久石奏が「嫌い」と言われる7つの理由|響け!ユーフォニアム キャラ考察

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「響け!ユーフォニアム」シリーズに登場する、北宇治高校吹奏楽部のユーフォニアム担当・久石奏(ひさいし かな)

愛らしいルックスと抜群の演奏技術を持ちながら、Google検索のサジェストには「久石奏 嫌い」「性格悪い」といった不穏なワードが並ぶことも珍しくありません。

2026年現在、シリーズ完結後もなおファンの間で議論を呼び続ける彼女。

なぜ彼女はこれほどまでに「嫌われる」要素を持ち合わせ、同時に熱狂的なファンを生み出すのでしょうか?

この記事では、久石奏が「嫌い」と言われる原因を徹底分析しつつ、その裏に隠された性格や「理想の後輩」としての真の魅力を深掘りしていきます。

※本記事には『響け!ユーフォニアム』シリーズ(原作小説・アニメ)のネタバレが含まれます。

久石奏とは|あざとかわいい「理想の後輩」?

まずは久石奏の基本プロフィールをおさらいしましょう。

物語の主人公・黄前久美子が2年生になった春に入部してきた、ユーフォニアム担当の1年生(初登場時)。

赤いリボンと小柄な体格が特徴で、第一印象はまさに「愛想が良くて礼儀正しい、理想の後輩」そのものです。

しかし、その内面は一筋縄ではいきません。常に周囲を観察し、相手が喜ぶ言葉や振る舞いを瞬時に計算して出力する、非常に頭の回転が速いキャラクターです。

アニメ版では人気声優の雨宮天(あまみや そら)さんがCVを担当。

表向きの「甘い声」と、本音を漏らす時の「冷ややかな低音」の使い分けが、彼女の二面性をより際立たせています。

なぜ「久石奏 嫌い」と言われるのか?3つの主な要因

読者や視聴者が彼女に対して「苦手」「嫌い」と感じる瞬間は、主に以下の3つのポイントに集約されます。

1. 言動が計算高く、あざとい

久石奏の最大の特徴であり、嫌悪感を抱かれやすいのが「計算高さ」です。

入部直後から先輩である久美子に懐く様子を見せますが、それは純粋な好意というよりも、「この先輩に取り入っておくのが得策だ」という打算が見え隠れします。

自分の可愛さを自覚し、それを武器にして立ち回る姿に、特に同性の視聴者からは「あざとい」「信用できない」という反感を買いやすい傾向があります。

2. 先輩に対する遠慮のない物言い

特に中川夏紀(なかがわ なつき)先輩に対する態度は、初見の視聴者をヒヤヒヤさせました。

「夏紀先輩、練習不足なんじゃないですか?」
「先輩には(コンクールメンバーを)辞退してほしいんです」

これらの台詞は、文脈を知らなければ単なる「無礼な後輩」に映ります。

体育会系の部活において、先輩のプライドを逆撫でするような直接的な物言いは、礼儀を重んじる視聴者にとって「性格悪い」と判断される決定的な要因となりました。

3. オーディションでの「わざと下手に吹く」行動

物語の大きな転換点となる、コンクールメンバーを決める部内オーディション。

ここで奏は、先輩である夏紀に枠を譲るために、わざと実力を落とした演奏をしようとします。

これは一見「優しさ」のようですが、真剣に音楽に向き合っている他の部員や、何より正々堂々と勝負したい夏紀に対する冒涜とも受け取れます。

「自分が傷つきたくないから、先に負けてやる」という防衛本能からの行動は、熱血スポ根展開を期待するファンにとって、もどかしく、苛立ちを覚えるシーンだったかもしれません。

久石奏の性格は本当に「性格悪い」のか?

では、久石奏は本当にただの「性格が悪い」キャラクターなのでしょうか?

