※この記事は、漫画『モンキーピーク the Rock』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
戦慄の猿パニックホラー『モンキーピーク』の続編として、さらに過酷なサバイバルが描かれる『モンキーピーク the Rock』。閉ざされた洞窟という新たな舞台で、人間と猿の壮絶な死闘が繰り広げられます。
この記事では、第1話の始まりから最終話(全9巻)の結末まで、物語の全貌を徹底的にネタバレ解説します。「結局、誰が生き残ったの?」「猿の正体や黒幕は何だった?」といった最大の疑問に、ストーリーを追いながらお答えします。
物語の結末を先に言うと、長きにわたる死闘の末、主人公・早乙女をはじめとする数名が地上への生還を果たします。そして、一連の事件の裏にいた「猿を管理していた一族」の存在が明かされ、惨劇の真相に一つの決着がつきます。
この記事を読めば、『モンキーピーク the Rock』の壮大な物語のすべてがわかります。それでは、絶望の洞窟探検へご案内しましょう。
『モンキーピーク the Rock』とは?作品の基本情報
まずは、本作の基本情報をおさらいしておきましょう。
- タイトル:モンキーピーク the Rock
- 原作:志名坂高次
- 作画:粂田晃宏
- 出版社:日本文芸社
- 掲載誌:週刊漫画ゴラク
- 巻数:全9巻(完結済み)
前作『モンキーピーク』の惨劇から生還した早乙女が、今度は暗く閉ざされた洞窟を舞台に、再びあの猿と対峙する物語です。極限の閉鎖空間で繰り広げられるサバイバルは、前作を上回る緊張感と絶望感に満ちています。
【巻ごと】モンキーピーク the Rockの第1話から最終話までのネタバレ
ここからは、各巻の展開を追いながら、物語の核心に迫っていきます。息もつかせぬストーリーの流れを、結末まで一気に見ていきましょう。
第1巻:新たなる惨劇の幕開け!洞窟への突入
岩砕山での惨劇から生還し、平穏な日常を取り戻そうとしていた早乙女。しかし、彼の友人で同じく生存者である宮田が行方不明になったとの報せが届きます。宮田を救出するため、早乙女は研究者や政府の部隊で構成された総勢20名の「猿探索隊」に参加。目的の洞窟へと足を踏み入れます。
しかし、そこは光の届かない完全な暗闇と、未知の危険が潜む迷宮でした。入って早々、落盤によって入り口は塞がれ、探索隊は外部との連絡を絶たれた状態で洞窟内に閉じ込められてしまいます。絶望的な状況下で、彼らはあの忌まわしき猿の影に怯えることになります。
第2巻:加速する恐怖と犠牲者の連鎖
洞窟内でのサバイバルは、想像を絶する過酷さを極めます。探索第二班が猿の群れに襲われ、次々と惨殺されていくのです。食料や水、そして唯一の生命線であるライトのバッテリーも尽き始め、隊員たちの精神は極限まですり減っていきます。仲間内での不信感と対立が芽生え始め、人間関係もまた、彼らを追い詰める要因となっていくのでした。
第3巻:先遣隊との合流と“岩砕山の魔猿”の再来
洞窟の奥で、探索隊はわずかに生き残っていた先遣隊と合流します。しかし、喜びも束の間、彼らの前には巨大な地底湖が立ちはだかります。潜水による移動を余儀なくされる中、さらなる犠牲者が発生。そして、早乙女たちのトラウマの象徴である、前作のボス猿“岩砕山の魔猿”が再びその姿を現し、一行を恐怖のどん底に突き落とします。
第4巻:「砂時計ホール」の惨劇と新たな脅威
一行がたどり着いた「砂時計ホール」と呼ばれる不気味な空間で、再び猿による殺戮が始まります。さらに、暗闇に適応した「盲目の猿」という新たな脅威も登場。視覚を持たない代わりに聴覚が異常に発達した猿に、隊員たちは音を立てることすらできず、絶望的な状況に追い込まれます。出口は見えず、仲間は減り続け、希望は失われていきました。
第5巻:人間の分裂と“筋肉猿”との死闘
極限状態の中、ついに人間側のチームは分裂。戦闘経験のある元自衛官グループと、早乙女たち民間人グループとの間に決定的な亀裂が生じます。この分裂がさらなる悲劇を呼び、仲間の一人が裏切ったことで猿の大群を呼び寄せてしまう事態に。そして、異常な筋力を持つ「筋肉猿(突然変異種)」との死闘の末、頼れる仲間であった下柳が命を落とします。
第6巻:一筋の光と謎の少年「マコト」
わずかな空気の流れを頼りに洞窟を登った先で、一行は美しい鍾乳洞を発見します。そこで彼らが出会ったのは、洞窟内で暮らしていた謎の少年「マコト」でした。言葉を話さないマコトは、この洞窟の秘密を知る唯一の鍵となります。しかし、安息の地かと思われた鍾乳洞にも大猿の群れが襲来。人間と猿の戦いは、さらに激化していきます。
第7巻:宮田の重症と最後の脱出劇
