【注意】この記事には、ライトノベル『蜘蛛ですが、なにか?』の最終巻までの重大なネタバレが含まれています。アニメや漫画の続きが気になる方、物語の全体像を把握したい方に向けて執筆していますが、未読の方はご自身の判断でお読みください。
この記事でわかること
『蜘蛛ですが、なにか?』の壮大な物語について、こんな疑問を持っていませんか?
- アニメの続きはどうなるの?
- 原作ライトノベルはどんな結末を迎えるの?
- 主人公「私」は最終的にどうなるの?
- 物語の黒幕や世界の謎について知りたい!
この記事では、そんなあなたの知りたい情報を、原作ライトノベル最終16巻までの流れを時系列で追いながら、わかりやすく解説していきます。最弱の蜘蛛から始まった物語が、どのように世界の運命を揺るがす壮大な戦いへと発展していくのか、その全貌に迫ります。
『蜘蛛ですが、なにか?』とは?基本情報をサクッと紹介
『蜘蛛ですが、なにか?』は、馬場翁先生による大人気ライトノベルです。イラストは輝竜司先生が担当しています。女子高生だった主人公が、ある日突然、異世界のダンジョンで最弱モンスターの「蜘蛛」に転生してしまうという衝撃的な幕開けから物語は始まります。
アニメ化もされ、その独特の世界観と主人公の軽快な一人語りが大きな話題を呼びました。原作ライトノベルは全16巻で既に完結しており、壮大な物語の結末まで一気に楽しむことができます。
主要登場人物
- 私(蜘蛛子/白)
本作の主人公。日本の女子高生だったが、異世界で蜘蛛の魔物に転生。非常にポジティブかつ図太い神経の持ち主で、スキルと知恵を駆使して過酷なダンジョンを生き抜いていく。 - アリエル
現存する最古の魔王。圧倒的な力を持つ存在であり、物語の鍵を握る重要人物。主人公と深く関わっていくことになる。 - ソフィア・ケレン
主人公と同じく、日本の高校からの転生者。吸血鬼(真祖)として生まれ、物語の人間側・魔族側の両方で重要な役割を担う。 - シュレイン・ザガン・アナレイト(シュン)
アナレイト王国の第四王子で、転生者の一人。前世では山田俊介という名前だった。勇者の称号を受け継ぎ、人間側の視点から物語を動かしていく。
物語の全体像を3分で解説!壮大なストーリーの流れ
『蜘蛛ですが、なにか?』の物語は、大きく4つのフェーズに分けることができます。最初は小さな蜘蛛のサバイバル劇ですが、次第に世界の謎に迫る壮大な物語へとスケールアップしていきます。
- 【ダンジョン編】最弱からのサバイバル
物語の序盤。最弱の蜘蛛として生まれた主人公が、巨大な迷宮で生き残るために知恵とスキルを総動員して戦うサバイバルパート。 - 【人間世界編】二つの視点が交差する群像劇
迷宮を脱出した主人公が人間社会と接触。同時に、勇者シュンをはじめとする他の転生者たちの視点も描かれ、物語に深みが増していく。 - 【戦争・神格化編】世界の真相への接近
魔族と人類の戦争が激化する中、主人公は世界のシステムそのものに干渉するほどの力を手に入れ、「神」へと至る道を歩み始める。 - 【最終決戦編】星の運命を賭けた戦い
物語のクライマックス。世界の管理者「D」が仕掛けた最終目的が明らかになり、主人公たちは星の存亡を賭けた最後の戦いに挑む。
【ネタバレ】物語の時系列あらすじ(第1話~最終16巻)
ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。原作の壮大なストーリーを、時系列に沿って見ていきましょう。
序盤:最弱蜘蛛のサバイバル生活
物語は、主人公「私」が巨大迷宮「エルロー大迷宮」で小さな蜘蛛として目覚めるところから始まります。周囲は格上の魔物だらけ。生き残るため、「私」は蜘蛛の糸を駆使し、毒を武器にし、時にはゲテモノを食べながら必死にレベルアップしていきます。
スキル「並列意思」を習得し、自分の中に複数の思考担当(情報担当、魔法担当など)を生み出して効率的に戦うなど、ユニークな戦術で幾多の死線を乗り越えていく姿は、本作の大きな魅力です。
やがて地龍アラバや火龍といった圧倒的な強敵との死闘を経て、「私」は上位種である「アラクネ」へと進化。上半身が人間、下半身が蜘蛛という姿を手に入れ、迷宮からの脱出を目指します。
