【ネタバレ注意】メイドインアビス ネタバレまとめ（第1話〜第71話）｜あらすじと重要展開を時系列で追う

可愛らしい絵柄と、その裏に隠されたダークで壮大な世界観。つくしあきひと先生が描く『メイドインアビス』は、多くの読者を魅了し続ける唯一無二のファンタジー作品です。

この記事では、2025年9月現在、WEBコミックガンマで公開されている最新話（第71話）までの物語を、重大なネタバレを含みつつ、時系列に沿って徹底的に解説していきます。

リコたちの冒険の軌跡を振り返りたい方、これから読み始める前に全体像を掴みたい方は、ぜひご覧ください。

※本記事は物語の核心に触れる内容を多数含みます。未読の方はご注意ください。

3分でわかる！『メイドインアビス』の壮大な物語（総まとめ）

物語の主人公は、巨大な縦穴「アビス」の縁にある街で暮らす孤児のリコ。彼女は、偉大な探窟家である母・ライザのような「白笛」になることを夢見ていました。

ある日、リコは探窟中に記憶を失ったロボットの少年・レグと出会います。時を同じくして、母ライザからのものと思われる「奈落の底で待つ」というメッセージを発見。リコは母に会うため、レグと共に決して戻れないアビスの深層への冒険（ラストダイブ）を決意します。

呪いや危険な原生生物が待ち受ける過酷な旅の途中、二人は知識豊富な「成れ果て」のナナチと出会い、仲間に加えます。深界五層では、非道な研究を続ける白笛・ボンドルドと死闘を繰り広げ、多くの犠牲を払いながらもさらに下層を目指します。

深界六層「還らずの都」では、復讐を誓う成れ果ての姫・ファプタと出会い、世界の成り立ちに関わる壮絶な過去と対峙。そして現在、一行はついに前人未到の深界七層「最果ての渦」に到達し、アビスの真の姿と新たな脅威に直面しています。

『メイドインアビス』作品基本情報

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【時系列ネタバレ】アビスの謎を追う冒険の軌跡

ここからは、リコたちの冒険を層ごとに区切って、物語の流れを詳しく解説していきます。

序盤：出会いと旅立ちの章（第1話〜第10話）

リコとレグの運命的な出会いから、母の手紙を手にアビスの深淵へと旅立つ物語の幕開け。アビスの呪いや世界のルールが明かされ、二人の過酷な冒険が始まります。

探窟家の見習い「赤笛」のリコは、深界一層で強力な遺物「火葬砲（インシネレーター）」を持つロボットの少年を発見し、「レグ」と名付けます。同じ頃、リコの母であり伝説の探窟家「白笛」のライザの遺物が地上に引き上げられ、その中から「奈落の底で待つ」というメッセージが見つかりました。母の生存を確信したリコは、自分の目でアビスの底を確かめるため、レグと共に誰にも告げずに「ラストダイブ」へと旅立ちます。

中盤：深界二層～四層の試練と出会い（第11話〜第30話）

深界二層の監視基地で出会う白笛「動かざるオーゼン」。彼女との試練を経て、リコの出生の秘密が明かされます。そして深界四層では、後の仲間となるナナチと運命的な出会いを果たします。

オーゼンの口から、リコがアビスの底で死産し、遺物「呪い除けの籠」の力で蘇生したという衝撃の事実が語られます。数々の試練を乗り越え、母の覚悟の一端に触れたリコは、さらに深くへ進む決意を固めます。しかし、深界四層で強力な原生生物タマウガチの毒を受け、リコは瀕死の状態に。絶体絶命の窮地で二人を救ったのは、人間離れした姿の「成れ果て」ナナチでした。

深界五層：黎明卿ボンドルドとの死闘（第31話〜第50話）

ナナチの隠れ家でリコが回復する一方、ナナチの壮絶な過去が明かされます。アビスの呪いを祝福に変える研究のため、非道な実験を繰り返す白笛「黎明卿ボンドルド」との避けられぬ戦いが始まります。

ナナチはかつて、ボンドルドの実験によって親友ミーティと共に「成れ果て」にされました。自分だけが人間性を保ち、ミーティは知性も失い不死の呪いを受けたことに苦しみ続けていたのです。ナナチはレグにミーティを殺してくれるよう懇願し、レグは火葬砲でミーティを解放します。過去を乗り越えたナナチを正式に仲間に加え、一行はボンドルドの本拠地「イドフロント」へと乗り込み、激しい戦いの末に深界六層への扉を開きます。

