彼の香りと私の匂い【ネタバレ】全話まとめ｜1話〜最新(story64)の流れを時系列で解説

【ネタバレ注意】この記事は、広田奈都美先生の漫画『彼の香りと私の匂い』の第1話から最新話（story64）までの重大なネタバレを含みます。まだ読んでいない方は、読む前に物語の結末を知ってしまう可能性がありますのでご注意ください。

この記事の要点まとめ（TL;DR）

『彼の香りと私の匂い』は、匂いフェチの主人公・みどりが、憧れの先輩・黒木、同期の白川、そして黒木の過去の女性・香との間で繰り広げる、予測不能な大人の恋愛模様を描いた物語です。単純なラブコメかと思いきや、結婚、不倫、離婚、妊娠、そして再生といったリアルでヘビーなテーマに深く切り込んでいきます。2025年11月現在、コミックシーモアで最新16巻（story64）まで配信中です。

『彼の香りと私の匂い』とは？作品概要
【時系列】彼の香りと私の匂い全話ネタバレあらすじ
【必読】物語の重要回・ターニングポイント5選
主要登場人物と関係性の変化
最終回はどうなる？結末の考察と今後の見どころ
『彼の香りと私の匂い』はどこで読める？お得な方法も紹介
よくある質問（FAQ）
まとめ

『彼の香りと私の匂い』とは？作品概要

『彼の香りと私の匂い』は、白泉社の電子コミックレーベル「Love Silky」で連載中の、広田奈都美先生による人気女性漫画です。「匂い」という少しマニアックなフェチズムをきっかけに、複雑に絡み合う男女4人の関係性をリアルかつ繊細に描いています。

作者: 広田奈都美
レーベル: Love Silky（白泉社）
配信状況: 2025年11月現在、16巻（story64）まで配信中

ドキドキする恋愛描写だけでなく、仕事、人生の選択、そして「本当の幸せとは何か？」を問いかける深い物語が、多くの読者の心を掴んでいます。

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【時系列】彼の香りと私の匂い全話ネタバレあらすじ

物語はどこで大きく動いたのか？第1話から最新話までの流れを、物語のターニングポイントとなった巻ごとに区切って解説します。

第1巻（story1〜4）：出会いと三角関係のはじまり

主人公のみどりは、高校時代から憧れていた黒木先輩の「匂い」が忘れられず、彼を追いかけて同じ会社に就職。職場でこっそり黒木のジャケットの匂いを嗅いでいるところを本人に見つかってしまうという、衝撃的な再会を果たします。一方、同期の白川は、そんなみどりの変わった一面に興味を持ち、何かとちょっかいを出してくる存在。ここから、甘く危険な三角関係の歯車がゆっくりと回り始めます。

第2巻〜第4巻（story5〜16）：縮まる距離と、見えない影

黒木との距離が少しずつ縮まり、有頂天になるみどり。しかし、仕事上のトラブルや些細なすれ違いが、彼女の心を揺さぶります。白川は、みどりが黒木に向ける一途な想いを知りながらも、嫉妬と独占欲を隠さず、強引に彼女に迫るシーンも。この時期は、3人の関係性がじっくりと描かれ、後の大きな波乱に向けた伏線が散りばめられています。

第5巻（story17〜20）：衝撃の展開！突然の結婚

物語が大きく動くのがこの第5巻です。なんと、みどりは黒木と結婚することを決意します。あまりにも急な展開に、白川は激しく動揺し、精神的に追い詰められていきます。「憧れの先輩との結婚」という夢のような現実を手に入れたみどりですが、この決断が、彼女を更なる渦中へと引きずり込むことになるのです。

第6巻〜第9巻（story21〜36）：結婚生活の綻びと「香」の存在

幸せな結婚生活が始まるかと思いきや、黒木の不可解な行動や過去の影が、みどりの心に少しずつ疑念を生じさせます。そして、ついに黒木の過去に深く関わる女性、香（かおり）の存在が明らかに。黒木が長年抱えてきた秘密と、香との複雑な関係が徐々に暴かれ、みどりと黒木の結婚生活に暗い影を落としていきます。

第10巻〜第11巻（story37〜44）：裏切りの発覚、そして決別へ

物語はクライマックスへ。黒木が香と5年にもわたって不倫関係にあったという、残酷な事実がすべて明らかになります。信じていた夫の裏切りに、みどりの心は完全に砕け散ります。悩み、苦しんだ末、みどりは黒木との関係に終止符を打つことを決意。黒木から渡された離婚届は、二人の関係が完全に終わったことを示す、あまりにも悲しい証明でした。

