2017年に公開され、多くのファンを熱狂させた『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』。原作者・佐島勤先生書き下ろしのオリジナルストーリーとして、司波達也と深雪の新たな戦いが描かれました。
この記事では、「映画の内容を詳しく知りたい」「観たけどストーリーを再確認したい」というあなたのために、物語の導入から衝撃の結末まで、全てのあらすじを徹底的にネタバレ解説します。重要な伏線や考察、原作との違いにも触れていくので、ぜひ最後までお付き合いください。
※この記事は、劇場版『魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』の重大なネタバレを全面的に含みます。未視聴の方はご注意ください。
『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』とは?
本作は、2017年6月17日に公開された『魔法科高校の劣等生』シリーズ初の劇場版アニメです。TVアニメ第1期の後の物語として、完全オリジナルストーリーが展開されました。制作はエイトビットが担当し、戦略級のスケールで描かれる魔法戦は圧巻の一言。主題歌であるGARNiDELiAの『SPEED STAR』も、作品の世界観を加速させます。
『劇場版 星を呼ぶ少女』のあらすじを完全ネタバレ
物語の核心に迫る、あらすじを時系列で徹底解説します。司波兄妹が遭遇した事件の全貌とは?
プロローグ:南の島での休暇と謎の少女「九亜」
春休みを利用し、小笠原諸島のとある別荘で休暇を楽しむ司波達也、深雪、そして友人たち。穏やかな時間が流れる中、彼らの前に一人の少女が現れます。彼女の名前は九亜。海軍の基地から脱走してきたという彼女は、達也に「ある願い」を託します。
それは、自分と同じように非人道的な実験の対象となっている仲間たちを救い出してほしいという、悲痛な願いでした。達也は彼女の瞳に宿る強い意志を感じ取り、その願いを受け入れることを決意します。
中盤:明かされる陰謀と「Watatsumiシリーズ」の真実
九亜を保護した達也たちは、彼女が「調整体魔法師」であり、国防海軍の秘密研究施設で「Watatsumiシリーズ」と呼ばれる実験体として扱われていたことを突き止めます。彼女たちは、戦略級魔法に匹敵する威力を持つ魔法兵器の部品として開発されていたのです。
この非人道的な計画には、国防軍だけでなく、魔法師を兵器として利用しようと企むUSNA(北アメリカ大陸合衆国)の最強魔法師部隊「スターズ」も関与していました。事態は単なる救出作戦から、国際的な陰謀が渦巻く危険なミッションへと発展。達也たちは、九亜の仲間たちを救出するため、厳重に警備された研究施設への潜入を開始します。
クライマックス:宇宙へ――達也、戦略級魔法に匹敵する脅威に挑む
救出作戦の最中、最悪の事態が発生します。USNAの介入により、宇宙ステーションに設置された戦略級魔法兵器「第七の疫病(セブンス・プレイグ)」が暴走。隕石を偽装した質量兵器が地球へと落下し始めるのです。
この未曾有の危機に対し、達也はただ一人、宇宙へと向かうことを決断します。彼の代名詞ともいえる魔法「分解」と「再成」、そして驚異的な演算能力を駆使し、地球に迫る巨大な脅威と対峙。その圧倒的な力は、まさに規格外。仲間たちが地上から見守る中、達也は人類の存亡を懸けた孤独な戦いに挑みます。
大気圏に突入し燃え盛るステーションの残骸を、達也は文字通り「分解」し、地球への被害を完全に無力化。その姿は、まさに神話の英雄そのものでした。
エピローグ:残されたものと新たな伝説の始まり
達也の命を懸けた活躍により、地球は救われ、九亜をはじめとするWatatsumiシリーズの少女たちも無事に保護されました。達也の規格外の行動は国防軍上層部によって機密扱いとされ、表向きには平穏な日常が戻ります。
しかし、水面下では魔法技術の軍事利用を巡る各国の思惑がより一層複雑に絡み合っていくことを予感させます。そして物語は、「司波達也という新たな伝説が、静かに幕を開けた」という一文で締めくくられ、彼の存在が世界のパワーバランスを揺るがすほどのものになったことを示唆して終わります。
物語を彩る重要キャラクター
本作の魅力を語る上で欠かせないキャラクターたちを改めて紹介します。
- 司波達也:主人公。圧倒的な魔法技術と冷静な判断力で、あらゆる困難を乗り越える最強の高校生。妹の深雪を何よりも大切にしている。
- 司波深雪:達也の妹。兄に絶対的な信頼と愛情を寄せる、世界でも有数の魔法師。その美しさと強力な魔法で達也をサポートする。
- 九亜:本作のキーパーソン。調整体魔法師「Watatsumiシリーズ」のプロトタイプ。達也に救いを求めたことで、物語が大きく動き出す。
- アンジェリーナ=クドウ=シールズ:USNA軍の魔法師部隊「スターズ」総隊長。本作では達也と敵対する立場として登場するが、その実力と信念には注目。
【考察】『星を呼ぶ少女』をさらに深く楽しむためのポイント
一度観ただけでは気づきにくい、物語の裏に隠された伏線や設定を考察します。
九亜の正体と彼女が託した“願い”
九亜は単なる被害者ではなく、魔法師が兵器として扱われる世界の歪みを象徴する存在です。彼女の「仲間を救いたい」という純粋な願いが、達也の持つ「守る」という強い意志と共鳴し、巨大な陰謀を打ち砕く原動力となりました。彼女の存在は、魔法がもたらす光と闇を観る者に問いかけます。
USNA(スターズ)が暗躍した目的とは?
USNAの目的は、日本の秘密兵器開発計画を妨害し、その技術データを奪取することでした。彼らにとってWatatsumiシリーズは、自国の軍事バランスを脅かす危険な存在。本作で描かれた暗躍は、魔法が国家間の戦略兵器となっている『魔法科』の世界観のリアルさを際立たせています。
さすがはお兄様!達也の圧倒的な魔法技術
本作で特に注目すべきは、達也の魔法技術の描写です。宇宙空間という極限状況で、巨大な質量兵器を精密に「分解」するシーンは、彼の能力がすでに個人の戦闘力を遥かに超え、戦略級、いや神の領域に達していることを見せつけました。物理法則すら書き換えるその力は、まさに「さすがはお兄様です」の一言に尽きます。
原作ライトノベルとの違い
本作は原作者書き下ろしのオリジナルストーリーですが、時系列としては原作小説の11巻「来訪者編」と12巻「ダブルセブン編」の間に位置します。そのため、原作ファンはキャラクターたちの関係性や成長をより深く感じることができます。映画オリジナルのキャラクターである九亜や、宇宙規模の戦闘は、映像化ならではの大きな魅力と言えるでしょう。
『劇場版 星を呼ぶ少女』はこんな人におすすめ!
- 『魔法科高校の劣等生』シリーズのファン
- 圧倒的な主人公が活躍する「俺TUEEE」系の物語が好き
- SF要素や緻密な魔法設定にワクワクする
- ド派手なアクションと美麗な作画を堪能したい
上記に一つでも当てはまるなら、本作は間違いなく楽しめるはずです!
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まとめ
この記事では、『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』のあらすじや結末を、ネタバレありで徹底的に解説しました。
本作は、司波達也の規格外の強さと、彼が守るべきものへの強い想いが描かれた、ファン必見の一作です。映画オリジナルのキャラクター・九亜との出会いが、達也と深雪の絆をより一層深いものにしました。
2024年にはTVアニメ第3期も放送され、ますます盛り上がりを見せる『魔法科』シリーズ。この機会にぜひ、劇場版で描かれた伝説の始まりをその目に焼き付けてください!
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