深界六層：還らずの都と成れ果ての姫（第51話〜第68話）

到達した者には帰還が許されない深界六層「還らずの都」。そこは、独自の価値観を持つ「成れ果て」たちが暮らす村でした。一行はここで、物語の核心に迫る存在「成れ果ての姫」ファプタと出会います。

成れ果ての村は、人間の欲望を喰らい、その価値を精算することで成り立っていました。リコたちは村の成り立ちや、かつてこの地を訪れた「決死隊ガンジャ」の悲劇を知ります。そして、村への復讐を誓う姫・ファプタと接触。彼女はレグと過去に面識があるようでしたが、レグは記憶を失っています。ファプタが村を破壊する中で、リコたちはガンジャ隊の過去、そしてアビスの深淵に隠された真実の一端を目の当たりにすることになります。

深界七層：最果ての渦と新たな局面へ（第69話〜第71話）

多くの犠牲と別れを経て、ついに前人未到の地、深界七層「最果ての渦」へと足を踏み入れたリコたち。しかし、そこはこれまでの常識が一切通用しない、未知の脅威に満ちた世界でした。

深界七層に到達した直後、一行は「渦中厄場」と呼ばれる現象に巻き込まれ、ナナチが重傷を負ってしまいます。これまでの知識が通用しない環境で、仲間を救うための必死の探索が始まります。最新話では、七層の特異な生態系や、そこに潜む謎の存在との接触が描かれ、物語は新たなステージへと突入したことを予感させます。母ライザの影、そしてアビスの真の謎が、すぐそこまで迫っているのかもしれません。

物語の鍵を握る主要キャラクターたちの現在

• リコ：数々の困難を乗り越え、精神的に大きく成長。探窟家としての知識と覚悟を深め、一行のリーダーとして仲間を導いています。母との再会という目的は揺らぎません。
• レグ：自身の正体や過去に関する記憶は未だ謎に包まれたままですが、仲間を守るという強い意志を持っています。ファプタとの関係性が、今後の鍵を握るかもしれません。
• ナナチ：ボンドルドとの戦いを経て過去の呪縛から解放されましたが、最新話では新たな危機に瀕しています。その豊富な知識と冷静な判断力は、パーティに不可欠な存在です。
• ファプタ：母の願いを叶え、復讐を果たしたものの、多くのものを失いました。リコたちと共に旅を続けることを選び、新たな目的を探しているようです。

最新話（第70話・第71話）の展開と今後の考察

2025年8月に公開された第71話「射手」では、深界七層の異常な環境でのサバイバルが描かれています。

第70話「兄とでも」で危機的状況に陥ったナナチを救うため、リコとレグは奔走します。最新話では、七層の原生生物と思われる存在からの未知の攻撃に対し、レグが反撃を試みる緊迫した展開が描かれました。

この深界七層は、もはや「呪い」という概念だけでは説明できない、全く異なる法則が支配する世界のようです。果たして、リコたちはこの極限状況を乗り越え、ナナチを救うことができるのでしょうか。そして、この層で待ち受けるものとは一体何なのか。物語はこれまで以上に予測不能な領域へと突入し、読者の想像を掻き立てます。

『メイドインアビス』よくある質問（FAQ）

Q. 最新話は何話まで公開されていますか？

A. 2025年9月現在、公式サイト「WEBコミックガンマ」にて第71話「射手」（2025年8月22日公開）が最新話として公開されています。

Q. 単行本は何巻まで発売されていますか？

A. 2025年9月現在、単行本は13巻まで発売されています。WEB連載と単行本の収録話数にはタイムラグがあるため、最新の展開を追いたい方はWEBでのチェックがおすすめです。

Q. 物語は完結に近いですか？

A. 物語は深界七層に到達し、クライマックスが近いことを予感させますが、作者からの正式な完結時期のアナウンスはありません。アビスにはまだ多くの謎が残されており、物語はこれからも続いていくと思われます。

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まとめ：底知れぬアビスの魅力と物語の行く末

今回は、『メイドインアビス』の第1話から最新第71話までの壮大な物語をネタバレありでご紹介しました。

リコ、レグ、ナナチたちの旅は、可愛らしい絵柄からは想像もつかないほど過酷で、時に目を覆いたくなるような展開の連続です。しかし、それでも彼らが前へ進む姿は、私たちの心を強く打ちます。

深界七層という未知の領域に足を踏み入れた今、物語は最終局面に向けて加速しているのかもしれません。果たして、リコは母ライザと再会できるのか。レグの正体とは？ そして、アビスの底に眠る真実とは何なのか。

これからも『メイドインアビス』から目が離せません！