【注意】この記事は、漫画『サンダー3』の重大なネタバレを含みます。単行本未読の方は、ブラウザバックを推奨します。
月刊少年マガジンで連載中の話題作、池田祐輝先生による『サンダー3』。その予測不能な展開と、可愛らしい絵柄から突如として現れるリアルな描写のギャップに、多くの読者が衝撃を受けています。
本記事では、そんな『サンダー3』の物語を第1話から最新刊（2025年11月現在、コミックシーモアで配信中の8巻）まで、時系列に沿って徹底解説します。物語の核心に迫るあらすじや伏線、今後の展開予想まで網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
物語はどこまで進んだ？『サンダー3』の現在地
2025年11月現在、『サンダー3』の単行本はコミックシーモアで8巻まで配信中です。
物語は、主人公ぴょんたろうたちの平和な日常が崩壊する序盤から、異星勢力との全面戦争へとスケールアップ。現在は、敵の母艦に乗り込み、人類の存亡をかけた総力戦が繰り広げられる、まさにクライマックス直前の局面となっています。
それでは、衝撃の第1話から、息もつかせぬ最新刊までの流れを巻ごとに振り返っていきましょう。
【1巻】平和な日常の崩壊と“絵柄”のギミック
物語は、ウサギのような姿の主人公・ぴょんたろうと、その妹・ふたば、そして友人たち「スモール3」が過ごす、ほのぼのとした日常から始まります。しかし、担任のドク先生から借りた一本のDVDを再生した瞬間、その日常は音を立てて崩れ去ります。
画面に映し出されたのは、彼らの世界とは全く異なる“リアルな”質感の世界。そして、突如として現れた異星人の手によって、ふたばが連れ去られてしまうのです。
『サンダー3』が多くの読者に衝撃を与えた最大の要因は、この「デフォルメされたキャラクター」と「写実的な背景・異星人」という絵柄のギャップです。この独特な表現が、平和が暴力によって蹂躙される恐怖をより一層際立たせています。
【2〜3巻】人類の反撃「リベリオン」と渋谷での激闘
ふたばを失った絶望の中、ぴょんたろうたちは妹を救い出すことを決意します。時を同じくして、異星人の侵略は地球全土で本格化。これに対し、人類もただ黙って滅ぼされるわけではありませんでした。
大学生の瀬上をはじめとする若者たちが結成した抵抗組織「リベリオン」が登場し、人類側の視点から物語が描かれ始めます。そして、物語の大きな転換点となるのが「渋谷ミッション」です。
渋谷の街を舞台に、リベリオンと異星人による壮絶な市街戦が勃発。圧倒的な戦力差の前に、多くの犠牲を払いながらも、人類は必死の抵抗を試みます。この戦いを通じて、ぴょんたろうたちとリベリオンが出会い、物語は大きく動き出します。
【4〜6巻】秘密兵器「ツヨクナール」と巨大兵器の脅威
絶望的な戦況を覆すべく、リベリオンは切り札となる秘密兵器「ツヨクナール」を投入します。しかし、異星人側も次々と新たな刺客や兵器を送り込み、戦いはさらに激化。
特に読者を震撼させたのが、第6巻で登場する超巨大兵器〈グラビテックスギガント〉です。その圧倒的な巨体と破壊力は、人類の希望を打ち砕くのに十分すぎるほどの絶望感を与えました。
しかし、ぴょんたろうは諦めません。ふたばがこの巨大兵器の内部、敵の母艦にいることを突き止めた彼は、仲間と共に決死の覚悟で乗り込むことを決意します。個人の「救出劇」が、人類全体の「総力戦」へと変貌していく瞬間です。また、この頃から敵に囚われたふたばにも、ある“変化”が見られ始めます。
【7〜8巻】敵母艦への潜入と全面戦争の幕開け
ついに敵母艦への潜入を果たしたぴょんたろうたち。彼らを乗せた「サンダー3」は、艦内外で壮絶な戦闘を繰り広げます。仲間との連携、そしてこれまで培ってきた力のすべてをぶつけ、敵の中枢へと迫っていきます。
最新8巻では、敵を統べる「大帝」のような存在も示唆され、物語の核心に一歩ずつ近づいていきます。人類の総力を結集した反撃は、果たして異星人に届くのか。そして、ぴょんたろうは無事にふたばを救い出すことができるのでしょうか。
物語は今、最大の山場を迎え、次巻への期待が最高潮に高まる展開で幕を閉じています。
主要キャラクターと勢力まとめ
複雑化する物語を理解するために、主要な登場人物と勢力をおさらいしておきましょう。
- ぴょんたろう：本作の主人公。ウサギのような姿をしている。連れ去られた妹・ふたばを救うため、仲間と共に過酷な戦いに身を投じる。
- ふたば：ぴょんたろうの妹。物語の序盤で異星人に連れ去られる。単なる救出対象ではなく、物語の鍵を握る重要人物。
- 瀬上：大学生。抵抗組織「リベリオン」の中心メンバー。一般人の視点から戦争の過酷さを体現するキャラクター。
- リベリオン：異星人の侵略に対抗するために結成された人類の抵抗組織。兵力では劣るものの、知恵と勇気で戦う。
物語の鍵を握る用語解説
『サンダー3』の世界をより深く楽しむために、知っておきたい重要用語を解説します。
- ツヨクナール：リベリオンが開発した秘密兵器。使用者の身体能力を一時的に向上させる効果があるが、副作用も存在する模様。戦況を左右する重要なアイテム。
- サンダー3：ぴょんたろうたちが乗り込む戦闘艇、あるいは彼らの部隊名。敵母艦への切り込み作戦の要となる。
見どころと今後の伏線・結末考察
『サンダー3』の最大の魅力は、やはりその予測不能なストーリーです。可愛らしい絵柄で描かれる日常が、次のページでは無慈悲に破壊される。この緊張感が読者を惹きつけてやみません。
今後の展開で注目すべき伏線をいくつか考察してみましょう。
- 絵柄のギミックの意味：なぜぴょんたろうたちの世界はデフォルメされ、異星人の世界はリアルなのか。この世界の成り立ちそのものに、大きな秘密が隠されている可能性があります。
- ふたばの覚醒：敵側で過ごすうちに、ふたばには謎の力が芽生え始めています。彼女は敵の兵器として利用されてしまうのか、それとも人類の希望となるのか。
- 異星人の真の目的：彼らはなぜ地球を侵略するのか？単なる征服欲だけではない、別の目的があるのかもしれません。大帝の正体と共に、物語の最終的なテーマに関わる部分でしょう。
最終話の展開はまだ誰にも分かりませんが、ぴょんたろうたちの戦いの果てに、どのような結末が待っているのか。それは希望か、それともさらなる絶望か。全ての伏線が回収される瞬間まで、目が離せません。
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まとめ：ネタバレを読んでも面白い、唯一無二の傑作
この記事では、『サンダー3』の第1話から最新8巻までのネタバレあらすじを解説しました。
しかし、『サンダー3』の本当の魅力は、あらすじだけでは決して伝わりません。キャラクターの表情、コマ割りの迫力、そしてあの独特な絵柄のギャップが生み出す恐怖と感動は、実際に漫画を読んでこそ味わえるものです。
ネタバレを読んで「面白そう」と感じたなら、ぜひコミックシーモアで本編を読んでみてください。きっと、あなたの想像をはるかに超える衝撃と興奮が待っています。
