岸辺露伴は動かない ネタバレまとめ|第1話から最新話(#12)までの全あらすじ

岸辺露伴は動かない ネタバレまとめ|第1話から最新話(#12)までの全あらすじ 青年マンガ
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荒木飛呂彦が描く天才漫画家・岸辺露伴が遭遇する、世にも奇妙な事件の数々――。大人気スピンオフシリーズ『岸辺露伴は動かない』は、その độc創的な世界観と予測不能な展開で、多くのファンを魅了し続けています。

この記事では、2025年11月現在、コミックシーモアで配信中の第1話「富豪村」から最新エピソード#12「ブルスケッタ」まで、全話のあらすじと結末を徹底的にネタバレ解説します。

「ドラマや映画は観たけど、原作はどうなっているの?」「どんな話があるのか、まとめて知りたい!」そんなあなたの好奇心に、岸辺露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」のごとく、物語の記憶を隅々までお見せします。

【ネタバレに関するご注意】

この記事には、『岸辺露伴は動かない』の物語の核心に触れる重要な情報が含まれています。まだ作品を読んでいない方、ご自身の目で結末を確かめたい方は、ご注意ください。

『岸辺露伴は動かない』はコミックシーモアで配信中!

『岸辺露伴は動かない』は、国内最大級の電子書籍ストア「コミックシーモア」で、現在3巻まで配信されています。

2025年5月に配信が開始された最新の第3巻には、エピソード#10「ホットサマー・マーサ」、#11「ドリッピング画法」、そして最新話となる#12「ブルスケッタ」が収録されています。

奇妙で魅力的な岸辺露伴の世界を、今すぐあなたのスマホやタブレットで体験してみませんか?

【全話ネタバレ】『岸辺露伴は動かない』収録エピソード一覧

ここでは、単行本1巻から最新3巻までに収録されている全12エピソードのあらすじと結末を、発表順にご紹介します。

エピソード#1 富豪村(ネタバレ)

【あらすじ】
漫画のネタ集めのため、人里離れた山奥にある「富豪村」へ向かった岸辺露伴。そこは11軒の豪邸が立ち並び、住人は皆25歳で大富豪になったという奇妙な場所でした。村に足を踏み入れるには、厳しい「マナー」の試験をクリアしなければなりません。些細なマナー違反が、取り返しのつかない代償を招くとも知らずに…。

【結末】
同行した編集者の泉京香が次々とマナー違反を犯し、家族や恋人を失っていきます。露伴は「ヘブンズ・ドアー」でマナーの正体が土地神への奉納儀式であること、そして過去に村を訪れた者がマナー違反で命を落とした事実を突き止めます。最後の試練で窮地に陥った露伴は、機転を利かせて切り抜けますが、この村の異様さと、人間の欲望が引き起こす恐怖を読者に突きつけ、物語は幕を閉じます。

エピソード#2 くしゃがら(ネタバレ)

【あらすじ】
同じ漫画家の志士十五から、奇妙な相談を受けた露伴。それは、使用禁止用語である「くしゃがら」という言葉が頭から離れず、その正体を突き止めなければ気が狂いそうだというものでした。十五の常軌を逸した執着に危険を感じた露伴は、調査に乗り出します。

【結末】
「くしゃがら」の正体は、袋状の生物で、人間の好奇心や探求心に寄生して心身を蝕む存在でした。露伴は「ヘブンズ・ドアー」で十五の記憶から「くしゃがら」に関する記述をすべて消し、さらに「くしゃがらのことを忘れる」と書き込むことで彼を救います。しかし、好奇心の怪物に取り憑かれる人間の恐ろしさが、静かな余韻として残ります。

エピソード#3 D・N・A(ネタバレ)

【あらすじ】
露伴は、知人の片平真依から、彼女の娘・真央の奇妙な行動について相談されます。真央には尻尾があり、時折、何者かに乗り移られたかのように性格が豹変するというのです。露伴は真央の中に潜む「何か」の正体を探るため、彼女を観察し始めます。

【結末】
真央の豹変は、彼女の父親の「前世の記憶」を持つ別人格によるものでした。その人格は、前世で自分を裏切った恋人(真依の前世)への復讐を企んでいました。露伴はヘブンズ・ドアーで真央の記憶を読み、彼女の特殊な体質が「先祖返り」であることを突き止めます。最終的に、別人格は真依への愛情に目覚め、真央の中で共存していくことを選びます。遺伝子を超えた記憶の継承という、科学では説明できない現象が描かれます。

