【ご注意】この記事は、新田章先生の漫画『恋のツキ』の重大なネタバレを含みます。結末を知りたくない方は、ブラウザバックを推奨します。
「このままでいいのかな…」
安定はしているけれど、ときめきを感じられない恋人との関係。そんな日常に悩む31歳のフリーター・平ワコが、15歳も年下の男子高校生と出会ってしまったら…?
『恋のツキ』は、そんな禁断の恋とリアルすぎる女性心理を描き、多くの読者の心をかき乱した話題作です。2018年にはドラマ化もされ、その過激で繊細なストーリーが大きな反響を呼びました。
この記事では、『恋のツキ』の第1話から最終巻までのあらすじを、物語の流れがわかるように時系列で徹底解説します。ワコが下した衝撃の結末とは?ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかる『恋のツキ』の結末
時間がない方のために、まずは『恋のツキ』の結末を要約してお伝えします。
物語の結末は、主人公・ワコが「誰と結ばれるか」以上に「自分の人生をどう生きるか」という選択に集約されます。年下の高校生・イコとの情熱的な恋、長年付き合った彼氏・ふうくんとの安定した関係。その間で揺れ動いたワコは、すべてを清算し、自分自身の足で未来を歩むという決断を下します。その選択は、読者によって「救い」とも「切ない現実」とも受け取れる、深く考えさせられる結末となっています。
『恋のツキ』とは?作品の基本情報
まずは『恋のツキ』の基本情報をおさらいしておきましょう。
- 作者:新田章
- 掲載誌:月刊モーニングtwo(講談社)
- 巻数:全7巻(完結済み)
- ドラマ化:2018年にテレビ東京系で放送
30代女性のリアルな葛藤や性の悩みを赤裸々に描き、多くの女性から共感と絶賛の声を集めました。一方で、その倫理観を問うような展開は、大きな議論を巻き起こした問題作でもあります。
『恋のツキ』はどこまで読める?配信状況まとめ
『恋のツキ』は、2019年に全7巻をもってすでに完結しています。
コミックシーモアなどの電子書籍ストアでは、最終話まで全話配信されているため、今からでも一気に物語を追うことが可能です。完結しているからこそ、結末が気になって一気読みしたくなる作品ですね。
【ネタバレ】『恋のツキ』第1話から最終回までのあらすじを時系列で解説
ここからは、いよいよ『恋のツキ』の物語を第1巻から最終巻まで、ネタバレありで詳しく解説していきます。ワコの心がどのように揺れ動き、物語がどこへ向かうのかを追っていきましょう。
第1巻:31歳フリーター、15歳下の高校生に惹かれてしまう
主人公の平ワコ(31歳)は、恋人のふうくんと同棲して4年目。結婚も視野に入る年齢ですが、マンネリ化した関係に「女として見られていない」という不満と焦りを抱えていました。そんなある日、アルバイト先の映画館で、高校生の伊古ユメアキ(イコ)と出会います。映画の趣味が合い、純粋でまっすぐなイコに、ワコは忘れかけていた“ときめき”を感じてしまいます。罪悪感を覚えながらも、イコへの想いは募る一方。そしてついに、二人は一線を越えてしまうのでした。
第2巻:安定か、ときめきか…二股の葛藤
イコとの禁断の関係にのめり込んでいくワコ。しかし、ふうくんとの安定した生活を捨てる決心もつきません。「安心」と「ときめき」という、決して両立しない二つの感情の間で、ワコの心は激しく揺れ動きます。ふうくんはワコの変化に気づき始め、二人の関係はギクシャク。イコとの関係も、ふうくんへの罪悪感も、すべてがワコを苦しめていきます。
第3巻:深まる関係と社会の壁
ワコはついにふうくんとの別れを決意し、イコとの恋愛を選びます。しかし、15歳という年齢差は、二人の間に大きな壁となって立ちはだかります。イコはまだ高校生で、ワコは30代の大人。周囲からの冷たい視線や、将来への不安が、純粋だったはずの恋に影を落とし始めます。ワコは、自分の選択が本当に正しかったのか、再び迷い始めるのです。
第4巻:元カレ登場で揺れる心
