「夫婦とは何か？」「愛とは何か？」――そんな根源的な問いを、リアルかつ繊細な筆致で描ききった渡辺ペコ先生の名作『1122（いいふうふ）』。
結婚7年目、仲は良いけどセックスレス。そんな夫婦が選んだのは「婚外恋愛許可制（公認不倫）」という特殊なルールでした。
この記事では、実写ドラマ化でも話題沸騰の漫画『1122』について、第1話から最終巻の結末まで、物語の全貌を時系列で徹底解説します。
※この記事は、作品の結末を含む重大なネタバレを記載しています。未読の方はご注意ください。
ネタバレを読んでから本編をじっくり味わいたい方、ドラマを見て原作の結末が気になった方は、ぜひ最後までお付き合いください。
『1122（いいふうふ）』の作品概要
まずは『1122』の基本的な情報をおさらいしましょう。
- 作者：渡辺ペコ
- 出版社：講談社
- 掲載誌：月刊モーニングtwo
- 巻数：全7巻（完結済）
- 主なテーマ：夫婦関係、セックスレス、婚外恋愛、家族の形
現代社会が抱える夫婦間のリアルな悩みを、「婚外恋愛許可制」というショッキングな切り口で描いた本作は、多くの読者から共感と議論を呼びました。2024年には高畑充希さん、岡田将生さん主演で実写ドラマ化され、さらに注目を集めています。
『1122』はどこで読める？お得な電子書籍情報
『1122』は、全7巻がすでに完結しており、電子書籍で一気に読むことができます。
特に、国内最大級の品揃えを誇る「コミックシーモア」なら、お得なクーポンやキャンペーンを利用して賢く購入できます。無料の試し読みも充実しているので、絵の雰囲気や物語の導入部を気軽にチェックできるのも嬉しいポイントです。
「まずは1巻だけ…」という方も、「結末まで一気読みしたい！」という方も、ぜひ下記のリンクからチェックしてみてください。
【ネタバレ】『1122』の結末まで！全巻あらすじを時系列で解説
ここからは、物語の核心に迫るネタバレ解説です。相原一子（いちこ）と二也（おとや）夫婦が、いびつなルールの中でどのような道を歩んでいくのか、その軌跡を巻ごとに追っていきましょう。
第1巻：セックスレスと「婚外恋愛許可制」の始まり
ウェブデザイナーの一子と、文具メーカーに勤める二也は、結婚7年目の仲良し夫婦。傍から見れば理想的ですが、二人には「セックスレス」という深刻な問題がありました。ある夜、一子が二也を拒んだことをきっかけに、二人の間にあった見えない壁が顕在化します。
そんな中、二人は「婚外恋愛許可制」――お互いが公認で恋人を作ることを許可する――というルールを導入。二也はすぐに同僚の美月と恋人関係になりますが、夫が他の女性と会う夜、一子の心にはこれまで感じたことのない静かな波紋が広がっていくのでした。
第2巻～第3巻：揺れる心とそれぞれの「性」
二也は美月との関係にのめり込み、夫婦の関係はますます奇妙なバランスで保たれます。一方、自分自身の性欲を「凪」と表現していた一子にも変化が。夫への嫉妬なのか、それとも自分自身の欲望なのか、彼女は自らの「性」と向き合うため、ある大胆な行動を考え始めます。
「いい夫婦」であろうとすればするほど、それぞれの心はすれ違い、見えない亀裂は少しずつ深まっていきます。このルールは、本当に二人を幸せにするのでしょうか？
第4巻～第5巻：ルールの崩壊と向き合うべき真実
物語は、この巻で大きく動きます。二也と美月の関係に、予期せぬ「事件」が発生。それは、「婚外恋愛許可制」というルールがいかに脆く、危険なものであったかを突きつける出来事でした。
ショックを受ける二也。そして、彼から語られる衝撃の告白。これまで見て見ぬふりをしてきた問題が、ついに夫婦の目の前に突きつけられます。愛情と信頼、そして性的なつながり。バラバラになった夫婦のピースを、二人はもう一度見つめ直すことになるのです。
第6巻：外部からの圧力と夫婦の決断
二人の問題は、もはや夫婦間だけのものではなくなります。美月が抱える家庭の事情や、予期せぬ妊娠の可能性が、一子と二也の関係に重くのしかかります。周囲の環境が変化する中で、二人は「夫婦」として、そして「個人」として、重大な決断を迫られます。
他者の人生が絡み合うことで、「公認不倫」というゲームは終わりを告げ、リアルな人生の選択が始まります。
第7巻（最終巻）：二人が見つけた「いい夫婦」の形