第12巻〜第13巻（story45〜52）：再生の物語と、新たな関係の深化

離婚を経て、どん底から這い上がろうとするみどり。そんな彼女を精神的に支えたのは、ずっとそばで見守り続けてきた白川でした。黒木との過去を乗り越え、自分の人生を歩き始めたみどりは、白川との関係をゆっくりと育んでいきます。それぞれの登場人物が過去と向き合い、新たな一歩を踏み出す「再生」の章です。

第14巻（story53〜56）：新たな波紋を呼ぶ「香の妊娠」

平穏が訪れたかのように見えた物語に、再び衝撃が走ります。なんと、香の妊娠が発覚。父親は誰なのか、黒木はこの事実とどう向き合うのか。そして、白川との新しい生活を築こうとしていたみどりは、この予期せぬ出来事に複雑な感情を抱きます。断ち切ったはずの過去の因縁が、再び彼らを結びつけようとします。

第15巻〜第16巻（story57〜64）：最新話までの展開と、終わらない物語

香は無事に出産し、黒木は父親としての責任を果たそうとします。しかし、彼らを待っていたのは、幸せなだけの日々ではありませんでした。黒木の心を完全に打ち砕くような、ある悲劇的な出来事が起こります。その詳細については、ぜひ本編で確かめていただきたいのですが、この事件がきっかけで、登場人物たちの関係は再び大きく揺れ動きます。

みどりは、夫となった白川との関係に摩擦が生じることを覚悟の上で、絶望する黒木を放っておけず、手を差し伸べてしまうのです。「夫婦とは？」「愛とは？」「本当の思いやりとは何か？」…物語は最終局面に向けて、より深く、より切ない問いを私たちに投げかけています。

【必読】物語の重要回・ターニングポイント5選

全話読む時間がない！という方のために、物語の「ここだけは読んでほしい！」という重要な転換点を5つピックアップしました。

story17〜20（5巻）：みどりと黒木の電撃結婚。物語の前提が覆る衝撃回。
story41〜44（11巻）：黒木の裏切りが全て発覚し、離婚に至るまで。最も心が痛む展開。
story53（14巻）：香の妊娠が発覚。新たな波乱の幕開け。
黒木の過去回想：黒木がなぜ香との関係を断ち切れなかったのかが描かれる重要なエピソード。
story61〜（16巻）：黒木を襲う悲劇。最新の物語の起点となる必読回。

特に衝撃的な展開が続く11巻あたりは、この作品の核心に触れる部分なので、ぜひ読んでみてください。

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主要登場人物と関係性の変化

複雑に絡み合う4人の関係性を整理してみましょう。

みどり：本作の主人公。匂いフェチで、一度好きになると猪突猛進なタイプ。黒木との結婚と離婚を経て、人間的に大きく成長し、白川と新たな関係を築く。
黒木：みどりの憧れの先輩。優柔不断で過去を引きずる面があり、みどりと香の間で揺れ動く。物語が進むにつれて、彼の抱える弱さや苦悩が描かれていく。
白川（サトル）：みどりの同期。最初は軽い男に見えたが、実は一途で愛情深い。みどりが最も辛い時期に寄り添い、彼女の心を救うキーパーソン。
香（かおり）：黒木の元カノであり、長年の不倫相手。どこか儚げで、放っておけない魅力を持つ女性。彼女の存在が、物語全体を大きく動かしていく。

当初は「みどり→黒木←白川」という単純な三角関係でしたが、現在は「（みどり⇔白川）」と「（黒木⇔香）」という2つのカップルが、過去の因縁によって複雑に絡み合う四角関係へと変化しています。

最終回はどうなる？結末の考察と今後の見どころ

2025年11月現在、『彼の香りと私の匂い』はまだ完結していません。

最新の展開では、みどりは白川と、黒木は香とそれぞれの道を歩んでいるように見えましたが、黒木を襲った悲劇によって、再び4人の運命が交錯し始めています。みどりは白川という大切なパートナーがいながらも、かつて愛した黒木を見捨てることができません。この選択が、今後の物語にどのような影響を与えるのでしょうか。

「一度壊れた関係は元に戻らないのか？」
「本当の幸せはどこにあるのか？」

物語は、登場人物たちを通して、私たち読者にも答えのない問いを投げかけ続けています。ハッピーエンドなのか、それとも誰もが少しの痛みを抱えたまま生きていくビターな結末を迎えるのか。最後まで目が離せません。