エピソード#4 ザ・ラン(ネタバレ)

【あらすじ】
ホテルのジムでトレーニングをしていた露伴は、異常なまでにストイックな青年・橋本陽馬と出会います。彼は「筋肉の神ヘルメス」を崇拝し、あらゆる物事をトレーニングの勝敗で決しようとします。やがて、陽馬は露伴に時速25kmで動き続けるルームランナーでの勝負を挑んできます。

【結末】
勝負は白熱し、敗北を認めない陽馬はリモコンを破壊し、露伴を絶体絶命の危機に陥れます。窓から飛び降りて陽馬を出し抜いた露伴は、ヘブンズ・ドアーで彼の過去を読みます。陽馬はトップモデルとしての地位を失い、恋人にも去られたことで勝利に異常に固執するようになっていたのです。露伴は「時速6kmを超えるとトレーナーに殴られる」と書き込み、彼の暴走を止めました。勝利への執着が生む狂気を描いたスリラーです。

エピソード#5 背中の正面(ネタバレ)

【あらすじ】
露伴が自宅で仕事をしていると、男が尋ねてきます。男は露伴の背後にある柱にしがみつき、「自分の背中を見たら殺す」と脅迫します。男の正体は、他人の背中に取り憑くスタンド「チープ・トリック」。一度取り憑かれると、誰かに背中を見られた瞬間に死んでしまうという恐ろしい能力でした。

【結末】
絶体絶命の露伴でしたが、偶然にもそこは「決して振り返ってはいけない小道」。小道に引きずり込まれたスタンドは、無数の手によって地獄へ連れ去られ、露伴は九死に一生を得ます。決して見てはならない「背中」というテーマが、日常に潜む恐怖を増幅させます。

エピソード#6 六壁坂(ネタバレ)

【あらすじ】
破産した露伴は、漫画の取材費を稼ぐため、妖怪伝説が残る「六壁坂」の土地を買い取ろうとします。しかし、その土地の所有者である大郷楠宝子は、奇妙な病気で体を動かせませんでした。彼女の過去を探るうち、露伴は血塗られた一族の秘密に触れることになります。

【結末】
楠宝子は、かつて愛する人を手に入れるため、彼の恋人を殺害していました。その際、返り血を浴びたことで妖怪に取り憑かれ、体を動かすたびに内臓が飛び出す呪いにかかっていたのです。真相を知った露伴が立ち去った直後、楠宝子は不慮の事故で死亡。妖怪の呪いなのか、それとも運命のいたずらか、後味の悪い結末が読者に委ねられます。

エピソード#7 密漁海岸(ネタバレ)

【あらすじ】
露伴は、幻のアワビ「クロアワビ」を手に入れるため、杜王町でレストランを営むトニオ・トラサルディーと共に密漁に挑みます。しかし、そこは厳重に管理された密漁禁止区域。簡単なはずの計画は、予期せぬ困難に見舞われます。

【結末】
なんとかクロアワビを手に入れた二人でしたが、それはタコの擬態でした。さらに養殖場の管理人に追い詰められ絶体絶命となりますが、トニオの機転で難を逃れます。結局、幻のアワビは手に入りませんでしたが、露伴はそのスリリングな体験に満足し、新たな創作意欲を得るのでした。道徳と欲望の狭間で揺れる人間の姿がコミカルに描かれます。

エピソード#8 ジャンケン小僧(ネタバレ)

【あらすじ】
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部に登場した、ジャンケンで相手のスタンドを奪う少年・大柳賢との再戦が描かれます。成長した彼は、再び露伴にジャンケン勝負を挑んできます。単純なゲームに見えるジャンケンが、心理戦とスタンド能力が絡み合う高度な頭脳戦へと発展します。

【結末】
露伴は、ジャンケン小僧の揺さぶりやスタンド能力を逆手に取り、見事に勝利を収めます。敗北したジャンケン小僧は潔く去っていきますが、一つのことに全てを懸ける人間の純粋さと危うさが印象に残るエピソードです。

エピソード#10 ホットサマー・マーサ(ネタバレ)

【あらすじ】
神社で鏡の妖怪「マーサ」を封印する儀式に立ち会った露伴。その帰り道、彼はイブと名乗る謎の少女と出会います。彼女の家でしばらく過ごすことになった露伴は、次々と起こる不可解な現象に巻き込まれていきます。

