銀魂 ネタバレまとめ|第1話〜最終話(第704訓)まで全アークを時系列で解説

銀魂 少年/青年漫画
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侍の魂が消えかけた江戸の町で、変わらぬ魂を宿した男がいた――。空知英秋先生が描くSF時代劇人情コメディ『銀魂』は、破天荒なギャグと胸を打つシリアスなドラマが融合した、唯一無二の傑作です。2004年の連載開始から多くのファンを魅了し続け、物語は2019年に堂々の完結を迎えました。

この記事では、万事屋銀ちゃんが駆け抜けた壮大な物語の軌跡を、第1話の出会いから最終話(第704訓)の結末まで、主要な長編アークに沿って徹底解説します。物語の核心に触れる完全ネタバレ記事となりますので、未読の方はご注意ください。

「まずは自分の目で銀さんたちの生き様を確かめたい!」という方は、ぜひ原作コミックからお楽しみください。笑いと涙のジェットコースターがあなたを待っています。

【ネタバレ注意】

この記事には、『銀魂』の第1話から最終話までの重大なネタバレが含まれています。
まだ結末を知りたくない方は、ブラウザバックを推奨します。

物語の全貌を知った上で、改めてあの感動を味わいたい方、結末が気になって仕方がない方のみ、この先へお進みください。

物語の始まりと万事屋の結成【序盤】

物語の舞台は、宇宙から来た「天人(あまんと)」によって開国を強いられたパラレルワールドの江戸。かつて侍たちが国を護るために戦った攘夷戦争は過去のものとなり、侍は刀を失い、その誇りも地に落ちていました。

そんなかぶき町で「万事屋銀ちゃん」を営むのが、主人公・坂田銀時。普段は死んだ魚のような目をした無気力な男ですが、その胸には熱い侍の魂を秘めています。ひょんなことから出会った、アイドルの夢を追うメガネの少年・志村新八と、宇宙最強の戦闘民族「夜兎族」の少女・神楽と共に、万事屋は今日も江戸の厄介ごとに首を突っ込みます。

序盤は一話完結のギャグ回が中心。個性豊かなキャラクターたちが次々と登場し、『銀魂』の世界観が形作られていきます。しかし、笑いの合間には、銀時がかつて「白夜叉」と恐れられた伝説の攘夷志士であった過去が、断片的に描かれていきます。

初の長編シリアス!物語が動き出す【紅桜篇】

かぶき町で頻発する辻斬り事件。その裏には、銀時のかつての盟友であり、今は袂を分かった桂小太郎と、過激派攘夷浪士・高杉晋助の影がありました。辻斬りの犯人が使う妖刀「紅桜」を巡る戦いは、万事屋と仲間たちを巻き込み、激化していきます。

この「紅桜篇」は、『銀魂』がただのギャグ漫画ではないことを世に知らしめた、初の本格シリアス長編です。銀時と桂の固い絆、そして高杉との深い因縁が初めて描かれ、物語に大きな深みを与えました。仲間を護るために木刀を振るう銀時の姿は、多くの読者の心を掴みました。

ここから、『銀魂』はギャグとシリアスを巧みに行き来しながら、壮大な物語を紡ぎ始めます。

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真選組の絆と吉原の闇【柳生篇・真選組動乱篇・吉原炎上篇】

物語が進むにつれて、万事屋だけでなく、江戸の治安を守る特殊警察「真選組」にもスポットライトが当たります。新八の姉・お妙を巡る名門・柳生家との戦いを描く「柳生篇」、副長・土方十四郎の過去と真選組の内部抗争を描く「真選組動乱篇」では、近藤勲、土方、沖田総悟ら隊士たちの熱い絆と覚悟が描かれました。

さらに、夜の街・吉原桃源郷を舞台にした「吉原炎上篇」では、神楽と同じ夜兎族の兄・神威や、最強の夜兎と謳われる星海坊主が登場。夜兎族の悲しい宿命と、血よりも濃い家族の繋がりが描かれ、物語の世界観は宇宙規模へと広がっていきます。

これらの長編を通して、銀時たちは数多くの人々と出会い、絆を深め、共に強くなっていきます。一つ一つのエピソードが、やがて訪れる最終決戦への重要な布石となっているのです。

物語の転換点!全てが動き出す【将軍暗殺篇・さらば真選組篇】

『銀魂』の物語が大きく動く、シリーズ最大級の転換点が訪れます。それは、江戸幕府の将軍・徳川茂茂の暗殺計画。将軍を護るため、万事屋、真選組、そして御庭番衆が集結し、高杉晋助率いる鬼兵隊や神威率いる第七師団との全面対決に挑みます。

この「将軍暗殺篇」で、銀時、桂、高杉を育てた師・吉田松陽の存在と、彼らの悲しい過去が明らかに。なぜ彼らは道を違えたのか、その根源にある約束と絶望が描かれ、物語は一気にシリアスな頂点へと達します。戦いの果てに待つ衝撃の結末は、多くの読者に衝撃を与えました。

続く「さらば真選組篇」では、将軍暗殺の余波を受け、真選組が解体の危機に。仲間を、そして江戸を守るために下した彼らの決断は、涙なくしては読めません。この二つの長編を経て、『銀魂』は最終章へと向かって加速していきます。

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地球の存亡を賭けた最終決戦【烙陽決戦篇・銀ノ魂篇】

物語の黒幕、全ての元凶である「虚(うつろ)」。その正体は、銀時たちの師・吉田松陽の別人格であり、幾度となく死と再生を繰り返す不老不死の存在でした。虚の野望を阻止するため、銀時たちは宇宙へ、そして仲間たちが待つ地球へと向かいます。

「烙陽決戦篇」では、これまで敵対してきた神威や高杉とも共闘し、それぞれの家族や過去との決着が描かれます。そして、最終章「銀ノ魂篇」では、地球の存亡を賭け、全キャラクターが総登場する最終決戦が勃発。江戸の、いや、宇宙の全てを巻き込んだ戦いの火蓋が切って落とされました。

銀時は、かつての師であり、最大の宿敵である虚とどう向き合うのか。仲間たちは、絶望的な状況の中で希望を繋ぐことができるのか。銀時、新八、神楽――万事屋三人が辿り着く結末とは?

最終話(第704訓)で描かれるのは、激しい戦いの果てに訪れた、彼ららしい日常と未来。涙と笑いに満ちた『銀魂』のフィナーレは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。きっと、万事屋の存在が、あなたの心にも永遠に刻まれるはずです。

『銀魂』の全てを漫画で読もう!

この記事では『銀魂』の壮大な物語の流れを駆け足でご紹介しましたが、作中に散りばめられた伏線や、腹を抱えて笑えるギャグ、そして心に響く名言の数々は、原作を読んでこそ真の魅力を味わえます。

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