「もし、歴史上の偉人や悪人の“才能”を、そっくりそのまま自分のものにできたら?」
そんな究極のifを描き、読者を熱狂の渦に巻き込んでいるダークファンタジー『リィンカーネーションの花弁』。小西幹久先生が紡ぐこの物語は、「輪廻還り」と呼ばれる特殊能力を巡り、壮大なスケールで繰り広げられる異能バトルです。
この記事では、平凡な高校生だった主人公・扇寺東耶(せんじ とうや)が、前世の才能に目覚めてから始まる激動の物語を、第1話から最新話(※2025年9月時点・第92話)まで、時系列に沿って徹底的にネタバレ解説します。
「物語の結末が気になる」「これまでの展開をおさらいしたい」という方は、ぜひ読み進めてください。ただし、この記事は物語の核心に触れる重大なネタバレを含みます。まだ読んでいない方は、まず作品を手に取っていただくことを強くおすすめします!
『リィンカーネーションの花弁』とは?基本情報をチェック
まずは、本作の基本情報をおさらいしておきましょう。
- 作品名:リィンカーネーションの花弁
- 作者:小西幹久
- 出版社:マッグガーデン
- 掲載誌:月刊コミックガーデン
- 巻数:単行本22巻まで配信中(2025年9月時点)
- 話数:コミックシーモアで第92話まで配信中(2025年9月時点)
歴史上の偉人たちの才能を継承する者たちが組織「偉人の杜」を結成し、同じく前世が凶悪な犯罪者である「罪人」たちと死闘を繰り広げるという、斬新な設定が魅力の作品です。
【ネタバレ注意】物語のあらすじを時系列で一挙解説!
ここから先は、『リィンカーネーションの花弁』の第1話から最新話までの流れを、大きく4つのパートに分けて解説していきます。物語の核心に触れますので、ご注意ください。
序盤のネタバレ:東耶の覚醒と「偉人の杜」への加入
物語は、才能に憧れるごく普通の高校生・扇寺東耶が、凄惨な殺人事件を目撃するところから始まります。犯人の身体から舞い散る不気味な「花弁」。その異様な光景に呆然とする東耶の前に、フードを被った謎の少女・灰都(はいと)が現れます。
彼女との出会いにより、東耶は「輪廻還り」――前世の才能を現世に蘇らせる力――の存在を知ります。そして、偉人の才能を持つ者で構成された組織「偉人の杜」が、前世が罪人の才能を持つ「廻り者(まわりもの)」を狩っているという世界の真実を突きつけられるのです。
東耶は、自身の内に眠る才能を開花させる儀式を受け、前世が希代の大泥棒・石川五右衛門であったことを知ります。彼の才能は、あらゆるものを「盗む」能力。最初は戸惑いながらも、東耶はこの力を使い、灰都と共に廻り者との戦いに身を投じることを決意します。
中盤のネタバレ:激化する「偉人の杜」vs「罪人軍」
偉人の杜の一員となった東耶は、仲間たちと共に数々の戦いを経験し、その才能を磨いていきます。しかし、戦いは熾烈を極めていきました。
最強の罪人の一人、前世が楚の覇王・項羽である廻り者が率いる「罪人軍」が台頭。彼らは偉人の杜に対して組織的な反抗を開始し、両者の対立は全面戦争へと発展します。項羽の圧倒的な武力とカリスマ性の前に、偉人の杜は多くの犠牲を払い、苦戦を強いられます。
この戦いの中で、東耶は「盗む」能力を応用したトリッキーな戦術で活躍を見せますが、同時に大きな葛藤に苛まれます。前世が「罪人」である自分は、本当に正義の側にいるのか? 偉人の杜が掲げる理想は、本当に正しいものなのか?――単純な善悪二元論では割り切れない、厳しい現実が彼にのしかかります。
後半のネタバレ:世界の敵へ…偉人の杜の暴走と人類存亡の危機
罪人軍との戦いが激化する中、物語は誰も予想しなかった方向へと舵を切ります。
なんと、偉人の杜が「全人類の絶滅」を布告。彼らは、才能を持たない一般人を不要な存在と断じ、世界そのものに牙を剥いたのです。かつて世界を守るはずだった組織は、最も恐るべき脅威へと変貌します。