【結末】
イブの正体は、露伴が儀式で封印したはずの妖怪マーサでした。彼女は露伴を鏡の世界に引きずり込もうとしますが、露伴はヘブンズ・ドアーで彼女の記憶を書き換え、難を逃れます。日常と非日常が交錯する、夏の日の奇妙な物語です。

エピソード#11 ドリッピング画法(ネタバレ)

【あらすじ】
露伴は、あるオークションで奇妙な絵画を手に入れます。その絵は、描いた者の「最も忌まわしい記憶」を吸い取り、代わりに幸運をもたらすという曰く付きの品でした。好奇心に駆られた露伴は、その絵の能力を試してみることにします。

【結末】
絵の力は本物で、露伴は次々と幸運に見舞われます。しかし、その代償として絵は彼の暗い記憶を吸い取り、不気味に変化していきます。芸術のためならどんな代償も厭わない露伴の狂気と、創作活動の本質を問う寓話的な物語です。

エピソード#12 ブルスケッタ(ネタバレ・最新話)

【あらすじ】
ハワイでの取材中、露伴は滞在先の別荘で毎晩聞こえる奇妙な物音に悩まされます。それはまるで、誰かが壁の向こうで料理をしているかのような音でした。好奇心を抑えきれない露伴は、音の正体を突き止めるべく、調査を開始します。ごくありふれた日常に潜む、ほんの少しの違和感。それが、やがて露伴を予測不能な真実へと導いていきます。

【結末のヒント】
露伴が突き止めたのは、単なる怪奇現象ではありませんでした。そこには、人間の記憶と場所にまつわる、哀しくも奇妙な物語が隠されていました。最新エピソードにふさわしい、静かな恐怖と感動が入り混じる結末は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。日常の裏側に潜む「奇妙な論理」とは何か?露伴がたどり着いた真実が、あなたの常識を覆すかもしれません。

映画・ドラマ版との違いは?

『岸辺露伴は動かない』は、高橋一生主演でドラマ化・映画化され、こちらも高い評価を得ています。映像化作品は、原作の魅力を忠実に再現しつつも、独自の解釈やオリジナル展開が加えられているのが特徴です。

特に、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の原作となったエピソード#9「懺悔室」は、映画では後半に大幅なオリジナルストーリーが追加されています。原作では露伴がイタリアで聞く怪談話として完結していますが、映画では露伴自身がルーヴル美術館で「黒い絵」の謎に挑む壮大な物語へと発展しています。

原作のネタバレを知ってから映像作品を観ることで、その違いを発見するのも一興です。ぜひ、両方を楽しんでみてください。

『岸辺露伴は動かない』ネタバレに関するFAQ

Q1:コミックシーモアで最新は何話まで読めますか?
A:2025年11月現在、コミックシーモアでは単行本3巻まで配信中です。最新エピソードは第3巻に収録されている#12「ブルスケッタ」です。
Q2:物語はすべて繋がっているのですか?
A:いいえ、各エピソードは基本的に一話完結の短編形式です。どの話から読んでも楽しむことができますが、主人公である岸辺露伴のキャラクターをより深く知るためには、1巻から順番に読むことをおすすめします。
Q3:映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の原作はどの話ですか?
A:原作はフルカラー読切作品として発表されたエピソード#9「懺悔室」です。ただし、前述の通り、映画のストーリーは後半がオリジナルの展開となっています。

まとめ:奇妙で美しい物語をその目で確かめよう

『岸辺露伴は動かない』の全エピソードのネタバレをご紹介しました。どの物語も、日常に潜む恐怖、人間の業、そして岸辺露伴という男の揺るぎない美学と好奇心に満ちています。

あらすじを読んで少しでも興味が湧いた方は、ぜひ原作漫画を手に取ってみてください。文字だけでは伝わらない荒木飛呂彦の圧倒的な画力と、緻密に計算されたコマ割りが、あなたをさらに深い『岸辺露伴』の世界へと誘うはずです。

ネタバレを読んで結末を知ってしまったとしても、この作品の魅力は決して色褪せません。むしろ、結末を知っているからこそ気づく伏線や、露伴の表情の細かな変化など、新たな発見があるでしょう。

物語のすべては、コミックシーモアで読むことができます。岸辺露伴が目撃した奇妙な真実を、今度はあなたの目で確かめてみてください。