【ネタバレ】『虐殺ハッピーエンド』全巻のあらすじを最終巻まで徹底解説!

【ネタバレ】『虐殺ハッピーエンド』全巻のあらすじを最終巻まで徹底解説! 青年マンガ
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※注意:この記事は、漫画『虐殺ハッピーエンド』の重大なネタバレを含みます。第1話から最終巻(全8巻)までの結末や核心に触れていますので、未読の方はご注意ください。

「1日1人、誰かを殺さなければ同じ日が繰り返される」

もしあなたがそんな呪いをかけられたら、どうしますか?

宮月新先生(原作)と向浦宏和先生(作画)が描く『虐殺ハッピーエンド』は、そんな究極の選択を突きつけられた少年の物語。重い病に苦しむ妹を救うため、主人公・草壁真琴が“虐殺”の道へと堕ちていく姿を描いた、衝撃のタイムリープ・サスペンスです。

この記事では、『虐殺ハッピーエンド』の全巻(1巻〜8巻)のあらすじを、物語の時系列に沿って徹底的にネタバレ解説します。結末を知った上で読み返したい方、購入を迷っているけれど内容が気になるという方は、ぜひ最後までご覧ください。

『虐殺ハッピーエンド』とは?作品概要

『虐殺ハッピーエンド』は、白泉社の漫画アプリ「マンガPark」で連載されていた人気作品です。2020年に全8巻で完結し、現在も多くの電子書籍サイトで読むことができます。

  • 原作: 宮月新
  • 作画: 向浦宏和
  • ジャンル: 青年マンガ、サスペンス、ホラー
  • 巻数: 全8巻(完結済み)
  • スピンオフ: 『虐殺ハッピーエンド~蒼の章~』が連載中

倫理観を激しく揺さぶる設定と、息もつかせぬスリリングな展開が話題を呼び、読者に強烈なインパクトを与え続けています。

主要登場人物

物語を動かす中心人物たちをご紹介します。

  • 草壁 真琴(くさかべ まこと)
    本作の主人公。ごく普通の高校生だったが、ある日突然「1日1人殺さないと時間がループする」呪いにかかってしまう。重病の妹・朱音の手術費を稼ぐため、苦悩しながらも殺人を繰り返す道を選ぶ。
  • 草壁 朱音(くさかべ あかね)
    真琴の最愛の妹。心臓に重い病を患っており、海外での高額な手術だけが助かる道。彼女の存在が、真琴が罪を犯す唯一の動機となっている。

その他にも、真琴の犯行を追う刑事や、彼の変化に気づく同級生など、物語を複雑に彩るキャラクターたちが登場します。

【巻別】『虐殺ハッピーエンド』のネタバレあらすじ

ここからは、物語の核心に迫る全巻のネタバレあらすじを、巻ごとに詳しく解説していきます。

序盤(1巻~2巻):終わらない1日と最初の殺人

主人公・草壁真琴の日常は、ある日突然終わりを告げます。妹・朱音の手術費のためにアルバイトに明け暮れていた彼に降りかかったのは、「1日1人殺さなければ、同じ日が永遠に繰り返される」という非情な呪いでした。

最初は半信半疑だった真琴ですが、ループする現実を前に絶望。愛する妹を救うという一心で、彼は最初の殺人を決意します。「どうせ殺すなら悪人を」——。そう考えた真琴は、通り魔をターゲットに選び、初めてその手を血に染めます。そして、時間は翌日へと進みました。

こうして真琴の“虐殺”の日々が始まります。妹のため、という大義名分を掲げながらも、彼の心は罪の意識と焦燥感で少しずつ蝕まれていくのでした。

中盤(3巻~5巻):エスカレートする犯行と狂気

殺人を重ねるうち、真琴の犯行は次第に大胆かつ巧妙になっていきます。警察の捜査の手が迫る中、彼は証拠隠滅やアリバイ工作を駆使し、完全犯罪を目指すようになります。

しかし、それは同時に彼の精神が壊れていく過程でもありました。「妹のためなら誰でもいい」という考えに支配され始め、ターゲットの選別は無差別的になり、倫理のタガが外れていきます。彼の周囲で頻発する不審死に、友人や警察は疑いの目を向け始め、真琴は徐々に孤立。彼の内面は、目的のためなら手段を選ばない冷酷な殺人鬼へと変貌していくのです。

