【注意】この記事には『血を這う亡国の王女』の重大なネタバレが含まれています。
また、本作は流血、性暴力など、刺激の強い過激な描写が多く含まれます。未読の方や、こうした表現が苦手な方は閲覧にご注意ください。
これは、全てを奪われた王女が、血と絶望の底から這い上がり、復讐を遂げるまでの壮絶な物語――。
我妻幸先生が描くダーク・ファンタジー『血を這う亡国の王女』は、そのハードな展開と緻密な心理描写で多くの読者を惹きつけています。一度読み始めれば、その世界観に呑み込まれること間違いなしの作品です。
この記事では、そんな『血を這う亡国の王女』の第1話から最新話までのあらすじを、核心に迫るネタバレありで徹底解説します。物語の結末が気になる方、読み返す前に内容を整理したい方は、ぜひ参考にしてください。
『血を這う亡国の王女』の基本情報
まずは物語の基本情報から押さえておきましょう。
- 作者: 我妻 幸
- 出版社: スクウェア・エニックス
- 掲載誌: ガンガンONLINE
- レーベル: ガンガンコミックスONLINE
- 単行本: 現在4巻まで発売中（2024年12月12日発売）。5巻の発売も予定されています。
最新の掲載状況（何話まで配信されている？）
2025年9月現在、『血を這う亡国の王女』の最新の配信状況は以下の通りです。
- 公式連載（ガンガンONLINE）: 第24話-1「盟約」まで公開中。
- 電子書籍（コミックシーモア）: 分冊版が25巻まで先行配信中です。
早く続きが読みたい方は、コミックシーモアの分冊版をチェックするのがおすすめです。
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【結論】壮絶な復讐劇のあらすじを一行で
隣国に全てを奪われ娼婦に堕ちた王女エビータが、母の遺言を胸に仲間たちと蜂起し、血塗られた復讐と亡命の道を切り拓く物語です。
彼女の旅路は希望と絶望が常に隣り合わせ。その先に待ち受ける運命とは一体…？ここからは、各話の詳しいネタバレを追っていきます。
章ごとの詳しいネタバレ（第1話〜最新話）
物語の始まりから最新話まで、エビータ（プリシラ）の壮絶な軌跡を振り返ります。
第1話「先駆」ネタバレ
【要点】バタリア王国の第一王女エビータは、隣国ハリの侵攻で家族と国を失います。捕らえられた彼女は娼館「サンミサ」に売られ、復讐を誓い娼婦「プリシラ」として生きることを決意します。
【詳細】穏やかな日々は、突如として炎と悲鳴に包まれました。母から国の象徴であるペンダントと共に「生きなさい」という最期の言葉を託されたエビータ。その言葉だけを胸に、彼女は生き汚く、強く、復讐の刃を研ぐことを誓うのです。地獄のような娼館で、王女としての誇りを捨て、「プリシラ」という新たな名前で彼女の戦いが始まります。
第2話「疼痛」ネタバレ
【要点】プリシラは客として来たハリの第三王子マルセルを色香で惑わし、復讐の標的となる王族の名簿を手に入れます。そして、謎多き流浪の兵士・ジエゴと運命的な出会いを果たします。
【詳細】サンミサでNo.1の娼婦となったプリシラは、その美貌と知性で巧みにマルセルを籠絡。復讐計画の第一歩として、敵国の重要情報を手に入れます。そんな彼女の前に現れたジエゴ。彼はプリシラの運命を大きく左右する、重要な協力者となっていきます。
第3話〜第4話「鐘声」「嚆矢」ネタバレ
【要点】プリシラは同じ境遇の娼婦たちを率い、サンミサ自治区からの脱出と蜂起を決行。自由を懸けた女たちの壮絶な戦いの火蓋が切られます。
【詳細】「鐘の音」を合図に、虐げられてきた女たちの反乱が始まります。プリシラの周到な計画のもと、娼婦たちは武器を取り、長年自分たちを支配してきた男たちに牙を剥きます。それは、自由を求める魂の叫びであり、血で血を洗う逃亡劇の幕開けでした。
中盤（闘諍〜追躡）のネタバレ
