【恋スルシカクネタバレ】最終回の結末は？最新話までのあらすじと感想を徹底解説！

「この恋、ままならない――。」

『青夏 Ao-Natsu』や『先輩と彼女』で知られる南波あつこ先生が描く、もどかしくて愛おしい年の差ラブロマンス『恋スルシカク』。

28歳の主人公・美瀬と、9歳年下の幼馴染・律が織りなす繊細な恋模様に、胸を締め付けられている読者も多いのではないでしょうか？

この記事では、そんな『恋スルシカク』の気になる最新話までのネタバレや、最終回・結末の予想を徹底的に解説していきます。

※注意※ この記事は『恋スルシカク』の最新話までの内容を含むネタバレ記事です。まだ読み進めていない方や、ご自身で物語を楽しみたい方はご注意ください。

漫画『恋スルシカク』とは？基本情報をおさらい

『恋スルシカク』は、講談社の漫画雑誌「BE・LOVE」で連載中の、南波あつこ先生による人気少女漫画です。

恋愛に臆病になってしまった28歳の主人公・高橋美瀬が、実家のレストランで再会した9歳年下の幼馴染・律との関係を通して、再び恋と向き合っていく姿が描かれています。

大人の女性が抱えるリアルな悩みや葛藤、そして年の差があるからこその甘酸っぱくてピュアな恋愛模様が、多くの読者の共感を呼んでいます。

それでは早速、『恋スルシカク』の物語をネタバレありで振り返っていきましょう。美瀬と律の関係はどのように変化していくのでしょうか。

物語は、28歳の会社員・高橋美瀬が、付き合っていると思っていた会社の桜井先輩から衝撃の事実を告げられる場面から始まります。なんと、自分は彼の「浮気相手」だったかもしれないのです。

恋愛で深く傷つき、自信を失った美瀬。そんな時、父が倒れたとの知らせを受け、実家が営むレストランを手伝うことになります。

心身ともに疲れ果てていた彼女の前に現れたのが、9歳年下の幼馴染・律でした。すっかり成長した律のストレートな言葉や、昔と変わらない優しい眼差しに、美瀬の心は大きく揺さぶられます。

「まさか、この子が私を…？」

年の差や立場を考え、戸惑いながらも、凍り付いていた美瀬の心に確かな変化が訪れる、物語の切ない幕開けです。

律の真っ直ぐな好意に戸惑いながらも、次第に彼を意識し始める美瀬。しかし、過去の恋愛のトラウマや「28歳」という年齢が、彼女の心に重くのしかかります。

「9歳も年下の男の子を本気になんてできない」――そう自分に言い聞かせ、素直になれない日々が続きます。

一方の律も、ただ純粋なだけではありません。美瀬に対する複雑な思いや、大人と子供の狭間で揺れる葛藤を抱えています。彼の成長と決意が、2人の関係を少しずつ、しかし確実に変えていくのです。

実家のレストランでの出来事や、周囲の人間関係を通して、2人の距離は近づいたり遠ざかったり…。読者は「お願いだから、早くくっついて！」と、ハラハラしながら見守ることになります。

『恋スルシカク』の最大の魅力は、なんといってもそのリアルな心理描写です。

28歳という年齢、過去の恋愛の失敗…。美瀬が抱える「私なんかが恋愛する資格なんてない」という思いは、多くの女性が一度は感じたことのある痛みではないでしょうか。

本作は、恋愛における年齢や経験といった「資格（シカク）」を超えて、ただ純粋に人を想う気持ちの尊さを描いています。年の差ラブというキャッチーな設定の裏に、普遍的な愛のテーマが隠されているのです。

高橋美瀬（たかはしみせ）：28歳の主人公。恋愛に臆病になっているが、根は真面目で心優しい女性。律との出会いで少しずつ自分を取り戻していく姿は、心から応援したくなります。
律（りつ）：美瀬の9歳年下の幼馴染。真っ直ぐでピュアな好意を美瀬にぶつけますが、時折見せる大人びた表情にドキッとさせられます。彼の成長も物語の見どころの一つです。