中盤:迷宮脱出と人間社会との接触
ついに迷宮を脱出した「私」は、外の世界で人間や魔族の争いに巻き込まれていきます。この頃から、勇者シュンをはじめとする他の転生者たちの視点が本格的に描かれ始め、蜘蛛である「私」の行動が、彼らの知らないところで世界の歴史を大きく動かしていたことが明らかになります。
特に、魔王アリエルとの出会いは大きな転機となります。最初は敵対したものの、数々の出来事を経て、二人の間には奇妙な絆が芽生え、共に行動することになります。この過程で、「私」は「白」という名前で呼ばれるようになります。
終盤:世界の真相と神格化
物語は、単なる異世界転生譚から、星のシステムを巡るSF的なスケールへと発展します。この世界は「システム」と呼ばれる絶対的なルールによって管理されており、スキルやステータスもその一部であることが判明。そして、そのシステムを作ったのが、「管理者D」という存在であることが示唆されます。
「白」は、システムの根幹に関わるほどの膨大なエネルギーを手に入れ、ついに「神」の領域へと足を踏み入れます。しかし、それはシステムからの離脱を意味し、これまで頼ってきたスキルを失うという大きな代償を伴うものでした。
最終決戦:世界の運命を賭けた戦い【最終16巻】
世界の管理者Dは、崩壊寸前の星を救うため、人類に非情な選択を迫る「ワールドクエスト」を発動。これが物語の最終決戦の引き金となります。
白と魔王アリエル、そしてかつてのクラスメイトたちは、それぞれの正義と想いを胸に、世界の運命を左右する戦いへと身を投じます。誰が味方で誰が敵なのか。仲間との共闘、予期せぬ裏切り、そして大きな犠牲――。
全ての伏線が収束し、衝撃の真実が明かされるクライマックスは圧巻です。最弱の蜘蛛として生まれた少女が、最後にどのような選択をし、どんな結末を迎えるのか。ぜひ、ご自身の目で見届けてください。
アニメはどこまで? 原作との違いも解説
2021年に放送されたアニメ版は、原作ライトノベルの5巻あたりまでの内容を再構成して描いています。
アニメでは「私」のサバイバルパートと、人間側の転生者たちの学園パートが交互に描かれましたが、原作では時系列がより複雑に絡み合っています。アニメで省略された伏線やキャラクターの心情描写も多く、原作を読むことで物語の深みが何倍にも増します。
特に、世界のシステムや管理者Dに関する核心的な謎は、原作6巻以降で本格的に明かされていきます。アニメの続きが気になる方は、ぜひライトノベルの6巻から読み進めることをおすすめします。
(※2025年11月現在、アニメ2期の正式な制作発表はありません)
『蜘蛛ですが、なにか?』をお得に読む方法
壮大な物語の結末が気になった方は、電子書籍で一気読みするのがおすすめです。特に「コミックシーモア」なら、お得なクーポンやキャンペーンを利用して、原作ライトノベル全16巻やコミカライズ版をお得に購入できます。
まずは無料の試し読みで、作品の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
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よくある質問(FAQ)
- Q:原作は完結していますか?
- A:はい、原作ライトノベルは2022年1月に発売された16巻で完結しています。物語の結末まですべて読むことができます。
- Q:漫画版はどこまで進んでいますか?
- A:漫画版は現在も連載が続いており、原作のストーリーを追いかけている最中です。ライトノベルとはまた違った、コミカルで迫力ある描写が魅力です。
まとめ:予測不能な展開から目が離せない傑作!
『蜘蛛ですが、なにか?』は、序盤のコミカルなサバイバル劇から、次第に世界の謎に迫るシリアスで壮大な物語へと進化していく、唯一無二の作品です。
最弱の蜘蛛が知恵と根性で成り上がり、やがて星の運命を背負うことになる――。その予測不能な展開に、一度読み始めたら止まらなくなること間違いありません。
アニメで興味を持った方も、この記事で結末が気になった方も、ぜひこの機会に原作ライトノベルを手に取ってみてください。きっと、あなたを夢中にさせる物語が待っています。


