※この記事には、あだち充先生の漫画『MIX』の重大なネタバレが含まれています。まだ読み進めていない方や、ご自身で物語を楽しみたい方はブラウザバックを推奨します。この記事は、物語の第1話から最新刊(2025年2月発売の23巻)までのあらすじを、物語の流れが追えるようにまとめたものです。(最終更新:2025年9月11日)
『タッチ』から約30年後の明青学園を舞台に、新たな青春と甲子園の夢が描かれる『MIX』。立花投馬と走一郎、そして妹の音美が織りなす物語は、一体どこへ向かうのでしょうか?
この記事を読めば、『MIX』の壮大な物語の全体像が掴めます。読み返すきっかけや、アニメの続きが気になる方の参考になれば幸いです。
『MIX』とは?作品の概要
『MIX』は、『タッチ』や『H2』で知られる漫画界の巨匠・あだち充先生が描く、現代の野球青春ストーリーです。物語の舞台は、かつて上杉達也が伝説を築いた明青学園。しかし、その栄光は過去のものとなり、野球部は低迷していました。
そこに現れたのが、血の繋がらない兄弟バッテリー、立花投馬(たちばな とうま)と立花走一郎(たちばな そういちろう)、そして彼らの妹・音美(おとみ)。運命に導かれるように明青学園の野球部に入部した彼らが、再び甲子園への道を切り拓いていく物語です。『タッチ』の世界観を引き継ぎつつも、まったく新しいキャラクターたちが紡ぐ人間ドラマや、あだち充作品ならではの絶妙な「間」とセリフ回しが魅力となっています。
【ネタバレ】物語の始まり:中等部から高等部へ(1巻〜3巻)
物語は、投馬と走一郎が明青学園中等部の野球部で活躍するところから始まります。ピッチャーの投馬は類まれな才能を持ちながらも、監督の方針でエースナンバーを背負えず、不遇の時を過ごしていました。一方、キャッチャーの走一郎は冷静なリードと巧みなバッティングでチームを支えます。
彼らの実力は本物でしたが、チームはなかなか勝ち上がれません。そんな中、二人は高等部に進学。かつての栄光を知る人々や、新たなライバルたちの登場により、明青学園野球部は少しずつ変わり始めます。この序盤では、兄弟の関係性、音美との日常、そして『タッチ』を彷彿とさせる伏線が散りばめられ、読者の期待感を高めていきます。
【ネタバレ】強敵との激闘:夏の大会へ(4巻〜10巻)
高校野球の舞台に移り、投馬と走一郎のバッテリーは本格的に始動します。大山監督のもと、厳しい練習を乗り越えた明青学園は、夏の甲子園予選へと駒を進めます。
予選では、東秀高校や、かつて須見工業高校として明青の前に立ちはだかった健丈高校といった強豪校との激闘が繰り広げられます。特に健丈高校のスラッガー・赤井智仁との対決は、物語前半の大きな見どころの一つです。
投馬の剛速球と走一郎の巧みなリードで快進撃を続ける明青ナイン。試合を通じてチームは成長し、絆を深めていきます。しかし、甲子園への道は決して平坦ではなく、彼らは数々の試練に直面することになります。
【ネタバレ】挫折と成長:新たな目標へ(11巻〜20巻)
夏の大会で大きな手応えを感じた明青学園ですが、ベスト8の壁は厚く、甲子園出場は叶いませんでした。この敗北は、チームにとって大きな転機となります。
新チームが始動し、新たな後輩も入部。投馬と走一郎はチームの中心として、さらなるレベルアップを目指します。この時期には、ライバル校の動向や、キャラクターたちの恋愛模様もより深く描かれます。特に、音美を巡る人間関係や、走一郎の実の父親にまつわる謎など、野球以外のドラマも物語に深みを与えています。
投馬はエースとして、走一郎はキャプテンとして、それぞれの立場で苦悩し、成長していく姿が丁寧に描かれています。
【ネタバレ】最新刊(23巻)のあらすじと今後の注目ポイント
物語は秋季大会へと進み、春のセンバツ甲子園への出場権をかけた戦いが激化します。明青学園は順調に勝ち進みますが、準々決勝を前に最大のピンチが訪れます。
エースである投馬が、右手を負傷してしまうのです。
絶対的エースを欠くという絶望的な状況の中、明青ナインは「投馬をセンバツに連れて行く」という一心で団結します。走一郎のリーダーシップ、そしてこれまで脇を固めてきた選手たちの奮闘が光ります。
最新刊では、この逆境にチームがどう立ち向かうのかが描かれています。果たして明青学園は、投馬不在の危機を乗り越え、準々決勝を突破できるのでしょうか?そして、投馬の怪我の具合は…?物語はクライマックスに向けて、ますます目が離せない展開となっています。
具体的な試合の結末や、衝撃的な展開については、ぜひご自身の目でお確かめください。息をのむような熱戦と、心揺さぶる人間ドラマがあなたを待っています。
アニメは原作のどこまで?対応表
アニメを見て原作の続きが気になった方も多いのではないでしょうか。アニメのシーズンと原作漫画の対応巻数は以下の通りです。
- アニメシーズン1(全24話):原作コミックスの1巻〜12巻の途中まで
- アニメシーズン2(全24話):原作コミックスの12巻の続き〜21巻の途中まで
アニメシーズン2の続きから読みたい場合は、21巻から読み始めるのがおすすめです。もちろん、アニメでは描かれなかった細かな描写や伏線を発見するために、1巻から読み返すのも最高に楽しいですよ!
よくある質問(FAQ)
Q. 投馬の右手の怪我は何巻で描かれますか?
A. エース・立花投馬が右手を負傷する重要なシーンは、コミックス22巻の終盤から23巻にかけて描かれています。この出来事が、物語の大きなターニングポイントとなります。
Q. 『タッチ』の上杉達也は登場しますか?
A. 2025年9月現在、上杉達也が直接的に姿を見せる形での登場はありません。しかし、彼の「伝説」は作中の様々な場面で語り継がれており、新世代のキャラクターたちに大きな影響を与えています。今後、何らかの形で登場する可能性もゼロではなく、ファンの間では大きな期待が寄せられています。
Q. 物語はいつ完結しますか?
A. 現在も月刊漫画雑誌『ゲッサン』で大人気連載中であり、完結の時期については公式な発表はありません。物語は甲子園出場に向けてますます盛り上がりを見せており、まだまだ目が離せません。
ネタバレを読んで気になったら、公式配信で『MIX』を読もう!
ここまで『MIX』の壮大な物語の軌跡をネタバレありでご紹介しました。あらすじを知って、逆に「そのシーンを実際に読んでみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか?
キャラクターたちの繊細な表情、試合の臨場感、そしてあだち充先生ならではの胸に響くセリフは、やはり原作漫画でしか味わえません。
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