※この記事は、漫画『社内探偵』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
「職場のあのモヤモヤ、一体どうして…?」
誰もが一度は感じたことのある、オフィスに渦巻く不穏な空気。漫画『社内探偵』は、そんな言葉にならない人間関係の謎を、人事部の“探偵”が鮮やかに解き明かす物語です。
この記事では、『社内探偵』の第1話から最新62巻(2025年8月28日時点)までの壮大な物語のネタバレを、時系列に沿って徹底的に解説します。
物語の核心に触れながら、登場人物たちの関係性や事件の因果関係を紐解いていくので、「一気読みする時間がないけど話の流れを知りたい!」「昔読んだけど最新話まで追いつきたい!」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事を読めば、『社内探偵』の面白さが倍増すること間違いなしです!
『社内探偵』とは?作品の基本情報
『社内探偵』は、原作・かげうち先生、作画・egumi先生による、オフィスミステリー漫画です。人事部の相談窓口担当である主人公が、社内で起こる様々なトラブルの真相を、データと観察眼を武器に解き明かしていく姿が描かれています。
- 作者: かげうち(原作) / egumi(作画)
- 掲載誌: コミックなにとぞ
- 配信巻数: 62巻まで配信中(2025年8月28日時点)
リアルな職場の描写と、スカッとする問題解決のプロセスが多くの読者の共感を呼び、人気を博しています。
物語を彩る主要な登場人物
『社内探偵』の魅力は、個性豊かな登場人物たちによって織りなされる人間ドラマにあります。ここでは物語の中心となる人物をご紹介します。
- 久我ありさ(くが ありさ): 本作の主人公。人事部「なんでも相談室」担当。冷静沈着で、勤怠データやチャットログから事実を読み解く驚異的な観察眼を持つ。“社内探偵”として、数々の問題の真相に迫ります。
- 飯田美和(いいだ みわ): 物語序盤のキーパーソン。企画部に所属。悪気なく周囲を振り回す言動で、職場の空気を乱すトラブルメーカー。彼女の存在が、物語の大きなうねりを生み出します。
- 松原(まつばら): 企画部の社員。飯田の言動に悩み、久我に相談を持ちかける人物。読者と同じ視点に立つ、常識的なキャラクターです。
- 三屋(みつや)部長、若林(わかばやし)課長: 人事部の上司たち。久我の調査に理解を示しつつも、組織の論理や力学の中で葛藤する管理職。彼らの判断が物語の展開を左右します。
【ネタバレ】時系列で追う!1話から最新話までのあらすじ
ここからは、物語の核心に迫るネタバレ解説です。壮大な物語を「序盤」「中盤」「後半」に分けて、その流れを追っていきましょう。
序盤(1巻~6巻):すべての始まり「飯田美和問題」
物語は、企画部の松原が人事部の久我に「同僚の飯田美和のことでモヤモヤする」と相談を持ちかけるところから始まります。
遅刻や早退を繰り返し、仕事を他人に押し付けるのに、なぜか男性社員や上司からは庇われる飯田。その不可解な状況に、職場の空気は悪化の一途を辿っていました。
“社内探偵”久我は、この「モヤモヤ」の正体を突き止めるべく、調査を開始。彼女が武器にしたのは、勤怠データ、PCのログイン・ログオフ履歴、そして社内チャットの記録でした。
客観的なデータを積み重ねることで、飯田の行動パターンと、彼女を「許してしまう」周囲の人間の無自覚な共犯関係という問題の構造をあぶり出します。久我は感情論ではなく、「事実」という名の刃で、この複雑に絡み合った人間関係の糸を解きほぐしていくのでした。
中盤(7巻~40巻):次々起こる社内事件と組織の闇
飯田問題が一つの区切りを迎えた後も、久我のもとには様々な相談が舞い込みます。パワハラ、不正承認、SNSの裏アカウントを使った誹謗中傷…。まるで会社の縮図のような、多種多様なトラブルが彼女を待ち受けます。
特に大きな事件となったのが、「山下のSNS裏アカ事件」です。特定の社員を匿名で攻撃するアカウントの存在が社内で噂になり、コンプライアンス委員会が動く事態に発展。久我はわずかな投稿のクセや時間帯から発信者を特定し、見事な推理で事件を解決に導きます。
しかし、事件を解決すればするほど、久我は個人の問題だけでなく、その背後にある会社の「組織構造」や「権力闘争」といった、より根深い闇に直面することになります。
正論だけでは通用しない大人の世界で、久我は人事部としての自分の立場と、守るべき正義の間で葛藤を深めていくのです。
後半(41巻~最新62巻):久我の葛藤と、再燃する因縁
物語が後半に進むにつれ、焦点は久我個人の内面にも当てられていきます。常に冷静だった彼女が、自身の過去や価値観と向き合い、人間的な揺らぎを見せる場面も増えてきます。
そして、物語は原点へと回帰します。部署を異動したはずの「飯田美和」を巡る問題が、形を変えて再び浮上するのです。一度は解決したはずの因縁が、新たな火種となって社内に燻り始めます。
過去の経験と、数々の事件解決で培った知見を武器に、久我はこの根深い問題にどう立ち向かうのか。彼女の選択は、会社全体を揺るがす大きな決断へと繋がっていきます。
最新話・最終回の結末はどうなる?読者の想像を掻き立てる展開
最新62巻時点では、物語はクライマックスに向けて大きく動き出しています。長きにわたる飯田との因縁に、久我はどのような形で決着をつけるのでしょうか。
彼女が下す最終的な判断は、単なる懲罰や排除ではないはずです。データと対話で問題の根源を解き明かしてきた久我だからこそ導き出せる、誰もが予想しなかった「未来」が待っているのかもしれません。
久我自身のキャリア、そして彼女が変えようとしてきた会社の未来はどこへ向かうのか。その結末は、ぜひご自身の目で見届けてください。
『社内探偵』の魅力をネタバレありで総括!
『社内探偵』の面白さは、単なる「悪いやつを懲らしめる」勧善懲悪の物語ではない点にあります。
一見、問題行動を起こしている人物も、その背景には組織の歪みや、周囲の無関心が存在します。久我は、その「問題が起きるべくして起きる構造」そのものを解き明かし、根本的な解決を目指します。
データという客観的な事実に基づいたロジカルな謎解きは、ミステリーとして非常に秀逸であり、同時に、誰もが経験しうるリアルな職場ドラマは、深い共感を呼びます。
もしあなたが、
- スカッとするオフィスミステリーが読みたい
- 論理的な謎解きが好き
- リアルな人間ドラマに浸りたい
と感じているなら、『社内探偵』は間違いなく心に響く作品です。
この記事で紹介した物語は、ほんの序章にすぎません。久我の鮮やかな推理と、登場人物たちの心の機微は、ぜひ漫画本編でじっくりと味わってみてください。
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