「夫のことは愛している。でも、どうしても『したくない』…」
高尾まこと先生が描く『夫に「したくない」が言えない』は、産後の性交痛というデリケートな問題を抱える主人公・志穂の苦悩と、夫婦のすれ違いをリアルに描いた話題のコミックエッセイです。
優しい夫に本音を言えず、一人で痛みに耐え続ける日々。その先に待つ未来とは…?
この記事では、2025年9月現在、すでに完結している本作の第1話から最終話(第20話)までのネタバレあらすじを、物語の流れに沿って徹底解説します。
結末が気になる方も、これから読もうか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
※この記事は、作品の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
『夫に「したくない」が言えない』の作品情報
『夫に「したくない」が言えない』は、KADOKAWAから出版されている高尾まこと先生のコミックエッセイです。多くの女性が共感するリアルな描写が話題を呼び、各種WEBメディアでも連載されていました。
電子書籍サイト「コミックシーモア」では、単行本第1巻が配信されており、すぐに読むことができます。
- 著者:高尾まこと
- ジャンル:女性マンガ、コミックエッセイ
- 配信状況:コミックシーモアで第1巻が配信中
心に深く刺さる物語を、ぜひ電子書籍でじっくり味わってみてください。
最新話はどこまで?すでに完結済み!
『夫に「したくない」が言えない』のWEB連載は、全20話をもって完結しています。
物語はすでに結末を迎えており、コミックシーモアで配信中の単行本では、最初から最後まで一気に物語を追うことが可能です。夫婦がどのような選択をするのか、その結末をあなたの目で見届けてください。
【全話ネタバレ】『夫に「したくない」が言えない』1話から最終話までのあらすじ
ここからは、各話のあらすじを追いながら、物語の核心に迫っていきます。主人公・志穂の心の動きと、夫婦関係の変化に注目です。
第1話:幸せなはずなのに…言えない「したくない」
主人公の志穂は、優しい夫・健也と可愛い息子に囲まれ、幸せな毎日を送っています。しかし、産後半年が経ち、夫から夜の誘いを受けたとき、彼女の心は凍りつきます。大学時代の初体験で感じた激しい痛み(性交痛)がトラウマとなり、夫を愛しているにもかかわらず、体が行為を拒絶してしまうのです。夫を傷つけたくない一心で、志穂は痛みを我慢し、笑顔の仮面を被ることを選びます。
第2話~第4話:募る罪悪感と夫婦の小さな亀裂
健也からの誘いを避けるため、志穂は育児疲れなどを言い訳にするようになります。悪気なく「もっと構ってほしい」と甘える夫の言葉が、彼女の罪悪感をさらに刺激します。言えない本音と、夫への申し訳なさ。夫婦の会話はどこか噛み合わず、二人の間には目に見えない溝が少しずつ深まっていきます。
第5話~第7話:身体が叫ぶ「痛み」の正体
志穂の苦しみは精神的なものだけではありませんでした。行為のたびに襲ってくる耐え難い痛みと、その後の体調不良。「早く終わってほしい」と祈るだけの時間は、彼女の心身を確実に蝕んでいきます。夫は妻の異変に気づかず、この温度差が読者の胸を締め付けます。
第8話~第10話:一筋の光?同窓会での再会
気分転換に参加した同窓会で、志穂は転機を迎えます。そこで再会した同級生の中に、自分と同じような悩みを抱える人物がいたのです。「私だけじゃなかったんだ…」という気づきは、孤独だった彼女の心に小さな光を灯し、「誰かに話したい」という気持ちを芽生えさせます。
第11話~第14話:葛藤のピーク「言ったら、この幸せは壊れる?」
誰かに打ち明けたい気持ちと、家庭を壊すことへの恐怖が志穂の中で激しく衝突します。夫に「したくない」と伝えたら、彼はどう思うだろう?嫌われてしまうかもしれない。離婚を切り出されるかもしれない。最悪のシナリオばかりが頭をよぎり、彼女は伝える勇気を持てずにいました。この心理的葛藤は、本作の最も重要な山場の一つです。
第15話~第16話:小さな一歩と夫の優しさ