仲間たちの犠牲と引き換えに、なんとか化物のような大猿を倒した早乙女たち。しかし、親友の宮田が瀕死の重傷を負ってしまいます。一刻も早く地上に出て治療を受けさせなければ、宮田の命はありません。マコトの案内を頼りに、一行は最後の脱出ルートへ。しかし、彼らの前には人間同士の裏切りと、自然の脅威が最後の壁として立ちはだかります。
第8巻:迫りくる猿の大群!最終決戦へ
最後の難所を越え、地上への光が見え始めた早乙女たち。しかし、その背後にはおびただしい数の猿の大群が迫っていました。仲間たちの死を乗り越え、ついに最終局面へ。これまで散りばめられてきた伏線—なぜこの洞窟に猿がいたのか、誰が裏で糸を引いていたのか—その謎が、少しずつ明らかになっていきます。
第9巻(最終巻):衝撃の結末!地上への生還と明かされる真相
長く、あまりにも多くの犠牲者を出した死闘の末、ついに早乙女は地上へと生還します。しかし、物語はまだ終わりません。宮田を救うため、そしてすべての真相を明らかにするため、彼の最後の戦いが始まります。
地上では、この惨劇の裏で「安蔵の森」で猿を人為的に飼い、管理していた一族の存在が明かされます。猿たちは自然発生したのではなく、ある目的のために利用されていたのです。この黒幕たちとの最終対決を経て、物語はついに完結します。
ラスト、生き残った者たちはそれぞれの未来へ歩みを進めます。特に、洞窟で出会った少年マコトを早乙女が引き取る場面は、絶望の中に残された希望を感じさせます。果たして、誰が生き残り、誰が犠牲になったのか。そして、黒幕たちの目的とは何だったのか。その壮絶な結末は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
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『モンキーピーク the Rock』生存者と死亡者一覧
読者が最も気になるであろう、最終的な生存者と主な死亡者をまとめました。
【主な生存者】
- 早乙女:主人公。数々の死線を乗り越え、最後まで生き残る。
- 宮田:早乙女の親友。瀕死の重傷を負うも、一命をとりとめる。
- マコト:洞窟で発見された少年。早乙女に保護される。
- 赤崎:猿の研究者。ラストシーンで子猿を抱え、意味深に姿を消す。
【主な死亡者】
探索隊のメンバー、政府部隊の兵士、そして敵対した人間など、非常に多くのキャラクターが犠牲となります。特に、下柳や氷室といった頼れる仲間たちの死は、物語に大きな衝撃を与えました。
猿の正体と黒幕は?物語の核心に迫る考察
本作最大の謎である「猿の正体」と「黒幕」について解説します。
結論から言うと、猿たちは、ある一族によって長年、人為的に飼育・管理されていた存在です。彼らは単なる野生動物ではなく、特定の目的のために利用される「道具」や「兵器」のような側面を持っていました。洞窟という隔離された環境は、彼らを管理・繁殖させるのに最適な場所だったのです。
そして、その黒幕は「安蔵(あぞう)」と呼ばれる一族でした。彼らは古くからその土地を支配し、猿を使って外部の人間を排除してきたのです。この一族の存在が、物語の終盤で全ての謎を解き明かす鍵となります。
『モンキーピーク the Rock』をお得に読む方法
『モンキーピーク the Rock』のネタバレを読んで、本編が気になった方も多いのではないでしょうか?本作は全9巻で完結しており、電子書籍サイトで一気に読むのがおすすめです。
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よくある質問(FAQ)
- Q1. 『モンキーピーク the Rock』は何巻で完結ですか?
- A1. 全9巻で完結しています。2025年9月現在、コミックシーモアなどの電子書籍ストアで全巻配信中です。
- Q2. 前作『モンキーピーク』を読んでいなくても楽しめますか?
- A2. 楽しめますが、前作から続く人間関係や猿との因縁が物語の深みを与えているため、前作から読むことを強くおすすめします。主人公・早乙女のトラウマや成長をより深く理解できます。
- Q3. 続編の可能性はありますか?
- A3. 物語は一度完結していますが、ラストで赤崎が子猿を連れて姿を消すなど、含みを持たせた終わり方になっています。公式な発表は現在ありませんが、今後の展開に期待するファンも少なくありません。
まとめ:絶望の先にある希望を見届けよ!
この記事では、『モンキーピーク the Rock』の第1話から最終話までのネタバレあらすじ、生存者、そして物語の核心である黒幕の正体について解説しました。
閉鎖された洞窟という舞台で、人間と猿、そして人間同士の醜い争いを描いた本作。ただグロテスクなだけでなく、極限状態で試される人間の絆や生きることへの執念が胸を打つ、骨太なサバイバルホラーです。
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