王と后 ネタバレまとめ|第1巻〜最新刊(6巻)までのあらすじ・結末

王と后 少女/女性漫画
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【注意】この記事には『王と后』の重大なネタバレが含まれています。

まだ作品を読んでいない方、ご自身の目で物語を楽しみたい方は、閲覧にご注意ください。

千和の国を舞台に、孤独な王と人質の后が織りなす美しくも切ない和風王宮ファンタジー『王と后』。

深山くのえ先生が描く緻密な世界観と、すれ違いながらも惹かれ合う二人の運命から目が離せませんよね。

この記事では、『王と后』の第1巻から最新刊6巻までのあらすじを、重要なポイントを押さえながら徹底的にネタバレ解説していきます!

物語の核心に迫る展開や、気になる伏線の行方まで、この記事を読めばすべてがわかります。果たして、鳴矢と淡雪を待ち受ける結末とは…?

『王と后』とは?作品の基本情報

『王と后』は、小学館ルルル文庫から刊行されている深山くのえ先生による大人気ライトノベルシリーズです。

「術」と呼ばれる異能が存在する架空の国「千和」を舞台に、政略結婚で結ばれた若き王・鳴矢(なるや)と、遠くを見聞きする術を持つ后・淡雪(あわゆき)の恋模様と、王宮に渦巻く陰謀を描いた物語です。

その人気からコミカライズもされており、芒其之一先生による美麗な作画で、原作の繊細な世界観が見事に表現されています。

現在、原作ライトノベルは6巻まで刊行されています(2025年8月時点)。

物語を彩る主要登場人物

複雑に絡み合う人間関係も『王と后』の魅力の一つ。まずは物語の中心となる人物たちをご紹介します。

  • 天羽淡雪(あまは あわゆき):本作の主人公。70年前に都を追われた「天羽家」の少女。遠くの物事を見聞きできる「天眼天耳」の術を持つ。一族の宿命を背負い、人質同然に鳴矢の后となる。
  • 一嶺鳴矢(いちみね なるや):千和の国の若き新王。心優しく穏やかな性格だが、王としての重責や、自身の内に秘めた謎の力に苦悩している。
  • 三実(みつみ):かつて千和の国を長く治めた王。故人でありながら、その存在は今なお王宮に大きな影響を及ぼしており、物語の鍵を握る重要人物。
  • 銀天麿(ぎんてんまろ) / 光実(こうじつ):物語後半で登場する謎多き青年。三実にまつわる古い陰謀の中心人物となり、鳴矢と淡雪の運命を大きく揺るがします。

【巻別】王と后のネタバレあらすじを徹底解説!

ここからは、各巻の詳しいあらすじをネタバレありでご紹介します。二人の関係がどのように変化し、どんな困難が待ち受けているのでしょうか。

第1巻:孤独な王と人質の后、運命の出会い

物語は、天羽家の少女・淡雪が、千和の国の新王・鳴矢のもとへ后として嫁ぐところから始まります。

しかし、それは祝福されたものではなく、天羽家の力を恐れる諸家のための「人質」としての婚姻でした。後宮では王と后が直接言葉を交わすことも、触れ合うことさえも禁じられています。

孤独な日々を送る淡雪でしたが、自身の持つ「天眼天耳」の術で鳴矢の姿を覗き見るうちに、彼が巷で噂されるような冷酷な人物ではなく、心優しく孤独な青年であることを知ります。

一方の鳴矢も、慣習に縛られ孤独に耐える淡雪を気遣い、どうにか心を通わせようと試みます。禁忌の中で、顔も合わせられない二人の心が、少しずつ距離を縮めていく様子が繊細に描かれます。

運命に翻弄される二人の、もどかしくも美しい関係性の始まりに、胸が締め付けられる第1巻です。

第2巻:深まる絆と、動き出す不穏な影

鳴矢の髪の色が変わるという異変をきっかけに、王宮内に不穏な空気が流れ始めます。それは、鳴矢が持つ未知の力の片鱗であり、彼を王位から引きずり下ろそうとする者たちを刺激する出来事でした。

そんな中、淡雪は自身の術の存在が周囲に漏れる危機に直面します。鳴矢は、危険を顧みず淡雪を守ろうと奔走。互いを想い、守ろうとする行動を通して、二人の絆は単なる政略結婚の相手から、かけがえのない存在へと変わっていきます。