苦悩の末、志穂は体調が優れないことを理由に、少しずつ夫との距離を取ることを試みます。すると、夫の健也は志穂の体を気遣い、無理強いをしない優しさを見せます。その反応に志穂は安堵しますが、根本的な問題が解決したわけではなく、心にはまだ晴れない霧が残っていました。
第17話~第19話:新たな火種「浮気疑惑」
夜の誘いを断り続ける日々の中、健也の行動に不審な点が見え始めます。もしかして、浮気…?夫を拒絶し続けてきた自分に原因があるのではないかと、志穂は激しい自己嫌悪と焦りに襲われます。すれ違いが生んだ最悪の疑念が、二人をさらに追い詰めていきます。
第20話(最終話):涙の告白…二人が見つけた答えとは
追い詰められた志穂は、ついに覚悟を決め、夫に自分の体の痛みを打ち明けます。震える声で伝えられた長年の秘密。その告白を、夫の健也はどのように受け止めるのでしょうか。そして、すれ違い続けた夫婦は、再び心を通わせることができるのか…。最終話では、二人が未来へ向かうための、最も大切で、最も困難な対話が描かれます。その結末は、同じ悩みを抱える多くの読者に、希望と勇気を与えてくれるものとなっています。
主要登場人物
- 志穂(しほ):本作の主人公。産後の性交痛に悩む主婦。優しい夫を愛しているが、痛みのトラウマから本音を言えずにいる。
- 健也(けんや):志穂の夫。優しく家族思いだが、妻の心と体の痛みに気づいていない。無邪気な言動が、無自覚に志穂を傷つけてしまうことも。
- 大和(やまと):志穂の同級生。同窓会で再会し、志穂が悩みを打ち明けるきっかけに関わる重要人物。
考察:これは「セックスレス」だけの話ではない
本作のテーマは、単なる「性交痛」や「セックスレス」に留まりません。その根底にあるのは、「最も身近な他者であるパートナーに、いかに本音を伝え、理解し合うか」という、すべての夫婦が直面する普遍的なコミュニケーションの問題です。
志穂が「言えない」のは、夫を愛し、今の幸せな家庭を失いたくないからです。一方、健也の「気づかない」のは、悪意からではなく、ただ純粋に妻を信じているからです。この「善意のすれ違い」こそが、問題をより深刻にしていきます。
最終的に二人が対話によって解決の糸口を見出すラストは、「どんなに困難な問題でも、正直なコミュニケーションからしか始まらない」という強いメッセージを私たちに伝えてくれます。
結末まとめ:勇気ある告白が未来を拓く
物語の結末で、志穂はついに勇気を振り絞り、「行為の後に体調が悪くなる」という事実を健也に伝えます。
長年一人で抱え込んできた痛みを打ち明けられた安堵と、それを受け止めてくれた夫への感謝。この瞬間、二人の関係は新しいステージへと進みます。
完璧なハッピーエンドというよりは、「問題と向き合い、共に乗り越えていくことを決意した夫婦の始まり」を描いた、現実的で希望に満ちた結末と言えるでしょう。二人がこれからどんな関係を築いていくのか、その温かい未来を想像させるラストシーンは必見です。
『夫に「したくない」が言えない』を今すぐ読むならコミックシーモア!
この記事で紹介した『夫に「したくない」が言えない』の全貌は、ぜひ本編でご確認ください。志穂の繊細な心の動きや、夫婦のリアルな会話は、漫画で読むことでより深く心に響きます。
コミックシーモアなら、スマホやタブレットでいつでもどこでも手軽に読むことができます。
夫婦関係に悩んでいる方、パートナーの気持ちがわからず悩んでいる方、そしてすべての女性に読んでほしい一冊です。下のボタンから、今すぐチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. この漫画は実話ですか?
A. 本作はコミックエッセイであり、作者や読者の体験談をベースに構成されていると考えられます。特定の個人の実話というよりは、多くの女性が抱える普遍的な悩みをリアルに描いた作品です。
Q. 結末はハッピーエンドですか?
A. はい、夫婦が互いの問題に向き合い、新たな関係を築き始めるという、希望の持てるポジティブな結末を迎えます。すれ違いや葛藤を乗り越えた先にある、温かい未来を感じさせる終わり方です。
Q. 何巻まで出ていますか?
A. 2025年9月現在、単行本として1巻が配信されており、WEB連載された全20話が収録されています。物語はこの1冊で完結しています。