伸べたのが、教師の尾藤でした。しかし、彼のもう一つの顔は、法で裁けない悪を断罪する組織「朝食会」のメンバー。加世子は尾藤を通じて、この秘密組織の存在を知り、自らもその世界へ足を踏み入れることを決意します。希望の見えない日々に差し込んだ、一筋の歪んだ光。それが「朝食会」でした。
2巻~3巻:復讐の実行と新たな敵
「朝食会」のメンバーとなり、復讐の実行者としての道を歩み始めた加世子。ボディガードの鶴巻ら、個性的な仲間たちと共に、様々な依頼をこなしていきます。しかし、その活動は平穏ではありませんでした。企業の乗っ取りや詐欺を繰り返す「乗っ取り屋一家」の不破や榊といった、新たな敵が出現。「朝食会」の存在を嗅ぎつけ、その活動を妨害しようと暗躍します。組織の内外で、不穏な空気が渦巻き始めます。
4巻~5巻:尾藤の危機と激化する対立
物語は一気に緊迫感を増します。加世子を導いてきた尾藤が、乗っ取り屋一家の罠にかかり、変わり果てた姿で発見されるのです。この事件をきっかけに、「朝食会」と乗っ取り屋一家の対立は全面戦争へと突入。さらに、乗っ取り被害者からの復讐依頼が舞い込み、加世子たちは不破家への直接攻撃を開始します。しかし、敵はあまりにも狡猾で強大。復讐の過程で、組織内に不協和音が生じ始めます。
6巻~7巻:内部のスパイと因縁の対決
外部の敵だけでなく、内部にも危機が迫っていました。「朝食会」に新たに入会したメンバーが、実は敵対勢力が送り込んだスパイだったことが発覚。組織は内部崩壊の危機に瀕します。そんな中、尾藤の過去に深く関わる男・溝口が出所。尾藤の復讐を果たすため、そして組織の窮地を救うため、加世子たちは決死の作戦に打って出ます。幾重にも張り巡らされた策略と裏切り。信じられるのは誰なのか。壮絶な戦いの末、一つの因縁に決着がつきます。
8巻:政治の闇と新たな復讐依頼
尾藤の復讐が一区切りついたのも束の間、物語は新たなステージへと移行します。加世子は、かつての仲間・三上と再会。彼の父が不審な死を遂げたこと、そしてその死の裏に現職の大臣・国木八重子の影があることを知らされます。個人的な復讐から、国家レベルの巨大な陰謀へ。加世子は三上の依頼を受け、「朝食会」東京支部として、日本の政治を裏で操る強大な悪に立ち向かうことを決意します。
9巻(最新刊):巨大な悪との全面戦争へ
最新9巻では、国木八重子と、彼女に繋がる乗っ取り屋・榊が画策する巨大な陰謀の輪郭が、徐々に明らかになっていきます。三上の父の死の真相に迫る加世子たちですが、敵の権力はあまりにも絶大。警察や権力機構を巧みに利用し、じりじりと「朝食会」を追い詰めていきます。
もはや単なる復讐代行ではない、組織の存亡をかけた戦い。加世子と仲間たちは、この巨大な悪を打ち砕くことができるのでしょうか。そして、復讐の連鎖の果てに、彼女が見つけ出す答えとは…?物語は最高潮の盛り上がりを見せ、息つく暇もない展開が読者を待ち受けています。
物語の読みどころと『外道の歌』との繋がり
『朝食会』の魅力は、ただ過激なだけでなく、その深いテーマ性にあります。
加世子の心の成長と変化
当初は自らのトラウマに囚われていた加世子が、「朝食会」での活動を通じて、悩み、苦しみながらも、自分の意志で戦う意味を見出していく姿は、本作最大の読みどころです。彼女が下す決断の一つ一つが、読者の心を強く揺さぶります。
「復讐」という行為の是非
法では裁けない悪に対し、私刑という形で正義を執行する「朝食会」。その活動は本当に「正義」なのか。本作は、読者に対して「復讐とは何か」「正義とは何か」という根源的な問いを突きつけます。
『善悪の屑』『外道の歌』ファン必見のリンク
本作は『外道の歌』のスピンオフであり、カモやトラといったお馴染みのキャラクターが登場する場面も。彼らが「朝食会」とどのように関わっていくのか、シリーズファンなら見逃せないポイントです。
『朝食会』に関するよくある質問
- Q. 最新刊は何巻まで出ていますか?
- A. 2025年9月現在、コミックスは9巻まで発売されています。
- Q. 読む順番はありますか?
- A. 『善悪の屑』→『外道の歌』→『朝食会』の順番で読むと、世界観やキャラクターの関係性をより深く理解できますが、『朝食会』から読み始めても問題なく楽しめます。
- Q. どこで読むのがおすすめですか?
- A. 「コミックシーモア」なら、お得なクーポンやキャンペーンが豊富で、1巻まるごと無料試し読みができることもあります。電子書籍で手軽に読みたい方におすすめです。
まとめ:復讐の先に待つものをその目で見届けよう
漫画『朝食会』の第1話から最新9巻までのネタバレあらすじを解説しました。主人公・加世子の壮絶な過去から始まり、復讐代行組織「朝食会」との出会い、そして国家を揺るがす巨大な陰謀との対決まで、物語はますますスケールアップしています。
息を飲むような展開の連続に、ページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。果たして、加世子たちの復讐はどのような結末を迎えるのでしょうか。
まだ読んでいない方はもちろん、途中で読むのをやめてしまった方も、この機会にぜひ一気読みしてみてはいかがでしょうか。衝撃の展開が、あなたを待っています。