この記事の概要(ネタバレ注意!)
【ご注意】この記事は、椎名軽穂先生による大人気漫画『君に届け』の第1話から最終回(全123話)までの重大なネタバレを含みます。結末を知らずに作品を楽しみたい方は、ブラウザを閉じて、まずは原作をお読みください。
純粋で不器用な主人公・黒沼爽子と、クラスの人気者・風早翔太。二人の恋と成長を描いた不朽の青春ストーリー『君に届け』は、多くの読者の心を掴んで離しません。
この記事では、「結末がどうなったか知りたい」「もう一度ストーリーを振り返りたい」という方のために、物語の始まりから感動のフィナーレまで、物語の魅力を余すことなく解説します。
結論から言うと、爽子と風早は様々な困難を乗り越えて固い絆で結ばれ、それぞれの夢に向かって歩み出し、希望に満ちた未来で再会を果たします。
『君に届け』作品データと全巻配信情報
まずは『君に届け』の基本的な情報をおさらいしておきましょう。
- 作者: 椎名軽穂
- 出版社: 集英社(別冊マーガレット)
- 巻数: 本編 全30巻(完結)
- 話数: 全123話
- 番外編: 『君に届け 番外編〜運命の人〜』(全3巻)
2025年9月現在、原作漫画はすでに完結しており、電子書籍ストア「コミックシーモア」では、本編全30巻が配信中です。感動の物語を最初から最後まで一気に楽しむことができます。
物語を追うための「章立て」ガイド
全30巻にわたる壮大な物語を、より分かりやすく振り返るために、物語を大きく3つのパートに分けてご紹介します。
序盤:出会いと友情が世界を変える(1巻〜6巻ごろ)
長い黒髪と陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれ、クラスで孤立していた黒沼爽子。彼女の世界は、爽やかで誰にでも分け隔てなく接する風早翔太との出会いをきっかけに、色鮮やかに変わり始めます。
中盤:すれ違いの末に届いた想い(7巻〜20巻ごろ)
風早への気持ちが「憧れ」から「恋」へと変わる中、恋のライバル・くるみ(胡桃沢梅)の登場や、些細な誤解から二人の関係はぎくしゃくしてしまいます。もどかしいすれ違いを経て、ついに想いが通じ合う瞬間は、本作最大の見どころの一つです。
後半〜最終回:それぞれの未来へ(21巻〜30巻)
恋人同士になった後も、初々しい悩みは尽きません。そして、高校3年生になると「大学受験」と「進路」という大きな壁が立ちはだかります。お互いの夢を尊重し、未来のために悩み、決断していく姿は、二人の確かな成長を感じさせます。
【完全網羅】第1話から最終話までのネタバレあらすじ
それでは、各章の展開をもう少し詳しく見ていきましょう。
序盤:孤独な「貞子」とクラスの人気者「風早くん」の出会い
物語は、黒沼爽子がクラスメイトから「貞子」と呼ばれ、怖がられているところから始まります。しかし、唯一爽子の名前をちゃんと呼び、笑顔を向けてくれたのが風早翔太でした。彼の優しさに触れ、爽子は勇気を出してクラスに溶け込もうと努力します。肝試しや席替えといった学校行事を通して、矢野あやね、吉田千鶴といった生涯の友人を得て、爽子の世界は急速に広がっていきます。
中盤:ライバルの登場と、もどかしい恋のすれ違い
風早への恋心を自覚した爽子ですが、気持ちを伝える勇気がありません。そんな中、人気者で可愛い「くるみちゃん」こと胡桃沢梅が、風早に想いを寄せていることが発覚します。くるみの策略や、お互いの気持ちの伝え方が分からず、二人の間には何度も壁が生まれます。しかし、文化祭での出来事をきっかけに、ついに二人はお互いの気持ちを確かめ合い、晴れて恋人同士になるのです。
後半:受験と進路、大人への階段
付き合い始めた二人の日々は、初デートやバレンタインなど、甘酸っぱいイベントで彩られます。しかし、高校3年生になると、それぞれが真剣に将来と向き合う時期が訪れます。爽子は教師になる夢を叶えるため札幌の大学へ、風早は地元の大学へ進学することを決意。離れ離れになる未来への不安やすれ違いを経験しながらも、二人はお互いを支え合い、絆を深めていきます。また、千鶴と龍、あやねとケントなど、友人たちの恋模様や進路の悩みも丁寧に描かれ、物語に深みを与えています。
最終回へ:二人が選んだ未来と感動の結末
迎えた卒業式。それぞれの道を歩むことを決めた爽子と風早は、駅のホームで別れの時を迎えます。遠距離恋愛が始まる寂しさと、未来への希望が入り混じる中、風早は爽子に大切な想いを込めた贈り物を渡します。その中身は、ぜひ原作で確かめてみてください。
最終回では、時が流れ、それぞれの場所で成長した二人の姿が描かれます。遠く離れていても、心はいつも繋がっている。そんな温かいメッセージと共に、物語は爽やかで希望に満ちたラストシーンで締めくくられます。読後、きっとあなたの心にも温かい光が灯るはずです。
アニメ・実写ドラマはどこまで?続きは原作の何巻から?
『君に届け』はアニメや実写映画、ドラマなど、様々なメディアで映像化されています。
- アニメ1期・2期:原作の11巻、爽子と風早が付き合う直前あたりまでを描いています。アニメの続きが気になる方は、原作の11巻の途中から読むのがおすすめです。
- Netflixシリーズ『君に届け』:2023年に配信されたドラマ版は、原作のストーリーを再構成し、完結までを描いています。
映像作品でハマった方も、キャラクターの細やかな心理描写が光る原作漫画を読むことで、新たな発見や感動が待っています。ぜひ原作の世界にも飛び込んでみてください。
『君に届け』をお得に読むなら電子書籍がおすすめ!
全30巻という長編作品だからこそ、『君に届け』は電子書籍でのまとめ買いが便利でおすすめです。
国内最大級の電子書籍ストア「コミックシーモア」なら、お得なクーポンやキャンペーンが充実しており、いつでもどこでもスマホやタブレットで作品を楽しめます。無料の試し読みも可能なので、まずは1巻からチェックしてみてはいかがでしょうか?
二人の恋の軌跡、友人たちとの絆、そして感動のラストを、ぜひあなたの手でページをめくりながら体験してください。
よくある質問
最終回は何話で、単行本の何巻に収録されていますか?
原作漫画の最終回はepisode.123で、単行本30巻に収録されています。感動のフィナーレをぜひ見届けてください。
番外編『運命の人』はどんな話ですか?
本編完結後に連載された番外編で、爽子の元ライバル・くるみ(胡桃沢梅)が主人公の物語です。爽子のいとこ・赤星栄治との恋愛模様が描かれており、本編とはまた違った魅力が楽しめます。爽子や風早たちのその後も少しだけ描かれるので、本編を読み終えた方は必見です。
まとめ:爽やかな感動をもう一度!『君に届け』は不朽の名作
『君に届け』は、単なる恋愛漫画ではありません。友情、家族の愛、そして自分自身と向き合い成長していく若者たちの姿を丁寧に描いた、珠玉の青春群像劇です。
爽子と風早の「想いが届く」までの道のりは、もどかしくも愛おしく、読む人の心を温かくしてくれます。まだ読んだことがない方はもちろん、かつて夢中になった方も、この機会に全巻一気読みしてみてはいかがでしょうか。きっと、色褪せることのない爽やかな感動があなたを待っています。