この狂気的な計画により、世界は大混乱に陥ります。偉人の杜、罪人軍、そして生き残ろうとする一般人。三つ巴の戦いが始まり、物語のスケールは一気に拡大。さらに、東耶の過去や家族にまつわる重大な秘密、そして謎の人物・西耶(にしや)との因縁も明らかになり、事態はより複雑な様相を呈していきます。
東耶は、かつての仲間であった偉人の杜と敵対し、世界を救うための絶望的な戦いに挑むことになります。
最新話(第92話)までの展開と今後の考察
人類滅亡のカウントダウンが進む中、東耶たちは最後の希望を懸けて偉人の杜の中枢へと迫ります。多くの仲間たちの犠牲を乗り越え、ついに黒幕との対峙が目前に迫る最新話。
物語はクライマックスに向けて凄まじい勢いで加速しており、これまで散りばめられてきた伏線が一気に回収され始めています。しかし、解決する謎があれば、また新たな問いが生まれるのがこの作品の恐ろしさ。
果たして、東耶は世界の破滅を食い止めることができるのか? 偉人の杜が描く未来とは? そして、彼が最後に「盗む」ものとは一体何なのか……。その結末は、ぜひあなた自身の目で見届けてください。物語の行く末から、一瞬たりとも目が離せません。
物語を彩る主要キャラクターたち
本作の魅力は、壮大なストーリーだけではありません。個性豊かなキャラクターたちの存在も欠かせません。
扇寺東耶(せんじ とうや)
本作の主人公。才能にコンプレックスを抱く平凡な少年でしたが、前世が石川五右衛門であることを知り、廻り者との戦いに巻き込まれます。あらゆるものを「盗む」才能を駆使し、仲間を守るために成長していきます。
灰都(はいと)
東耶を輪廻還りの世界へ導いた少女。偉人の杜に所属しており、高い戦闘能力を持ちます。クールな振る舞いの裏に、強い信念を秘めています。彼女の前世の才能も物語の重要な鍵を握ります。
項羽(こうう)
罪人軍を率いる圧倒的なカリスマ。前世は中国史上最強の武将と名高い項羽。その力は偉人の杜の猛者たちをも凌駕し、最大の敵として東耶たちの前に立ちはだかります。
西耶(にしや)
物語中盤から登場する謎多き人物。東耶と深い因縁があり、彼の過去を知る重要キャラクターです。その目的や正体は、物語の核心に深く関わっています。
【Q&A】リィンカーネーションの花弁の気になる疑問
ここでは、本作を読む上で気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
- Q. 主人公・東耶の前世は誰?
- A. 希代の大泥棒「石川五右衛命」です。彼の「盗む」才能は、物理的なものだけでなく、概念や力そのものにまで及ぶ可能性を秘めており、物語の鍵となります。
- Q. 偉人の杜と罪人軍、どっちが正義?
- A. 当初は「偉人の杜=正義、罪人軍=悪」という構図に見えますが、物語が進むにつれてその境界は曖昧になります。特に後半、偉人の杜が全人類の敵となってからは、単純な善悪では語れない、それぞれの信念を懸けた戦いが描かれます。
- Q. 物語は完結してる?
- A. 2025年9月現在、物語はまだ完結しておらず、連載中です。クライマックスに向けた目が離せない展開が続いています。
『リィンカーネーションの花弁』はどこで読める?お得な電子書籍情報
ここまで読んで、「やっぱり原作が読みたい!」と思った方も多いのではないでしょうか?
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壮大な物語の始まりから最新の展開まで、この機会にぜひ一気読みしてみてはいかがでしょうか?
まとめ:才能と正義がぶつかり合う壮大な物語を体感しよう
今回は、『リィンカーネーションの花弁』の第1話から最新話までのネタバレあらすじを解説しました。
「才能」とは何か、「正義」とは何か。本作は、歴史上の偉人というキャッチーな設定をフックに、読者に対して普遍的で重いテーマを突きつけてきます。息もつかせぬアクション、予測不能なストーリー展開、そしてキャラクターたちの魂のぶつかり合いは、一度読んだらやみつきになること間違いなしです。
まだ終わらない才能を巡る物語の行く末を、ぜひその目で見届けてください!