クライマックス(6巻~7巻):呪いの真相と家族の秘密

物語が大きく動くのがこの中盤以降です。真琴は、自分にかけられた呪いが、単なる超常現象ではないことに気づき始めます。彼の過去や家族にまつわる衝撃的な事実が次々と明らかになり、物語は予測不能な方向へ。

特に、真琴の母親にまつわるエピソードは、彼の犯行動機そのものを根底から揺るがす重大な転機となります。妹を救うという純粋な願いの裏に隠されていた、歪んだ家族の愛と秘密。呪いの背後に存在する“何者か”の影がちらつき始め、真琴は自らの手で真相を暴くべく、危険な賭けに出ます。

終盤・最終巻(8巻):衝撃の結末と「ハッピーエンド」の意味

ついに、真琴は呪いの核心へとたどり着きます。彼をこの地獄に突き落とした存在の正体、そして「タイムリープ」の驚くべきカラクリが明かされます。それは、人の命と倫理をもてあそぶ、あまりにも残酷で大規模な計画でした。

すべての真相を知った真琴が下す、最後の選択とは——。

物語の結末は、読者の予想を裏切る形で訪れます。タイトルに冠された『虐殺ハッピーエンド』が、一体誰にとっての「ハッピーエンド」だったのか。その答えは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。単純な救いや絶望では終わらない、深く心に突き刺さるラストがあなたを待っています。

この衝撃の結末を、今すぐ体験してみませんか?

『虐殺ハッピーエンド』の考察ポイント

本作は、読後に様々な考察を呼び起こす要素が散りばめられています。

タイムリープの正体とは?

物語の根幹をなす「タイムリープ」。これは本当に超自然的な呪いなのでしょうか? 作中では、ある組織による「実験」の可能性が示唆されます。真琴がただの被験体だったとすれば、彼の苦悩や選択はすべて仕組まれたものだったのかもしれません。この非人道的な計画の目的とは何だったのか、考察が深まるポイントです。

タイトルの皮肉な意味

『虐殺ハッピーエンド』というタイトルは非常に皮肉的です。真琴は妹を救うというハッピーエンドのために虐殺を続けますが、その行為は彼自身を不幸へと追いやります。最終的に訪れる結末は、誰かにとっては幸福でも、他の誰かにとっては悲劇かもしれない。このタイトルは、幸福の相対性と、目的のために手段を正当化することの危うさを問いかけているのです。

『虐殺ハッピーエンド』はどこで読める?

『虐殺ハッピーエンド』は、全8巻が完結済みで、各電子書籍ストアで配信されています。

特におすすめなのが、国内最大級の品揃えを誇る「コミックシーモア」です。

コミックシーモアなら、お得なクーポンやキャンペーンを利用して、全巻まとめて購入することも可能。さらに、無料の試し読みも充実しているので、作画の雰囲気や序盤の展開を気軽にチェックできます。

まだ読んだことがない方は、ぜひこの機会に、コミックシーモアで衝撃の世界に足を踏み入れてみてください!

スピンオフ『虐殺ハッピーエンド~蒼の章~』とは?

本編の完結後、新たな主人公を迎えたスピンオフ作品『虐殺ハッピーエンド~蒼の章~』が連載されています。こちらも同じく「1日1人殺さないと時間がループする」呪いをテーマにしていますが、本編とは異なる視点から物語が描かれており、新たな謎と恐怖が渦巻いています。

本編を読み終えた方は、こちらの『蒼の章』もチェックしてみてはいかがでしょうか。

よくある質問(FAQ)

Q. 『虐殺ハッピーエンド』は打ち切りになったの?

A. いいえ、打ち切りではありません。物語は全8巻で綺麗に完結しています。伏線もしっかり回収されており、最後まで読み応えのある作品です。

Q. グロテスクな表現は多い?

A. はい、殺人シーンが描かれるため、暴力的な描写やグロテスクな表現が含まれます。刺激の強い描写が苦手な方はご注意ください。

まとめ

『虐殺ハッピーエンド』は、単なるグロテスクなサスペンス漫画ではありません。愛する人を守るためなら、人はどこまで非情になれるのか——。そんな普遍的かつ究極のテーマを、タイムリープという設定を通して描いた傑作です。

主人公・真琴が辿る壮絶な運命と、あなたの倫理観を揺さぶる衝撃の結末は、一度読んだら忘れられない体験となるでしょう。

少しでも気になった方は、ぜひコミックシーモアで手に取ってみてください。後悔はさせません。