【ネタバレ注意】
この記事には、リカチ先生の漫画『明治メランコリア』の第1巻から最終巻（11巻）までの重要な内容が含まれています。まだ結末を知りたくない方は、ご注意ください。
明治の世を舞台に、一途な少女・鈴（すず）と、謎多き青年・津軽（つがる）の恋模様を描いた『明治メランコリア』。前作『明治緋色綺譚』から続くこの物語は、多くの読者の心を掴んで離しません。
「鈴と津軽は最後どうなるの？」
「津軽が抱える秘密って何？」
「物語の結末が知りたい！」
この記事では、そんなあなたのために、『明治メランコリア』の物語を第1巻から最終11巻の結末まで、各巻のあらすじを交えながら徹底的にネタバレ解説します。二人の恋の軌跡を、ぜひ最後まで見届けてください。
『明治メランコリア』の基本情報
まずは作品の基本情報をおさらいしましょう。
- 作者：リカチ
- 掲載誌：BE・LOVE（講談社）
- 巻数：全11巻（完結）
- 配信状況：2025年9月現在、コミックシーモアをはじめとする主要電子書籍ストアで全巻配信中です。
壮大な物語がすでに完結しているため、一気読みできるのが嬉しいポイントですね。
物語を彩る主要な登場人物
『明治メランコリア』の複雑で魅力的な人間関係を理解するために、主要な登場人物をご紹介します。
- 桐院 鈴（きりいん すず）：本作の主人公。15歳の女学生に成長し、幼い頃から想い人である津軽をひたむきに追いかけます。真っ直ぐで行動力のある少女です。
- 津軽（つがる）：鈴の想い人。普段は飄々としていますが、その裏には重い過去と秘密を隠しています。鈴を大切に思う気持ちと、彼女を巻き込みたくないという葛藤に苦しみます。
- 藤島 春時（ふじしま はるとき）：鈴の血の繋がらない兄。鈴に対して保護的かつ独占的な愛情を抱いており、津軽とは恋のライバル関係になります。
【巻別】明治メランコリアのネタバレあらすじを1巻から最終巻まで紹介
ここからは、各巻のあらすじを追いながら、物語の核心に迫っていきます。鈴と津軽の運命は、どのように動いていくのでしょうか。
第1巻：少女の恋と、大人の秘密
物語は、鈴が15歳の女学生に成長したところから始まります。町の人々から頼りにされる「お助け役」として日々を過ごす鈴。彼女の心の中には、ずっと津軽への想いがありました。しかし、大人になった津軽はどこか距離を置き、本心を見せてくれません。鈴の一途な恋心と、津軽がまとう謎めいた雰囲気が交錯し、物語はゆっくりと動き出します。この巻では、二人のもどかしい関係性と、これからの波乱を予感させる伏線が散りばめられています。
第2巻：突然の別れと新たな波紋
穏やかな日常は突如として終わりを告げます。津軽が、鈴の前から姿を消してしまうのです。彼の行方を案じる鈴の前に現れたのは、血の繋がらない兄・春時でした。優しく、そしてどこか独占欲の強い春時は、鈴の心を揺さぶります。津軽の不在、そして春時の登場により、物語は恋の三角関係の様相を呈し始め、読者の心をかき乱します。
第3巻：津軽の謎、そして国外への決意
津軽が姿を消した理由が、少しずつ明らかになります。彼が「露西亜（ロシア）の密偵」に関わる事件に巻き込まれていることが示唆され、事態は単なる恋愛模様から、国家を巻き込む壮大なスケールへと発展。鈴は、愛する人を救うため、そして真実を確かめるために、日本を離れ、遠い異国の地へ向かうという大きな決断を下します。
第4-5巻：舞台は仏蘭西へ…深まる謎と過去の影
