「推しが尊すぎてしんどい…!」
そんなセリフに共感するあなたに読んでほしい、瀬川あや先生の『僕のこと推してよ』。
アイドルオタクの女子中学生が、ひょんなことから“推される側”の男装アイドルになってしまうという、夢のようなシンデレラストーリーです。
この記事では、『僕のこと推してよ』の第1巻から最終巻(全4巻)までのあらすじと結末を、重要なネタバレを含みつつ徹底解説します。
「結末が気になって夜も眠れない!」「読む前に全体の流れを知っておきたい」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
※注意※ この記事は作品の結末を含む重大なネタバレを扱っています。まっさらな状態で読みたい方はご注意ください。
『僕のこと推してよ』の作品情報
『僕のこと推してよ』は、集英社の少女漫画雑誌「りぼん」で連載されていた人気作品です。2025年現在、全4巻で完結しており、電子書籍サイトなどで一気に読むことができます。
- タイトル:僕のこと推してよ
- 作者:瀬川あや
- 出版社:集英社
- 掲載誌:りぼん
- 巻数:全4巻(完結済)
アイドルを「推す側」だった主人公が、ある日突然「推される側」になるという斬新な設定が、多くの読者の心を掴みました。
主要な登場人物
物語を彩る魅力的なキャラクターたちを簡単にご紹介します。
- 吉川 凪咲(よしかわ なぎさ)
本作の主人公。アイドル・綿谷玲那を熱烈に応援する中学3年生。身長173cmの長身と中性的な顔立ちが特徴。ある出来事をきっかけに、男装してアイドル「ナギ」として活動することになります。 - 悠生(ゆうせい)
ボーイズアイドルグループ「Dai-Ly」の絶対的エース。失踪したナギの“シンメ”(シンメトリー:対のポジション)であり、凪咲を代理としてスカウトした張本人。クールに見えて情熱的な性格です。 - 凪野 琉星(なぎの りゅうせい)
「Dai-Ly」の本来のメンバーである「ナギ」。凪咲と瓜二つの容姿を持つ少年。物語の途中で失踪から戻り、物語に大きな波乱を巻き起こします。 - 綿谷 玲那(わたや れいな)
凪咲が人生を捧げて推している国民的女性アイドル。凪咲がアイドルを目指す(?)きっかけとなる、まさに物語の原点です。
【全巻ネタバレ】『僕のこと推してよ』のあらすじと結末
ここからは、第1巻から最終4巻までの物語の流れを、ネタバレありで詳しく解説していきます。
第1巻:推し活女子、まさかの男装アイドルデビュー!?
アイドル・綿谷玲那の熱狂的なオタクである主人公・吉川凪咲。ある日、美容院で意図せずショートカットにされてしまい、その帰り道で「Dai-Ly」のメンバー・悠生に声をかけられます。
なんと凪咲は、失踪した「Dai-Ly」のメンバー・ナギとそっくりだったのです。悠生に半ば強引に事務所へ連れて行かれた凪咲は、ナギの代理として男装し、アイドル活動をするという無茶な契約を結ばされてしまいます。
最初は戸惑うばかりの凪咲でしたが、「推し」を徹底的に研究してきたオタクならではの知識と情熱が思わぬ才能を発揮。ファンの気持ちを理解したパフォーマンスで、次第に周囲を魅了していきます。「推す側」が「推される側」になる、夢と秘密に満ちたアイドル生活の幕開けです。
第2巻:深まる絆と忍び寄る秘密の影
代理の「ナギ」としてステージや撮影をこなすうちに、凪咲はアイドルという仕事の厳しさと楽しさを実感していきます。特に、シンメである悠生との距離は急速に縮まっていきます。悠生の強引で独占欲の強い一面に振り回されながらも、彼のアイドルにかける情熱に触れ、凪咲の心には特別な感情が芽生え始めます。
しかし、「自分が偽物である」という罪悪感と、いつか正体がバレてしまうかもしれないという恐怖は常に凪咲の心に付きまといます。メンバーとの絆が深まるほど、秘密を抱える苦しみも増していく……。そんな中、物語を揺るがす“ある人物”の影が忍び寄るのでした。