【要点】ジエゴやアベル、アイールといった協力者を得て、一行は亡命先の帝国へ向かう船を目指します。しかし、カールの率いるハリ軍の執拗な追撃により、多くの仲間が犠牲となる過酷な逃避行が続きます。
【詳細】港を目指す道中は、まさに死と隣り合わせ。橋での防衛戦、洞窟での奇襲など、息つく暇もない戦闘が繰り広げられます。仲間を一人、また一人と失いながらも、プリシラは決して諦めません。その瞳に宿る復讐の炎は、仲間たちの死を乗り越え、より一層燃え盛るのです。
最新話（第24話〜分冊版25巻）のネタバレ
【要点】度重なる戦闘の末、ついに目的の船にたどり着いた一行。しかし、リーダーであるエビータは深手を負い、命の灯火は尽きようとしていました。その時、ジエゴが彼女の命を巡る、ある重大な決断を下します。
【詳細】
多くの犠牲の果てに、希望の光は見えたかに思えました。しかし、エビータの身体は限界を超え、意識が遠のいていきます。仲間との再会を誓い、未来を託そうとする彼女に対し、ジエゴが取った行動とは…？
物語はクライマックスに向け、これまで以上に予測不能な展開を迎えます。エビータの復讐の結末は？そして、彼女たちの未来に待つものとは？この衝撃的な展開の続きは、ぜひご自身の目でお確かめください。
主要登場人物と相関図
- エビータ（プリシラ）
- 本作の主人公。元バタリア王国の第一王女。国を滅ぼされ、復讐を誓う。娼婦「プリシラ」として、仲間を率いて戦う強い意志を持つ。
- ジエゴ
- プリシラたちの前に現れた流浪の兵士。卓越した戦闘能力を持ち、彼女たちの逃亡を助ける謎多き男。
- マルセル
- ハリ王国の第三王子。プリシラに籠絡され、王族名簿を渡してしまう。
- カール
- ハリ王国の将校。プリシラたちを執拗に追い詰める冷酷な追手。
物語の鍵を握る伏線・重要アイテム
物語を深く理解するために、重要なアイテムや伏線にも注目しましょう。
- 母のペンダント: エビータが母から託された、バタリア王国の象徴。彼女の「生きる」意志の源であり、物語の核心に繋がる重要アイテムです。
- ジエゴの過去: 彼はなぜプリシラたちを助けるのか？その目的や過去は未だ謎に包まれており、今後の展開の大きな鍵となりそうです。
読む前の注意点：心して読むべきハードな世界観
改めて注意喚起ですが、『血を這う亡国の王女』は非常にハードな描写が多い作品です。
- 容赦のない暴力・流血描写
- 性的搾取や暴力を想起させるシーン
- 主要人物でも命を落とすシビアな展開
精神的に負担を感じる可能性もあるため、読む際は心構えが必要です。しかし、その過酷さこそが、エビータの生き様を際立たせ、物語に深い感動と重みを与えています。
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よくある質問（FAQ）
- Q. 最終回はいつ？完結してる？
- A. 2025年9月現在、まだ完結していません。「ガンガンONLINE」で連載中です。
- Q. アニメ化やドラマ化はしていますか？
- A. 現在、アニメ化やドラマ化の情報は発表されていません。これだけの人気作なので、今後の展開に期待したいですね。
- Q. 何巻まで発売されていますか？
- A. 単行本は4巻まで発売されています（2024年12月発売）。
今後の展開予想と考察
最新話で衝撃的な展開を迎えた本作。今後の物語はどう動くのでしょうか。
ジエゴがエビータの命を「預かった」ことで、二人の関係は新たなステージに進むことは間違いありません。亡命先の帝国で、エビータは再び立ち上がることができるのか。それとも、復讐の主体は別の人物に移っていくのでしょうか。
母から託されたペンダントの謎や、ジエゴの正体など、未回収の伏線も多く残されています。ハリ王国との最終決戦に向け、物語はさらに加速していくことでしょう。一時も目が離せません！