イコとの関係が不安定になる中、ワコの前に元カレの土屋が現れます。彼はワコに「結婚」という具体的な未来を提示し、プロポーズ。将来が見えないイコとの関係に疲れ果てていたワコは、土屋が差し伸べる「安定」という名の救いの手に心が揺らぎます。イコ、ふうくん、そして土屋。ワコの人生の選択肢は、さらに複雑さを増していきます。
第5巻:関係の終わりと新しい選択肢
イコは映画監督になるという夢を追いかけ始め、ワコとの時間よりも自分の未来を優先するようになります。かつてワコを純粋に求めていた彼の姿はそこにはなく、二人の心は静かにすれ違っていきました。ワコもまた、フリーター生活から抜け出し、自分の人生を立て直す必要に迫られます。情熱が冷め、現実が目の前に突きつけられた時、二人の関係は終わりの時を迎えようとしていました。
第6巻:決断の時、そして別れ
物語はクライマックスへ。イコは自分の夢のために、ワコに別れを告げます。それは、彼が大人へと成長するための必然的な選択でした。一方、ワコはこれまでの自分の行動と向き合い、一つの大きな決断を下します。ふうくんとの関係、土屋からのプロポーズ、そしてイコとの恋。すべてにケリをつけるため、ワコは自分の足で歩き出す準備を始めるのでした。
第7巻(最終巻):ワコが選んだ未来とは?
最終巻では、すべての関係を精算したワコの「その後」が描かれます。彼女は誰かを選ぶのではなく、自分自身の力で人生を切り拓く道を選択します。それは決して簡単な道ではありませんが、ワコの表情には後悔はなく、むしろ清々しささえ感じられます。
彼女が最終的にたどり着いた幸せの形とは?そして、イコやふうくんとの関係はどのような結末を迎えるのか…。具体的な描写はぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。読後、きっと「自分の幸せとは何か」を深く考えさせられるはずです。
物語の鍵を握る重要ポイント
『恋のツキ』をより深く理解するために、物語の核となる2つのポイントを解説します。
- リアルすぎる年齢差の壁:本作では、15歳という年齢差が単なる恋愛の障害としてだけでなく、価値観、人生設計、社会的立場など、あらゆる面での「ズレ」としてリアルに描かれています。この生々しさが、物語に深みを与えています。
- ワコの「選択」の意味:この物語は、最終的にワコが誰と結ばれるかという単純なラブストーリーではありません。彼女が下す決断は、他人に依存するのではなく、自らの足で立つという強い意志の表れです。この「自立」のテーマこそが、本作が多くの女性の共感を呼んだ最大の理由かもしれません。
『恋のツキ』の評価と感想「モヤモヤするけどリアル」
『恋のツキ』は、読者から様々な感想が寄せられています。
「ワコの気持ちが痛いほどわかる」「30代女性の焦りや不安がリアルすぎる」といった共感の声が多数寄せられる一方で、「主人公の行動が理解できない」「結末がモヤモヤする」といった否定的な意見も少なくありません。
賛否両論が巻き起こること自体が、この作品がいかに読者の心を揺さぶり、現実を突きつける力を持っているかの証明と言えるでしょう。
『恋のツキ』をお得に読むならコミックシーモアがおすすめ!
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ワコが下した衝撃の決断と、リアルすぎる恋愛模様を、ぜひコミックシーモアで一気読みしてみてください!
よくある質問
- Q. 『恋のツキ』は全何巻ですか?
- A. 全7巻で完結済みです。
- Q. ドラマ版と原作の結末は同じですか?
- A. ドラマ版は原作のストーリーラインを基にしていますが、一部の展開や結末の描き方が異なります。原作とドラマ、両方を見比べてみるのもおすすめです。
まとめ:自分の幸せを問い直す物語を体感しよう
『恋のツキ』は、ただの不倫や年の差恋愛を描いた漫画ではありません。一人の女性が人生の岐路に立ち、自分の本当の幸せを見つけ出すまでの葛藤と成長の物語です。
その結末は、読む人によって解釈が分かれるかもしれません。しかし、だからこそ心に深く刻まれ、読み終わった後も「自分だったらどうするだろう?」と考えさせられるはずです。
あなたもワコの人生を通して、自分の幸せの形を見つめ直してみませんか?