第3巻:本物の“ナギ”登場!三角関係の勃発
物語は最大の転機を迎えます。なんと、失踪していた本物のナギこと凪野琉星が、突然みんなの前に姿を現したのです。
本物のナギの登場により、凪咲の「代理」としての役割は終わるかに思われました。しかし、事態はさらに複雑化。凪咲の存在がグループに与えた影響、そして悠生と凪咲の間に生まれた特別な関係性が、新たな波乱を呼び起こします。
代理の凪咲、エースの悠生、そして本物のナギ。三人の想いが交錯し、グループの未来と彼らの関係は一体どうなってしまうのか? アイドルとしての活動だけでなく、恋の行方からも目が離せない展開が続きます。
第4巻:シンメとの愛が試される、感動の最終巻
ついに物語はクライマックスへ。本物のナギが復帰し、凪咲の立場が揺らぐ中、Dai-Lyは最大の試練に直面します。強力なライバルグループの出現、そして凪咲と悠生の関係を揺るがすスキャンダル……。
次々と降りかかる困難に、メンバーの絆は試されます。特に、悠生と凪咲の「シンメ」としての信頼関係が、物語の鍵を握ります。凪咲は、ただの「代理」ではなく、一人のアイドルとして、そして一人の少女として、自分の居場所を見つけ出すことができるのでしょうか。
「推す側」から「推される側」になった少女が、悩み、傷つきながらも掴んだ答えとは? ラストでは、アイドルとしての夢、そして悠生との恋の結末が描かれます。涙なしでは読めない、感動のフィナーレがあなたを待っています。
結末の意味を考察|「推し」がいるすべての人へ
『僕のこと推してよ』の結末は、単なる恋愛の成就だけでは終わりません。この物語の核心的なテーマは、「推す側と推される側の境界線」と「自分自身のアイデンティティの確立」にあると言えるでしょう。
主人公の凪咲は、もともと誰かを応援することで自分の輝きを見出していました。しかし、自分がステージに立つ側になったことで、ファンからの期待に応える責任、自分を表現する喜びと難しさ、そして仲間との絆の大切さを学びます。
悠生との関係も、単なる恋愛感情だけでなく、互いを高め合う「シンメ」という特別なパートナーシップとして描かれている点が非常に深いです。だからこそ、最終巻で描かれる二人の決断は、読者の胸に強く響くのです。
この物語は、「推し」がいるすべての人に、応援するエネルギーの尊さと、誰もが誰かの「推し」になれる可能性を教えてくれる、希望に満ちたメッセージと言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 最終的に悠生と凪咲は結ばれるの?
- A1. 物語の大きな見どころである二人の関係は、最終巻で感動的な決着を迎えます。アイドルとしての立場と個人の気持ちの間で揺れ動いた二人が選んだ未来を、ぜひご自身の目で見届けてください。
- Q2. 本物のナギ(凪野琉星)はどうなるの?
- A2. 物語のキーパーソンである彼は、最後まで重要な役割を果たします。彼の存在が、凪咲や悠生、そして「Dai-Ly」というグループを成長させるきっかけとなります。
- Q3. 凪咲のアイドル活動は最後まで続くの?
- A3. 「代理」から始まった凪咲のアイドル人生。彼女が最終的にどのような道を選ぶのかも、この物語の最大の注目ポイントです。「推す側」の気持ちを知る彼女だからこそ出せる答えが描かれています。
『僕のこと推してよ』はコミックシーモアで読もう!
この記事を読んで『僕のこと推してよ』の結末が気になった方は、ぜひ電子書籍で一気読みするのがおすすめです。
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