「お飾りの后」ではなく、一人の女性として淡雪を見つめる鳴矢の真摯な想いが、閉ざされた淡雪の心を少しずつ溶かしていくのです。

第3巻:暴かれる過去の因縁と王宮の闇

物語は恋愛模様だけでなく、王宮の権力闘争というサスペンスフルな側面を強めていきます。

かつて天羽家が都を去った70年前の事件の真相、そして先代の王たちにまつわる隠された記録…。過去の謎が次々と浮上し、鳴矢と淡雪は八家が抱える根深い因縁と対峙することになります。

歴史の闇に葬られた真実が、現在の二人を追い詰めていく展開にハラハラが止まりません。

第4巻:夫婦として共に在りたいという願い

淡雪は自身の術を使い、過去と現在を行き来するような不思議な体験をします。その中で、自身の出自や天羽家が背負ってきた宿命の重さを改めて知ることになります。

一方、鳴矢もまた、王という立場を超えて「淡雪と共に生きたい」という個人的な願いを強く意識し始めます。しかし、そんな二人の想いをあざ笑うかのように、退位した勢力や八家の策謀が、容赦なく二人を引き裂こうと襲いかかります。

ただ「夫婦」として穏やかに暮らしたい。そのささやかな願いすら許されない過酷な運命に、読者は心を揺さぶられます。

第5巻:伏線回収!全ての謎が繋がり始める

物語の核心に迫る重要な巻です。淡雪はある社で、過去に起きたとされる火事にまつわる幻視を体験します。それは、これまで散りばめられてきた謎と伏線が一つの線で繋がる瞬間でした。

特に、かつての王「三実」が仕掛けた壮大な計画の全貌が徐々に明らかになり、物語は一気に加速します。読者レビューでも「怒涛の伏線回収」と評されるほど、衝撃の事実が次々と明かされる、まさに息をのむ展開です。

第6巻(最新刊):絶望の淵で、試される二人の愛

第5巻で明らかになった三実の陰謀が、ついに現実のものとなります。若き青年・銀天麿の身体を使い、偽りの王「光実」が誕生。その圧倒的な力の前に、鳴矢と淡雪は絶望的な状況に追い込まれます。

共に都で暮らすというささやかな願いさえも打ち砕かれ、二人の未来は完全に閉ざされたかに見えました。

物語が根底から覆るような衝撃の展開が待ち受ける最新刊。果たして、鳴矢と淡雪は最大の試練を乗り越えることができるのでしょうか? 固唾を飲んで見守るしかない、緊迫のラストシーンで幕を閉じ、次巻への期待が最高潮に達します。

物語の重要伏線と今後の展開を考察!

『王と后』には、まだまだ解明されていない謎が多く残されています。今後の展開を占う上で重要な伏線を整理してみましょう。

  • 三実王の真の目的とは?:なぜ彼は時を超えてまで、千和の国に君臨しようとするのか。その真の目的が、今後の物語の最大の鍵となりそうです。
  • 鳴矢が秘める力の正体:時折見せる鳴矢の不思議な力は、一体何なのでしょうか。それが偽りの王「光実」に対抗する唯一の希望となるのかもしれません。
  • 淡雪の術の進化:淡雪の「天眼天耳」は、ただ見聞きするだけでなく、過去の出来事を追体験するなど、進化の兆しを見せています。この力が、未来を切り開く鍵となるのでしょうか。

二人の愛の力は、この巨大な陰謀を打ち破ることができるのか。今後の展開から目が離せません!

『王と后』はどこで読める?お得な購入方法も紹介

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まとめ:王と后のネタバレと今後の見どころ

この記事では、『王と后』の第1巻から最新刊6巻までのネタバレあらすじを詳しくご紹介しました。

触れ合うことすら許されない関係から始まった二人が、幾多の困難を乗り越え、互いをかけがえのない存在として想い合うようになるまでの軌跡は、まさに圧巻です。

最新刊では、偽りの王の登場により絶望的な状況に立たされた鳴矢と淡雪。二人の運命は、そして千和の国の未来はどうなってしまうのでしょうか。

ぜひあなたも、コミックシーモアで二人の物語を手に取り、その行く末を最後まで見届けてくださいね!