物語を深く読み解くと、彼女のトゲのある言動の裏には、切実な理由があることが分かります。

「頑張っても報われない」ことへの恐怖

奏が計算高く振る舞う根底には、中学時代のトラウマがあります。

実力があったにもかかわらず、年功序列の部活の空気によってコンクールに出られなかった過去。

「努力しても、大人の事情や空気で潰されるなら、最初から期待しない方がマシ」

彼女の冷めた態度は、再び傷つくことを恐れる臆病さの裏返しなのです。

そう考えると、あの「あざとさ」も「毒舌」も、自分を守るための精一杯の鎧(よろい)に見えてきませんか?

久美子に見せる「本音」のギャップ

物語が進むにつれて、奏は久美子に対してだけは本音をさらけ出すようになります。

「久美子先輩、性格悪いですね」と軽口を叩き合える関係性は、彼女が心を許した証拠。

誰にでも良い顔をする「理想の後輩」の仮面を脱ぎ捨て、生意気な素顔を見せてくれるようになった時、多くの読者は彼女を「嫌い」から「目が離せない存在」へと再評価し始めます。

視点を変えると魅力が見えてくる!注目の名シーン

ここでは、久石奏の評価が一変する、原作・アニメの必見シーンをご紹介します。

雨の中の「悔しい」

オーディションの一件で久美子と対話し、本気でぶつかることを決意した後のシーン。

結果として実力でメンバー入りを勝ち取ったものの、先輩を押しのけてしまった罪悪感と、それでも吹きたいというエゴの間で揺れ動きながら流す涙。

「私、ユーフォ吹きたいです」

計算もあざとさも捨てて、一人の奏者として感情を爆発させるこの瞬間、彼女は真の意味で北宇治高校吹奏楽部の一員となりました。

夏紀先輩との「歪んだ」絆

当初は険悪に見えた夏紀との関係ですが、最終的には「喧嘩するほど仲が良い」凸凹コンビとして定着します。

卒業式で夏紀にかけた言葉や、その後の関係性は涙なしには見られません。

素直になれない奏なりの「大好き」の表現を、ぜひ原作やアニメで見届けてください。

3年生編での「頼れる参謀」ぶり

久美子が部長となる「3年生編(アニメ3期相当)」では、奏は2年生として部活を支える重要なポジションに就きます。

1年生の時のような不安定さは消え、持ち前の観察眼を活かして久美子の悩みを見抜き、的確(かつ辛辣)なアドバイスを送る姿は、まさに「理想の後輩」

転校生・黒江真由に対する警戒心の強さも、久美子を守りたいという忠誠心の表れとして描かれており、かつてアンチだった層をも唸らせる活躍を見せました。

まとめ:久石奏は「嫌い」を超えて愛される人間臭いキャラ

久石奏が「嫌い」と言われる理由は、彼女があまりにも人間臭く、私たちの心の弱い部分を映し出す鏡のような存在だからかもしれません。

  • 自分が傷つきたくないから予防線を張る
  • 要領よく立ち回って損をしたくない
  • 本音を隠して愛想笑いをする

これらは誰もが持っている感情です。

最初は「嫌い」から入っても、彼女の弱さや成長を知るうちに、いつの間にか「一番の推し」になっている。

それこそが、久石奏というキャラクターが持つ魔性の魅力なのです。

もし、アニメや漫画の序盤で彼女に苦手意識を持って止まってしまっているなら、ぜひその先を見てみてください。きっと、印象が180度変わるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q1:久石奏が初登場するのは原作の何巻ですか?
原作小説では『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編』から登場します。
Q2:久石奏の声優は誰ですか?
アニメ版の声優は雨宮天(あまみや そら)さんです。表の顔と裏の顔の演じ分けが高く評価されています。
Q3:久石奏は将来、部長になりますか?
原作において、久美子の代の次の部長は義井沙里が務めており、奏は部長にはなりません。しかし、幹部を支える実力者として部内で大きな影響力を持ち続けます。

原作で久石奏の心理描写をもっと深く知りたいなら

アニメでは描かれなかった細かいモノローグや、久美子視点での奏の印象の変化は、原作小説やコミカライズ版でより鮮明に楽しめます。

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