「デキる女のオーラがすごい…でも仕事は驚くほどできない!」
はんざき朝未先生が描く大人気お仕事コメディ『無能の鷹』。見た目は完璧なキャリアウーマンなのに中身はポンコツな主人公・鷹野ツメ子と、気弱だけど実は超有能な同期・鶸田道人の凸凹バディが、なぜか次々と奇跡を起こす物語です。
2024年にはドラマ化もされ、その人気はますます加速しています。
この記事では、原作漫画『無能の鷹』の第1話から最終話である第33話までのあらすじを、重要なポイントを押さえながら徹底的にネタバレ解説します。
※この記事は原作漫画の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
物語の結末が気になる方、ドラマとの違いを知りたい方は、ぜひ最後までお付き合いください!
作品概要と配信状況
『無能の鷹』は、講談社の漫画雑誌『Kiss』で連載されていた、はんざき朝未先生による作品です。
物語はすでに完結しており、コミックシーモアでは最終話にあたる第33話まで配信中です。単話版と単行本版の両方で楽しむことができます。今から一気に最終話まで読み進められるのが嬉しいポイントですね。
- 作者:はんざき朝未
- 掲載誌:Kiss(講談社)
- 完結状況:全33話(完結済み)
登場人物
『無能の鷹』の魅力を語る上で欠かせない、個性豊かな主要キャラクターをご紹介します。
鷹野 ツメ子(たかの つめこ)
本作の主人公。スーツを着こなし、自信に満ち溢れた佇まいは、誰もが認める「デキる女」。しかしその実態は、パソコンの電源も入れられないほどの驚異的な無能。ただし、その不思議なオーラと予測不能な言動が、なぜかクライアントの心を掴み、困難な案件を成功に導きます。
鶸田 道人(ひわだ みちと)
もう一人の主人公。気弱でオドオドした性格から、周囲に「無能」と思われがちですが、実は非常に優秀な逸材。入社以来、鷹野の巻き起こすトラブルを陰で完璧にフォローし続ける苦労人です。鷹野の唯一無二の理解者であり、最高のバディでもあります。
会社の同僚たち
鷹野と鶸田が所属するITコンサル企業「タロン」には、朱雀部長や雉谷、鳩山など、個性的な上司や同僚たちがたくさん登場します。彼らが鷹野の無能っぷりに振り回されながらも、次第に彼女の不思議な力に魅了されていく様子も見どころの一つです。
【ネタバレ】第1話〜第10話 概要|伝説の始まり
物語は、鷹野と鶸田が就職活動の会場で出会う場面から始まります。圧倒的な「できる人オーラ」を放つ鷹野に気圧されつつも、なぜか惹かれてしまう鶸田。二人は運命的に同じ会社「タロン」に入社します。
入社後、鷹野の「無能」っぷりが次々と明らかに。コピー機の使い方が分からず、パソコンのスキルは皆無。電話応対もめちゃくちゃです。しかし、彼女が起こすトラブルや、常識外れな発言が、なぜか硬直した商談の空気を和ませ、クライアントの心を動かすきっかけになります。
一方、鶸田は持ち前の優秀さで鷹野の尻拭いに奔走。鷹野が「デキる鷹」として社内で評価される裏には、常に鶸田の完璧なサポートがありました。この序盤のエピソードを通じて、「鷹野のオーラ」と「鶸田の実務能力」という、二人が最強のバディである理由が描かれていきます。
【ネタバレ】第11話〜第20話 概要|深まる絆と人間ドラマ
物語の中盤では、鷹野と鶸田のコンビはさらに多くの難題に挑みます。気難しいクライアントや、一筋縄ではいかない社内の人間関係など、ギャグ要素だけでなく、リアルな職場ドラマとしての深みが増していきます。
鷹野の突飛な行動は相変わらずですが、それが結果的にチームの危機を救ったり、同僚の悩みを解決するきっかけになったりします。彼女の存在は、もはや「ただの無能」ではなく、チームの雰囲気を変える触媒のような役割を担い始めます。
この頃になると、鶸田も鷹野の扱い方をマスターし、彼女の「オーラ」を最大限に活かす戦略を立てるようになります。鷹野を信じ、支え続ける鶸田の姿は、読者の胸を熱くさせます。二人の間には、単なる同僚以上の強い絆が育まれていくのです。
【ネタバレ】第21話〜第33話(最終回) 概要と結末解説
物語は最終局面へ。鷹野と鶸田のコンビは、スーパーロボット開発という社運を賭けた巨大プロジェクトに挑むことになります。外部からも注目されるこの案件で、鷹野の「無能パワー」はかつてないほどの奇跡を呼び起こします。
その活躍がきっかけで、なんと鷹野に海外企業からのヘッドハンティングの話が舞い込みます。鷹野が会社を去るかもしれない――。この事実に、鶸田をはじめとするタロンの社員たちは大きく動揺します。
そして迎える第33話、最終回。
鷹野は大きな決断を下し、物語は一つの区切りを迎えます。彼女が選んだ道とは? そして、鷹野を失った(?)タロンと鶸田に訪れる変化とは…?
はんざき朝未先生が描くラストは、まさに『無能の鷹』らしい、笑いと少しの感動(!?)に満ちたもの。鷹野と鶸田、二人の関係が最終的にどうなるのか、ぜひご自身の目で見届けてください。
原作とドラマの違い
2024年に放送されたドラマ版『無能の鷹』も大きな話題となりました。ドラマは原作の魅力を活かしつつ、エピソードの順番を入れ替えたり、オリジナルの展開を加えたりしています。
- エピソードの構成:ドラマでは、よりテンポよく見せるために、原作の複数のエピソードが1話にまとめられていることがあります。
- キャラクターの掘り下げ:ドラマオリジナルのシーンで、原作では描かれなかったキャラクターの心情が表現されている部分もあります。
ドラマから『無能の鷹』を知った方も、原作を読むことで、より深くキャラクターの魅力を知ることができます。特に、原作で描かれる細やかなギャグや、鷹野と鶸田の心の機微は必見です。
読了の感想とおすすめポイント
『無能の鷹』は、ただのドタバタお仕事コメディではありません。
「有能/無能」とは何か? 人の価値はスキルだけで決まるのか? そんな深いテーマを、笑いと共に問いかけてくる作品です。鷹野のようにはなれなくても、彼女の「気にしない力」には勇気をもらえますし、鶸田のように誰かを支えることの尊さも感じられます。
ネタバレを読んでも、実際に漫画を読むと、その面白さは何倍にもなります。鷹野の絶妙な表情や、鶸田の心のツッコミなど、漫画ならではの表現は最高です!
この記事を読んで少しでも興味が湧いた方は、ぜひ原作を手に取ってみてください。鷹野と鶸田が巻き起こす奇跡の数々を、今すぐ体験してみませんか?
Q&A(よくある疑問)
『無能の鷹』に関する、読者からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 最終回で鷹野と鸕田は恋愛関係になりますか?
A. 二人の関係は、恋愛を超えた唯一無二の「バディ」として描かれています。最終回でその関係性がどう着地するのかは、最大の読みどころの一つです。ぜひ本編でご確認ください。
Q. 鷹野は最後まで無能のままですか?
A. 彼女の根本的な「仕事のできなさ」は変わりません。しかし、物語を通して彼女は自分なりのやり方で会社に貢献し、成長していきます。その姿が本作の大きな魅力です。
Q. 続編の可能性はありますか?
A. 2025年11月現在、公式な続編の情報はありません。しかし、物語は綺麗に完結しており、読後感は非常にスッキリしています。


