※この記事は、漫画『椿町ロンリープラネット』の結末を含む重大なネタバレを掲載しています。 まだ読み終えていない方はご注意ください。
やまもり三香先生が描く、不器用な小説家と健気な女子高生家政婦の年の差ラブストーリー『椿町ロンリープラネット』。2019年に堂々の完結を迎えましたが、その人気は衰えることを知りません。この記事では、第1話から最終話(第77話)までのあらすじと、気になる二人の結末を徹底的に解説します。
「結末だけ先に知りたい!」「物語の流れをもう一度おさらいしたい」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
物語の結末は?暁とふみの未来をネタバレ
単刀直入に結末からお伝えします。
物語のクライマックス、木曳野暁はついに大野ふみにプロポーズします。 長い時間をかけて育んだ二人の関係は、暁の家族が抱える問題をも乗り越え、確かな未来へと繋がりました。
最終話では、暁からの不器用ながらも心のこもったプロポーズにふみが応え、数年後、大学を卒業したふみが暁と結ばれる幸せな未来が描かれて物語は幕を閉じます。孤独だった二つの惑星が、ようやく一つの軌道で巡り会えた瞬間は、涙なしには読めません。
『椿町ロンリープラネット』の主な登場人物
物語を彩る魅力的なキャラクターたちを簡単にご紹介します。
- 大野ふみ(おおの ふみ)
本作の主人公。高校2年生。父親が作った多額の借金のため、住み込みの家政婦として働くことに。料理や家事が得意で、どんな状況でも前向きな頑張り屋さん。 - 木曳野暁(きびきの あかつき)
ふみが家政婦として働く家の主。無愛想で目つきが悪い時代小説家。人付き合いが苦手で私生活はズボラだが、ふみと出会って少しずつ変化していく。 - 相生一心(あいおい いっしん)
ふみのクラスメイト。ぶっきらぼうだが根は優しく、ふみのことが気になっている。暁のライバル的存在。 - 金石悟郎(かねいし ごろう)
暁の担当編集者。暁の良き理解者であり、ふみとの関係を温かく見守るお兄さん的存在。
【時系列】椿町ロンリープラネットの全話あらすじをネタバレ解説
全14巻、77話にわたる壮大なラブストーリーの流れを、物語の展開に沿って4つのパートに分けてご紹介します。
出会いとぎこちない共同生活(1巻~3巻)
高校2年生の大野ふみは、父が作った600万円の借金のため、家を追い出されてしまいます。父の知人である小説家・木曳野暁の家に住み込み家政婦として働くことになったふみ。しかし、家主の暁は無愛想で人嫌い。最初は反発し合う二人でしたが、ふみの作る温かい料理とひたむきな姿が、暁の凍てついた心を少しずつ溶かしていきます。「家政婦と雇い主」という関係から始まった二人の生活は、小さな出来事を重ねるうちに、お互いがかけがえのない存在へと変わっていく序章でした。
縮まる距離と芽生える恋心(4巻~8巻)
共同生活にも慣れ、暁の不器用な優しさに触れるたび、ふみの胸には特別な感情が芽生え始めます。一方、暁もまた、自分のテリトリーにずかずかと入り込み、日常を鮮やかに変えていくふみの存在を強く意識するように。ふみのクラスメイト・相生の登場や、暁の担当編集・金石さんたちの後押しもあり、二人の距離は急速に縮まっていきます。誕生日、夏祭り、クリスマス…季節のイベントを通して、お互いへの想いは「恋」だと確信するものの、年の差や立場の違いが、あと一歩を踏み出すことをためらわせるのでした。
このあたりの、もどかしくて甘酸っぱい展開は最高です!ぜひ原作でキュンキュンしてください。
恋人たちの試練と深まる絆(9巻~12巻)
ついに想いが通じ合い、恋人同士になったふみと暁。しかし、幸せな時間も束の間、二人の前には様々な試練が待ち受けます。特に大きな壁となったのが、暁が長年抱えてきた家族、特に義母との複雑な関係でした。自分の過去と向き合うことを避けてきた暁。そんな彼の固く閉ざされた心を、ふみは持ち前の明るさと愛情で根気強く解きほぐそうとします。ふみの支えによって、暁は初めて自分の過去と対峙する決意を固めるのでした。この試練を乗り越える過程で、二人の絆は恋人から「家族」へと昇華していきます。
未来への約束と感動のフィナーレ(13巻~14巻)
物語はついに最終章へ。暁は義母との長年の確執に終止符を打ち、家族との和解を果たします。それは、ふみがそばにいてくれたからこそ成し遂げられたことでした。自分にとってふみがどれだけ大きな存在かを再確認した暁は、ついにふみへ未来を誓う言葉を贈ります。それは、これまでの二人の歩みを凝縮したような、不器用で、けれど最高に誠実なプロポーズでした。
二人が迎えた幸せな未来とは…?その温かい結末の詳細は、ぜひご自身の目でじっくりと見届けてください。感動的なラストシーンは必見です。
『椿町ロンリープラネット』をもっと楽しむためのQ&A
ファンが気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
- Q. 漫画は全何巻で完結してる?
- A. 全14巻で綺麗に完結しています。番外編も収録されており、読み応え抜群です。
- Q. 暁がふみに告白するのは何話?
- A. 暁がはっきりと気持ちを伝えるのは第57話あたりです。そこに至るまでの過程が本当に丁寧で、読んでいるこちらの胸も高鳴ります。
- Q. プロポーズや結婚のシーンはある?
- A. あります!物語のクライマックスである最終巻(14巻)で、感動的なプロポーズと、その後の幸せな未来が描かれます。
まとめ:不器用な二人の恋の軌跡を、ぜひ漫画で!
『椿町ロンリープラネット』のネタバレあらすじをご紹介しました。ただの年の差恋愛ストーリーではなく、孤独だった二人がお互いを「家」のような存在として、ゆっくりと絆を育んでいく、心温まる物語です。
暁の不器用な愛情表現や、ふみの一途な想い、そして二人を取り巻く優しい人々。この記事を読んで少しでも気になった方は、ぜひ原作漫画を手に取ってみてください。文字だけでは伝わらない、やまもり三香先生の美しい絵と繊細な心理描写に、きっと心を鷲掴みにされるはずです。
全巻一気読みもおすすめ!
『椿町ロンリープラネット』は完結済みなので、結末まで一気に楽しめます。お得に読める電子書籍サイト「コミックシーモア」で、二人の恋の行方を見届けてみませんか?