【ネタバレ】空母いぶき|第1話から最終回までの結末とあらすじを完全解説

【ネタバレ】空母いぶき|第1話から最終回までの結末とあらすじを完全解説 青年マンガ
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【注意】この記事は、漫画『空母いぶき』および続編『空母いぶき GREAT GAME』の重大なネタバレを含みます。物語の結末や重要な展開を知りたくない方はご注意ください。原作を未読の方、これから読むか迷っている方のために、物語の全貌を徹底的に解説します。

かわぐちかいじ先生が描く、現代日本の安全保障をテーマにした超リアル軍事シミュレーション漫画『空母いぶき』。2025年現在も、その緊迫したストーリーで多くの読者を魅了し続けています。

「物語はどんな結末を迎えるの?」
「映画と原作の違いは?」
「続編の『GREAT GAME』ってどんな話?」

この記事では、そんな疑問に答えるべく、『空母いぶき』第一部(全13巻)の結末から、現在連載中の続編『空母いぶき GREAT GAME』の最新話までの流れを、あらすじと共に詳しくネタバレ解説していきます。

『空母いぶき』とは?作品の基本情報

『空母いぶき』は、『沈黙の艦隊』や『太陽の黙示録』で知られる巨匠・かわぐちかいじ先生による軍事・政治漫画です。監修は軍事ジャーナリストの惠谷治氏が務め、圧倒的なリアリティで現代の国際情勢と日本の危機を描いています。

  • 原作: かわぐちかいじ
  • 監修: 惠谷治
  • 掲載誌: ビッグコミック(小学館)
  • 巻数:
    • 第一部『空母いぶき』: 全13巻(完結)
    • 第二部『空母いぶき GREAT GAME』: 既刊16巻(2025年11月現在)
  • 実写化: 2019年に西島秀俊、佐々木蔵之介主演で映画化

物語は、20XX年の日本を舞台に、国籍不明の武装集団による南西諸島への上陸事件を発端とします。これに対処すべく、海上自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」が出撃。緊迫する情勢の中、艦長・秋津竜太と乗組員たちが、日本の未来を懸けた戦いに身を投じていきます。

『空母いぶき』の結末をネタバレ!物語の行き着く先は?

物語の結末を先に知りたい方のために、第一部『空母いぶき』(全13巻)の結末を簡潔に解説します。

南西諸島を巡る日本と中国の武力衝突は、両国の空母艦隊による激しい戦闘へと発展します。多くの犠牲を払いながらも、「いぶき」は決死の作戦を展開。最終的に、国際社会の介入と、現場の自衛官たちによる命を懸けた決断によって、戦闘は停戦へと向かいます。

しかし、それは単純な勝利ではありません。物語は、戦争の悲惨さと平和の尊さ、そして「専守防衛」という理念の下で国を守ることの矛盾と葛藤を、最後まで読者に問いかけます。秋津をはじめとする登場人物たちがどのような未来を選択したのか、その重い結末はぜひご自身の目で確かめてみてください。

【巻別】『空母いぶき』全13巻のネタバレあらすじ

ここからは、第一部『空母いぶき』の物語を時系列に沿って詳しく解説していきます。

序盤(1巻~3巻):南西諸島沖での緊張と「いぶき」の出航

物語は、尖閣諸島で海上保安官が国籍不明の武装集団に拘束されるという衝撃的な事件から始まります。当初は「海難事故の漂流者」と発表されますが、裏では中国による軍事行動の可能性が囁かれていました。

この事態を受け、日本政府は海上自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする第5護衛隊群の出撃を決定。航空自衛隊出身という異色の経歴を持つ艦長・秋津竜太と、現場叩き上げの副長・新波歳也は、互いの信条の違いから対立しながらも、日本の最前線へと向かいます。

初の実戦で「いぶき」は敵のミサイル攻撃に晒されます。秋津は「専守防衛」の制約の中で、犠牲を出さずに敵の攻撃を無力化するという極めて困難な決断を迫られます。

中盤(4巻~8巻):激化する戦闘と政治的葛藤

戦闘はエスカレートし、中国側も最新鋭の空母「広東」を投入。日中両国の空母艦隊が東シナ海で睨み合う、一触即発の状態に陥ります。艦載機同士の激しいドッグファイト、潜水艦による静かなる死闘、そしてサイバー攻撃を含む電子戦など、現代戦の様相がリアルに描かれます。

一方、東京では垂水総理を中心とする日本政府が、アメリカや国連を巻き込んだ外交戦を繰り広げます。メディアはセンセーショナルに戦況を報じ、国民世論は揺れ動きます。現場の自衛官たちの奮闘とは裏腹に、政治的な思惑が交錯し、事態はますます複雑化していきます。