フランスに渡った鈴は、ついに津軽との再会を果たします。しかし、喜びも束の間、そこには津軽の元恋人・ひなの影がありました。ひなの存在は二人の関係に亀裂を生み、津軽の隠された過去と苦悩を浮き彫りにします。さらに、津軽が何者かによって監禁されるという衝撃的な事件が発生。鈴は愛する人を救うため、異国の地で必死に奔走します。このフランス編は、物語が最も緊迫するパートの一つです。
第6巻：二年の歳月と新たな試練
フランスでの事件から2年の時が流れ、鈴は17歳に。津軽との約束を胸に待ち続ける彼女の元に、新たな試練が訪れます。祖父を名乗る人物の出現や、望まぬ縁談など、明治という時代の家制度が鈴に重くのしかかります。津軽との再会を信じる鈴の心が、再び試されることになります。
第7-8巻：失われた記憶とすれ違う想い
物語は最大の転換点を迎えます。なんと、鈴が記憶を失ってしまうのです。愛する津軽や兄・春時の顔さえもわからなくなってしまった鈴。そんな彼女に寄り添う春時に、鈴は次第に心を寄せていきます。必死に鈴の記憶を取り戻そうとする津軽ですが、二人の心は無情にもすれ違っていくのでした。この切ない展開に、胸が締め付けられた読者も多いのではないでしょうか。
第9-10巻：最終章へ向かう物語の収束
記憶を失った鈴を巡り、様々な人物の思惑が絡み合います。しかし、どんな状況でも鈴を諦めない津軽の想いと、周囲の協力者たちの尽力により、物語は少しずつ光の差す方へ。これまで謎に包まれていた登場人物たちの過去や関係性が明らかになり、散りばめられてきた伏線が一つ、また一つと回収されていきます。最終決戦に向けて、全てのピースが揃っていくカタルシスは圧巻です。
第11巻（最終巻）：二人が選んだ未来とは…？
数々の困難とすれ違いを乗り越えた、鈴と津軽。果たして二人は、幸せな未来を掴むことができるのでしょうか。最終巻では、津軽が抱えていた全ての秘密が明かされ、春時をはじめとする登場人物たちもそれぞれの決着を迎えます。長きにわたる物語が、感動的なフィナーレへとたどり着く様子は、まさに圧巻の一言。二人が最後に交わす言葉、そして未来への誓い…。その結末がどのようなものになるのか、ぜひあなた自身の目で見届けてください。
物語の結末は？津軽と鈴は最後どうなる？
多くの読者が気になっている結末について、核心に触れすぎない範囲でお伝えします。
『明治メランコリア』の結末は、これまでの苦難が報われる、非常に感動的な大団円を迎えます。鈴の一途な想い、そして津軽の不器用ながらも深い愛情が、ついに実を結ぶのです。
ただ結ばれるだけでなく、二人が共に未来を歩んでいくための大きな決断を下すシーンは、この物語のハイライトと言えるでしょう。散りばめられた伏線も見事に回収され、読了後には温かい涙と深い満足感に包まれるはずです。
『明治メランコリア』に関するよくある質問
最後、鈴は誰と結ばれるの？
紆余曲折ありましたが、鈴は想い人である津軽と結ばれます。春時との関係にも一つの決着がつき、それぞれが新たな道を歩み始めます。
前作『明治緋色綺譚』との関連は？
『明治メランコリア』は、『明治緋色綺譚』の続編にあたります。『明治緋色綺譚』は鈴と津軽の出会いや幼少期を描いた物語です。前作を読んでいなくても楽しめますが、読むことで二人の絆の深さやキャラクターへの理解がより一層深まるため、ぜひ合わせて読むことをおすすめします。
『明治メランコリア』をお得に読むならコミックシーモアがおすすめ！
この記事を読んで、『明治メランコリア』を読みたくなった方も多いのではないでしょうか？
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鈴と津軽が紡ぐ、明治を舞台にした壮大な恋物語。その感動の結末を、ぜひお得に楽しんでくださいね。
