「もう会社に行きたくない…」
パワハラ、長時間労働、理不尽な要求。そんなブラックな職場に心身ともに疲れ果て、退職を決意したはずなのに、辞めさせてもらえない…。そんな絶望的な状況を、一人の弁護士が法的に、そして痛快に解決していく物語が『退職代行切金さん ～社畜の非常口はこちらです～』です。
この記事では、2025年11月現在で配信中の『退職代行切金さん』の第1話から最新話までのネタバレあらすじを、物語の流れがわかるように詳しく解説します。
「どんな話か気になる」「読む前に全体像を把握したい」という方は、ぜひチェックしてみてください。
※本記事は作品のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
『退職代行切金さん』とは？作品の概要
『退職代行切金さん ～社畜の非常口はこちらです～』は、原作：古河コビー、作画：峰博士、監修：嵩原安三郎による、現代社会の闇「労働問題」に鋭く切り込むビジネスマンガです。
広告代理店で働く主人公・幸田が、上司のパワハラによって退職すらままならない状況に追い込まれたところから物語はスタート。そこに現れたのが、弁護士資格を持つ退職代行のプロ・切金です。
弁護士監修ならではのリアルな法律知識と、悪徳企業を論破していく爽快な展開が魅力で、多くの読者から共感と支持を集めています。
主要登場人物
物語を動かす個性的なキャラクターたちをご紹介します。
- 切金（きりがね）
本作の主人公。冷静沈着で、法律を武器に依頼者を救い出す「弁護士の」退職代行業者。彼の辞書に「不可能」の文字はありません。 - 幸田（こうだ）
広告代理店に勤める若手社員。上司からの執拗なパワハラに耐えかね退職を決意するも、退職届を破り捨てられ、絶望の淵に立たされます。切金との出会いをきっかけに、人生を取り戻そうとします。 - 加藤部長
幸田の上司。部下を罵倒し、追い詰めることを何とも思わない典型的なパワハラ上司。彼の存在が、多くの読者の怒りを買っています。 - 岡林（おかばやし）ほか依頼者たち
高級レストランのコックなど、幸田以外にも様々な理由で退職できずにいる人々。切金は彼らの「非常口」となり、次々と問題を解決していきます。
【ネタバレ】退職代行切金さん｜第1話から最新話までのあらすじ
ここからは、物語の核心に触れるネタバレあらすじです。各エピソードの展開を追いながら、切金の鮮やかな手腕を見ていきましょう。
広告代理店編：絶望の淵からの一筋の光（第1話～第3話）
物語は、主人公・幸田が心身の限界を迎え、退職届を提出するシーンから始まります。しかし、上司の加藤部長は「お前に辞める権利はない」と一蹴。あろうことか、幸田の退職届を全社員の前でビリビリに破り捨て、晒し者にするのです。
会社にも、社会にも絶望した幸田が駅のホームでふらついていると、そこにスーツ姿の男・切金が現れます。「あなたの退職、私が代行します」――その一言が、幸田の運命を大きく変えることになりました。
切金は「弁護士」として正式に会社へ連絡。退職の意思表示は口頭でも有効であること、退職届の破棄は違法行為にあたる可能性があることなどを法的に突きつけ、会社側を完全に論破。抵抗する加藤部長たちをものともせず、幸田の即日退職を成功させるのでした。この鮮やかな解決劇が、物語の幕開けとなります。
高級レストラン編・一斉退職編：次なる依頼者たち（第4話～第6話）
幸田の一件が解決した後も、切金の元には様々な悩みを抱えた依頼者が訪れます。
高級レストランで働くコックの岡林は、シェフからの暴力と劣悪な労働環境に苦しんでいました。しかし、「辞めたらこの業界で生きていけなくしてやる」という脅し文句に縛られ、身動きが取れずにいたのです。
切金はここでも依頼者の代理人として登場。シェフの暴力を示す証拠を突きつけ、労働基準法違反を指摘。岡林だけでなく、同じように苦しんでいた他の従業員たちの一斉退職までサポートし、悪質な職場環境を根底から覆します。
このように、本作は様々な業界の「辞められない人々」を救う、一話完結型の要素も持っています。
最新話の展開と今後の見どころ
2025年11月現在、分冊版コミックは7巻まで配信中。物語は、切金がなぜ退職代行という仕事を選んだのか、その過去に少しずつ迫るような展開を見せ始めています。
新たな依頼者は、さらに複雑で困難な状況に置かれている様子。法的な知識だけでは解決できない、人の感情が絡み合う難事件に切金はどう立ち向かうのでしょうか。
彼の冷静な仮面の下に隠された本当の想いが明らかになるとき、物語は新たな局面を迎えるのかもしれません。最終回に向けて、切金と彼が救ってきた人々の未来がどう描かれるのか、目が離せません。
【法律ワンポイント】弁護士監修だから面白い！作品の見どころ
『退職代行切金さん』の最大の魅力は、弁護士監修による圧倒的なリアリティです。
巷には多くの「退職代行サービス」がありますが、弁護士資格を持たない業者は、会社との「交渉」ができません。しかし、弁護士である切金は、未払い残業代の請求や損害賠償請求といった法的な交渉まで行うことができます。
作中では、この「弁護士だからできること」が明確に描かれており、「なるほど、そうやって解決するのか！」という知的な面白さと、理不尽な会社が法律で追い詰められていく爽快感を同時に味わうことができます。
感想まとめ｜こんな人におすすめ！
ストレス社会で戦うすべての人に読んでほしい一作ですが、特に以下のような方には強くおすすめします。
- 今の仕事や職場に不満や悩みを抱えている人
- 理不尽な相手を論破する「スカッとジャパン」的な展開が好きな人
- 「退職代行」というサービスに興味がある人
- 社会問題や法律をテーマにした漫画が好きな人
「明日からまた仕事か…」と憂鬱な気持ちになっているなら、切金の活躍がきっとあなたの心に勇気と希望を与えてくれるはずです。
『退職代行切金さん』を今すぐお得に読む方法
今回のネタバレ記事で『退職代行切金さん』が気になった方は、ぜひ実際に読んでみてください。文字だけでは伝わらない、キャラクターの表情や臨場感が物語をさらに面白くしています。
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