この局面で秋津は、国際法や交戦規定のギリギリを攻める大胆な戦術を選択。彼の行動は、国内外に大きな波紋を広げることになります。

終盤(9巻~13巻):決戦、そして物語の結末へ

戦いは最終局面へ。両艦隊は、互いの存亡を懸けた総力戦に突入します。仲間を失い、艦が傷つきながらも、「いぶき」の乗組員たちは最後まで日本の海を守るために戦い続けます。

秋津が下す最後の決断とは何か。そして、この未曾有の国難に対し、垂水内閣が導き出す答えとは。多くの犠牲と痛みを伴った戦いの果てに、一つの区切りが訪れます。しかし、それは新たな国際秩序の始まりに過ぎませんでした。物語は、読者に平和への重い問いを投げかけ、幕を閉じます。

続編『空母いぶき GREAT GAME』のネタバレあらすじ(最新16巻まで)

第一部の激闘から5年後。物語の舞台は、凍てつく北極海へと移ります。

新たな主人公は、護衛艦「しらぬい」艦長の蕪木薫。彼は、北極海で座礁した民間調査船「ディオサ号」の救助に向かいますが、そこにはロシアの原子力潜水艦の影が。救助活動の最中、「ディオサ号」は何者かによる魚雷攻撃を受け、爆沈してしまいます。

この事件をきっかけに、日本、ロシア、アメリカ、そして中国の思惑が北極海で激しく衝突。「いぶき」も再び北極海へ派遣され、世界のパワーバランスを揺るがす「グレートゲーム」に巻き込まれていきます。

最新刊(16巻)に至るまで、物語はロシア太平洋艦隊とのにらみ合いや、各国スパイによる情報戦など、より複雑で大規模な国際紛争へと発展。蕪木、そして再び「いぶき」に乗艦することになった秋津たちは、地政学的な罠が張り巡らされた極限の状況下で、新たな戦いに挑んでいます。

物語を彩る主要キャラクターたち

『空母いぶき』の魅力は、個性豊かな登場人物たちが織りなす人間ドラマにもあります。

  • 秋津竜太(あきつ りょうた): 空母「いぶき」の初代艦長。冷静沈着で、時に大胆な戦術をとる天才指揮官。元空自のエースパイロットという経歴を持つ。
  • 新波歳也(にいなみ としや): 「いぶき」副長。現場一筋の叩き上げで、部下からの信頼も厚い。当初は秋津と対立するが、次第に固い信頼関係で結ばれていく。
  • 蕪木薫(かぶらぎ かおる): 『GREAT GAME』における護衛艦「しらぬい」艦長。人情に厚く、命令と人命救助の間で葛藤する。
  • 垂水慶一郎(たるみ けいいちろう): 日本国内閣総理大臣。未曾有の国難に、苦悩しながらも国家の舵取りを担う。

映画版『空母いぶき』と原作漫画の決定的な違い

2019年に公開された実写映画版は、基本的な設定は原作を踏襲しつつも、ストーリーに大きな変更が加えられています。

最も大きな違いは、敵対勢力が「国籍不明のテロリスト集団」とされている点です。原作では明確に「中国」との軍事衝突を描いていますが、映画版では特定の国との戦争という描写は避けられています。また、物語の結末も映画オリジナルの展開となっており、原作とは異なるメッセージ性が込められています。

原作の持つ地政学的なリアリティや政治的駆け引きを深く味わいたい方は、ぜひ漫画版を読むことをおすすめします。

『空母いぶき』の魅力とは?読者を惹きつける3つのポイント

なぜ『空母いぶき』はこれほどまでに多くの読者を惹きつけるのでしょうか。その魅力を3つのポイントにまとめました。

① 圧倒的なリアリティで描かれる現代の軍事

本作の最大の魅力は、徹底した取材に基づく軍事描写のリアリティです。最新鋭の戦闘機やイージス艦、潜水艦の性能や戦術が緻密に描かれており、まるで本物のドキュメンタリーを見ているかのような没入感を味わえます。ミリタリーファンはもちろん、詳しくない読者でもその迫力に引き込まれること間違いありません。

② 「専守防衛」のジレンマと人間ドラマ

「攻撃を受けるまで反撃できない」という日本の専守防衛の理念。その制約の中で、いかにして国民の命を守るのか。この究極のジレンマに、現場の自衛官たちがどう向き合うのかが、本作の通底したテーマです。極限状況で描かれる彼らの葛藤や覚悟、仲間との絆は、物語に深い奥行きを与えています。

③ 国際情勢を映し出す骨太なストーリー

『空母いぶき』で描かれる国家間の対立は、決して絵空事ではありません。現実の国際情勢を色濃く反映しており、「もし日本が本当に攻撃されたら?」という問いを私たちに突きつけます。エンターテイメントでありながら、社会派作品としての側面も持ち合わせているのが、本作がただの戦争漫画で終わらない理由です。

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壮大なスケールで描かれる日本の危機。秋津や蕪木たちの戦いの結末を、ぜひあなた自身の目で見届けてください。