不器用すぎる二人の恋模様がもどかしくて愛おしい、ろびこ先生の名作『となりの怪物くん』。2025年現在も多くのファンに愛され続けるこの作品の魅力を、第1話から最終話までの流れに沿って徹底解説します。
「結末が気になる!」「アニメや映画の続きが知りたい!」そんなあなたのために、物語の核心に触れるネタバレを含みつつ、二人の関係がどのように進展していくのかを分かりやすくまとめました。
【ご注意】
この記事は、『となりの怪物くん』の全話にわたる重大なネタバレを含んでいます。まだ結末を知りたくない方は、先に本編を読むことを強くおすすめします。▼結末の要約(ネタバレ注意)
勉強第一の冷血女子・雫と、予測不能な問題児・ハル。正反対の二人が不器用に関係を築き、互いに影響を与え合いながら成長します。多くのすれ違いやライバルの登場を乗り越え、高校卒業という節目に、二人は確かな未来への一歩を踏み出します。
『となりの怪物くん』の基本情報
まずは『となりの怪物くん』の基本情報をおさらいしましょう。
- 作者: ろびこ
- 出版社: 講談社
- 掲載誌: デザート
- 巻数: 全13巻(本編12巻+ファンブック的な番外編1巻)
- 配信状況: コミックシーモアで全巻配信中
物語はすでに完結しており、今からでも一気に最終話まで読み進めることができます。まずは無料の試し読みから、二人の出会いを覗いてみませんか?
【巻別】となりの怪物くん全話のネタバレあらすじ
ここからは、物語の大きな流れを追いながら、各巻の重要なポイントをネタバレ解説していきます。
序盤(1巻~4巻):予測不能な出会いと「トモダチ」関係の始まり
物語は、勉強と将来の成功しか興味がない優等生・水谷雫(みずたにしずく)が、担任教師に頼まれて不登校の問題児・吉田春(よしだはる)にプリントを届けるところから始まります。
雫のドライな態度とは裏腹に、ハルは彼女を「初めての友達」と認識し、強烈に懐き始めます。予測不能な言動で雫を振り回すハルですが、その純粋さや孤独な一面に触れるうち、雫の心にも少しずつ変化が。最初は迷惑に感じていた雫が、ハルのペースに巻き込まれ、夏目あさ子や佐々原宗平(ササヤン)といった個性的な友人たちとの交流を深めていく様子は、本作の大きな魅力です。
ハルからの突然の告白、そして雫が自分の恋心を自覚するまでが、スピード感たっぷりに描かれます。
中盤(5巻~8巻):すれ違う想いとライバルの登場
友人関係から一歩進み、お互いを意識し始めた雫とハル。しかし、恋愛経験ゼロの二人の関係は一筋縄ではいきません。
雫に想いを寄せる秀才・山口賢二(ヤマケン)や、ハルを慕うクラス委員長・大島千づるの存在が、二人の関係を複雑にしていきます。特にヤマケンは、雫にとってハルとは違う「普通の男子」として、彼女の心を揺さぶる重要なキャラクターです。
バレンタインや文化祭といった学園イベントを通して、嫉妬したり、勘違いしたり、素直になれなかったり…。甘酸っぱくももどかしいすれ違いが続き、読者は「頑張れ!」と応援したくなること間違いなしです。
終盤(9巻~12巻):ハルの過去と二人が迎える未来
物語はクライマックスへ向けて、ハルの抱える過去や複雑な家庭環境に深く切り込んでいきます。なぜハルが他人を恐れ、孤立していたのか。その理由が、兄・優山(ゆうざん)との関係を通して少しずつ明らかになります。
自分の居場所を見失い、一度は雫の前から姿を消してしまうハル。彼の不在が、雫にハルの存在の大きさを改めて気づかせます。この最大の試練を乗り越えることで、二人の絆はより一層強く、確かなものへと変わっていくのです。
そして迎える高校卒業。それぞれが自分の将来と向き合い、悩み、出した答えとは?
最終話(結末):感動のフィナーレとその後の物語
『となりの怪物くん』の最終話は、卒業という一つの節目を迎え、雫とハルが自分たちの未来をしっかりと見据える、感動的なフィナーレとなっています。
多くを語ることはしませんが、不器用だった二人が、まっすぐにお互いへ想いを伝えるシーンは必見です。彼らが悩み抜いた末に選んだ道は、温かく希望に満ちています。
さらに、最終13巻には、主要キャラクターたちの「その後」を描いた特別なエピソードが多数収録されています。彼らがどんな大人になったのか、その幸せな未来をぜひご自身の目で見届けてください。
主要登場人物と関係性の変化
本作の魅力は、主人公二人を取り巻くキャラクターたちの成長物語でもあります。
- 水谷雫:当初は他人を「時間の無駄」と切り捨てる冷めた少女でしたが、ハルたちと関わることで、友情や愛情を知り、人間味あふれる表情を見せるようになります。
- 吉田春:暴力的で純粋な「怪物」。雫や仲間との出会いを通じて、人との距離の取り方を学び、自分の過去と向き合う強さを手に入れます。
- 夏目あさ子:ネットが友達だった孤立気味の美少女。雫たちと本物の友情を築き、自分の力で恋に立ち向かう姿は多くの読者の共感を呼びました。
- 山口賢二(ヤマケン):プライドの高いエリート。最初は雫をからかいの対象としか見ていませんでしたが、本気で恋に落ち、不器用ながらも奮闘する姿が描かれます。
彼ら一人ひとりの恋と友情の行方も、物語の重要な見どころです。
アニメ・映画との違いは?続きは原作で!
『となりの怪物くん』はアニメ化、実写映画化もされていますが、それぞれ原作とは少し内容が異なります。
- アニメ:原作の4巻あたりまでの内容を描いています。二人の関係が大きく動き出す中盤以降の展開や、感動の結末は描かれていません。アニメの続きが気になる方は、原作の5巻から読むのがおすすめです。
- 映画:原作のストーリーをベースに、2時間の物語として再構成されています。主要なエピソードは盛り込まれていますが、サブキャラクターたちの心情や細かい関係性の変化は、原作でしか味わえません。
アニメや映画でファンになった方も、原作を読むことでキャラクターへの理解が深まり、新たな魅力を発見できるはずです。
『となりの怪物くん』ネタバレに関するQ&A
Q. 漫画は何巻で完結していますか?
A. 本編が12巻、番外編などを収録した特別巻が1巻の、合計13巻で完結しています。
Q. アニメは原作の何巻までの内容ですか?
A. アニメは原作の4巻の途中までの内容となっています。続きを読みたい場合は、5巻から読み始めることをおすすめします。
Q. 雫とハルは最終的にどうなりますか?
A. 高校を卒業し、それぞれの道を歩み始めますが、二人の絆は揺るぎません。将来を約束する、非常にハッピーな結末を迎えます。具体的な内容は、ぜひ原作でご確認ください。
まとめ:不器用な恋と成長の物語をイッキ読みしよう!
『となりの怪物くん』は、単なる少女漫画の枠を超えた、人と人との繋がりや自己の成長を描いた傑作です。笑いあり、涙あり、そして胸がキュンとなるシーンが満載で、読めばきっとあなたも雫やハルたちのことが大好きになるでしょう。
物語は完結しているので、結末が気になって夜も眠れない…なんて心配もありません!
電子書籍サイト「コミックシーモア」では、お得なクーポンや無料試し読みを利用して『となりの怪物くん』を全巻楽しむことができます。この機会に、雫とハルの不器用で愛おしい恋の物語を一気読みしてみてはいかがでしょうか?