すべての出来事を経て、一子と二也は、これからの自分たちの関係について最後の対話をします。傷つけ合い、すれ違い、それでも相手を想う気持ちを捨てきれなかった二人。彼らがたどり着いた「いい夫婦」の形とは、どのようなものだったのでしょうか。
離婚か、再構築か――。そんな単純な二択ではない、彼らだけの答えがそこにあります。ラストシーンで描かれる象徴的な描写は、これまでの物語をすべて包み込むような、静かで確かな希望を感じさせます。二人がどのような未来を選んだのか、その感動的な結末は、ぜひご自身の目で見届けてください。
『1122』の主要登場人物
複雑な人間関係が魅力の本作。主要な登場人物を改めてご紹介します。
相原 一子（あいはら いちこ）
本作の主人公。在宅で働くウェブデザイナー。夫の二也とは仲が良いものの、自身の性欲は「凪」のように穏やかだと感じています。冷静で理性的ですが、「婚外恋愛許可制」を通して自らの感情の揺れに戸惑います。
相原 二也（あいはら おとや）
一子の夫。優しく家事もこなす理想的な夫ですが、セックスレスに深い悩みを抱えています。一子を愛する気持ちと、男性としての欲望との間で葛藤します。
柏木 美月（かしわぎ みつき）
二也の同僚であり、「公認」の恋人。彼女自身も家庭に事情を抱えており、物語に大きな影響を与えるキーパーソンです。
ドラマ版『1122』と原作漫画の違いは？
2024年6月からPrime Videoで配信されている実写ドラマ版『1122』は、高畑充希さん（一子役）と岡田将生さん（二也役）という豪華キャストで話題です。
ドラマ版は、原作のストーリーラインを大切にしながらも、映像ならではの演出や心理描写が加えられています。特に、俳優陣の繊細な演技によって、キャラクターたちの微細な心の動きがよりリアルに感じられます。
原作ファンの方は、漫画のシーンがどのように映像化されたのかを見比べる楽しみがありますし、ドラマから入った方は、原作を読むことでキャラクターのモノローグなど、より深い内面を知ることができます。両方楽しむことで、『1122』の世界を何倍も深く味わえるはずです。
考察：本作が問いかける「夫婦」「性」「信頼」とは
『1122』は単なる不倫漫画ではありません。本作が読者に鋭く問いかけるのは、「夫婦にとって本当に大切なものは何か？」という普遍的なテーマです。
- 身体のつながりがなくても、夫婦の愛情は成立するのか？
- 「信頼」とは、すべてを正直に話すことなのか、それとも相手を傷つけない嘘も含まれるのか？
- 世間が定義する「普通の夫婦」という形に、自分たちを合わせる必要はあるのか？
一子と二也の選択を通して、読者自身も自らのパートナーシップや価値観を見つめ直すきっかけを与えてくれます。読み終えた後、きっと誰かとこの物語について語り合いたくなるでしょう。
『1122』に関するよくある質問
最後に、本作に関するよくある質問をまとめました。
『1122』は何巻までありますか？
全7巻で完結しています。すでに最終巻まで発売されているので、結末まで一気に読むことができます。
最終的に二人は離婚するのですか？
結末で二人がどのような選択をするのかは、本作最大の読みどころです。本記事のネタバレでも触れた通り、単純な「離婚」や「元の鞘に収まる」といった言葉では表現できない、二人だけの新しい関係性を築き上げます。ぜひ本編でその答えをお確かめください。
漫画『1122』はどこで読めますか？
コミックシーモアをはじめとする各種電子書籍ストアで全巻配信されています。特にコミックシーモアは、新規会員登録で70%OFFクーポンがもらえるなど、お得に購入するチャンスが豊富です。
まとめ：衝撃の結末はコミックシーモアで！
この記事では、渡辺ペコ先生の『1122（いいふうふ）』の全巻ネタバレあらすじから、登場人物、作品の魅力までを徹底的に解説しました。
「婚外恋愛許可制」という過激な設定から始まる物語は、最終的に「本当のパートナーシップとは何か」という温かくも深いテーマへと着地します。
ネタバレを読んで少しでも興味が湧いた方は、ぜひ原作漫画を手にとってみてください。一子と二也、二人の心の機微を丁寧に描いた美しい作画と共に、物語の世界に没入できるはずです。
コミックシーモアなら、スマホやタブレットでいつでもどこでも、彼らの物語の結末を見届けることができます。
